身代わり忠臣蔵 | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

先日の火曜日。イオンシネマ広島で『身代わり忠臣蔵』を観た。

 

 

 

リベンジモノの古典というべき「忠臣蔵」を題材にした東映京都製作による時代劇コメディで、『映画 鈴木先生』(2013)の河合勇人監督が撮った。

 

厄介払い同然に仏門に行っていたが、寺の生活に馴染めず飛び出し、飲まず食わずの乞食になり下がっていた吉良上野介の弟・吉良孝証が主人公。ある日松の廊下での刀傷沙汰によって上野介が瀕死となり、孝証は兄の替え玉をするハメになる。ひょんなことから浅野藩の家老・大石内蔵助と出会い意気投合して、2人で密かに命がけの討ち入り計画を企てる大胆な解釈がなされた設定で、トンデモないモノでラグビーするシーンがあったり、結構ブッ飛んでいた。ムロツヨシが孝証と上野介の二役を演じていて、大石役を永山瑛太が演じた。

 

兄に成りすました孝証が地元で民達に寄り添った政策を実施するシーンがあったが、これは吉良上野介が地元では名君だった説をこういう形で拾ったかと思ったね。そういや昔日本テレビで放映されていた人物教養バラエティ番組『知ってるつもり?!』で吉良上野介がテーマになった時、この地元名君説を取り上げてましたな。

 

ただ期待し過ぎたせいなのか、正直物足りなかったというか、なんか惜しいな思った。

 

それにしても本作のナレーションに森七菜を起用していたのは意表を突いたばかりか、結構よかった。因みに新海誠監督『天気の子』(2019)でアニメ声優経験あり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Ameba映画部