こんにちは～
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日もお忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
関西には、
「十二月十二日」と記した
お札（ふだ）を
玄関などに
「逆さ」に貼るという
奇妙な風習があります
京都を中心に、
奈良や
西日本の各地に
伝えられていて、
「泥棒（どろぼう）除け」になるのだそうです。
なぜ、
「十二月十二日」なのか
は、
実はこの日は
天下の大泥棒の
石川五右衛門の命日と
されているのです
これは、
「天下の大泥棒の
命日くらい、
泥棒家業を休んで、
おとなしくしていなさい
」と、
泥棒に伝える
霊的な意味なのだそうです
ただし、
石川五右衛門の命日は
１２月１３日だとする説や
１２月１２日は、
誕生日だとする
説もあります。
五右衛門は、
安土桃山時代の
大盗賊で、
京都三条河原で、
一族と共に、
釜煎（かまい）りの刑に処せられました
その辞世の句は、
「石川や
浜の真砂（まさご）は
尽くるとも
世に盗人（ぬすびと）の
種は尽きまじ」と
伝えられています
五右衛門は、
古い浄瑠璃や
江戸時代の本などでは、
遠州（せんしゅう）浜松の
真田八郎という
侍だったものの
お家騒動で追放されて、
石川五右衛門と改めて、
京に上ったとか、
伊賀上野の出身で、
忍者の弟子だったけれども
不義密通を働き、
京都に追放されて
石川五右衛門になったとか、
丹後（たんご）の山城に住んでいた
石川家の出で、
落城した後に
京都に出て、
石川五右衛門になったとか、
諸説が
伝えられています。
大盗賊でありながら、
庶民からは
人気があり、
歌舞伎、
浄瑠璃、
落語、
歴史小説、
時代劇、
映画やドラマなどで、
取り上げられ
続けてきました
それで、
「逆さ札」も
時代と共に
世の中に広まったのです。
さらには、
「十二月十二日生まれの人に
逆さ札を書いてもらうと
特に効き目があり、
盗難除けに最強の
お札になる」との
説もあります
札を「逆さ」に貼るのは、
天井から入る
泥棒が
読みやすいようにという
意味があります。
なお、
石川五右衛門の墓は
京都東山の
大雲院にあります。
参考記事
それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございました
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