第377号川連城 | 城新聞

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-Japanese castle press-
Trying to find dreams are more precious!
I walk to the horizon and there I find another,
It all seems so surprising and then I find that I know.

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1467年~1469年に川連仲利によって築かれたといわれています。 川連氏は出羽国雄勝郡川連発祥で小野寺氏の一族と伝えられています。1563年、皆川俊宗によって占領され皆川城の支城となり、その際に改築され複廓式の平城で東西380m、南北500mの大規模な城になったといわれています。1578年城主川連仲重の時には、佐野氏の家臣粟野城の平野久国と戦って敗れ、一時平野氏の居城となりましたが、再び皆川氏の手に戻ったとそうです。川連城がある地は、皆川氏と佐野氏の領地が接する重要な地点であり、そのために幾度も争奪戦が繰り広げらたそうです。1590年に豊臣秀吉が後北条氏の討伐に乗り出すと、皆川城は豊臣の軍勢に攻め落とされ、川連城も同時に廃城となりました。

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現在は城跡である事をうかがわせるものはなく、民家の前に立て看板と石碑が建てられているだけで、隣が川連天満宮となっています。

【近隣の高校】

栃木県立栃木翔南高等学校
2006年4月1日に栃木県立栃木南高等学校、藤岡高等学校を統合した学校です。統合という形をとっていますが、栃木南の校舎を使用し、事実上、栃木南をベースとした校風となっています。国際理解教育を特徴とし、交換留学、国際コースが設置されています。またクラブ活動が盛んで、1999年の野球部の夏の甲子園出場のほか、弓道、音楽、フェンシング、ウェイトリフティング等が著名です。校庭が広く陸上部、ラグビー部、サッカー部、野球部の同時練習が可能で、さらに弓道場、プール、武道場、体育館と充実した設備は、600人規模の公立学校としては全国でもトップクラスだと思います。