おはようございます
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
今回の記事は。
お稲荷さんには。
油揚げをお供えしますが
それは、なぜなのかについてです。
お稲荷さんと言えば、
狐の好物は「お揚げ」だからでしょ
と思われがちですが。
実は、
芋類が好物なのです
それなのに、
油揚げが供えられるようになったのは
お稲荷さんは、
五穀豊穣の神様で
その起源は、
天照大神の食事係である豊受大神、
倉稲魂神(うがのみたまのかみ)です
(豊受大神と倉稲魂神は
古事記では
別個の神になっていますが、
穀物神というのは共通しています)
「食べることに困りませんように」との願いで、
稲の豊作を願う意味で、
「食」は、
「医」に通じるということで、
健康の神様にもなっていったのです。
揚げは、
大豆で出来ています。
大豆は非常に栄養価の高い
食べ物の代表なので
食べることの大切さを
心配りする意味で、
大豆に手を加えた油揚げが、
供えられるようになったのです
ただ、
神道では、
お米や野菜などを
生のまま、調理しないで供えるのが
一般的です。
それなら
大豆を生のまま供えれば
良いのではと思いますが
これは、昔。
祭式の授業で習ったことなのですが、
神様へのお供え物を
神饌には、
生の物をそのまま供える
生饌(なません)と、
調理した物を供える
熟饌(じゅくせん)とがあって
熟饌を供える方が
神様に丁寧だとされていて、
大きなお祭りでは、
生饌と熟饌の両方を
お供えすることがあるのです。
栄養価の高い大豆に手をかけて、
油揚げをお供えすることは、
神様に礼を尽くすという
意味になるのです
参考記事
それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございました
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