こんにちは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
今日は、死後、幽霊にならないための生きているときの心の持ち方についてです
まず、心とは一体なんなのかと、いうと。
心は精神と霊魂に支えられていて。
一言で心と言っても、目に見えないのでなかなか分からないのですが、実は心が形成されるまでに色々な道筋があって。
おぎゃーと生まれた赤ちゃんに最初から心があるかというと、それは非常に疑問です
感情はあって、好きなものは好きで上機嫌、嫌いなものは嫌で不機嫌になります。
実は、本当に心のもとと言われるものが形成されるのは、生まれたばかりでなく、三歳位になってようやく構成されてくるのです
(生まれて一年目に天の気、二年目に地の気、三年めに人の気が人に入るのです)
三つ子の魂百までというように、三歳で心が形成を始めます
実は、心にとって精神というものは深い関わりがあり。又、心には霊魂というものが別の形で関わってきてもいます。
人間の持つ肉体は、引力を持っていて。
これは年令に関係なく、人間である以上必ず所有しています。
生まれたばかりの子供は、産着やお乳や、この世にあるものを吸収していきます
これにより、肉体と外界にあるものがつながるわけで。
これは、大きく言えば、宇宙と人間が融和している姿です
その融和の中で人間は、自然界のものを破壊しながら生きていて。
自然を破壊しながら、又一方で融和をしているのです
お釈迦さまが修行を終えてから仏の道を説かれて成熟期に向かわれたときの中に、華厳経というものがあります
この華厳経には、人間は自然のものを破壊しながらも融和しているという説明が出てきます。
そして、この融和というものは、肉体に引力があるからということなのです。
肉体が引力を持ち、生命維持にかかわるものを引きつけていくのですが、このときに実は目に見えないものも引きつけるわけです
肉体が生まれて、空気とか食べ物とか外界と融和しますが、これは自分を取り囲む目に見えない環境も入り込んで融和をするのです。
例えば、両親の愛で、愛は食べ物ではないので肉体にすぐどうこうというわけではありませんが、着実に入り込んでいきますし
両親だけでなく、祖父母の気、親の職業など、その人にかかわる人達の存在する気そのものがどんどん入り込むのです
生まれた子が弱ければ丈夫に育って欲しいという親たちの願いの気もあるでしょうし、生まれたこと自体の喜びの気、恨みの念も入ってくるのです。
その上に、犬や猫を飼っていたら、ペットの気が、又生まれた土地の気も入ってきます。海辺なら海、山間なら緑の気とかです
実は、この目に見えない色々な気の集まりが、魂の原型になるのです。
つまり、肉体によって引きつけられた有形無形の気は、有形は直接肉体形成に関わり、無形の部分は魂の形成につながっていくのです。
そして、魂は、色々な気を別々に区分けして所有しているのです
つまり、ひとつひとつに境目があるのです。
人間が、小さいときのことを覚えているのは、ほとんどの方が三歳以降の記憶です。
もし、この三歳以降に周囲からの気が、明るく善なものばかりだと、性格的に素直な子供になります。
しかし、周りからの気が、余り喜べないものばかりだと、当然性格が疑り深くなっていきます
親たちが喜びの気を持っていれば素直、悲しみとか恨みだとひねくれるのです。
ひねくれるとは、子供なのに、お菓子をもらったとしても、「何か裏があるのでは」と素直にいかなくなるのです
この魂を形成する気の集まりは、始めは独立していますが、時間と共に、その垣根がとれて一体になっていきます。
霊魂は色々人の気を受けた後、年令とともに膨れ上がっていくのです
すると、面白いことに。
肉体は生まれて成長し、果てはどんどん衰えていくのですが、魂は若いときの方が小さく、成長に伴って色々な人や物の気を受けることで大きくなっていき、魂が最大に大きくなるのは、死ぬ時が一番なのです
ところが、人間の肉体は死ぬ時一番衰えています。
年をとったら魂がふくらむのですから、本当は肉体の方も元気なのが良いのですが、魂と肉体は反対の動きをするのです。
実は、この肉体と魂の反対の動きが、人間の悩みになるところなのです
若いときは、肉体は元気なのに経験が足りない・・。年を取れば、経験は豊かなのに肉体が衰えていることが悩みになります。
さて、人間の肉体の成長に伴う魂の変化の中で、肉体の最後はどうなっていくかと言うと。
実は、肉体が死を迎えた段階で、魂も融和を止めてしまいます
魂がそこまで経験して境目なくふくらんできた気が、又境目ができて、もとの姿に戻るようになるのです。
肉体があるから、引力で色々な気を引きつけていたのですから、肉体がない以上、磁石に力がなくなったのと同じで魂の中味が、どんどん離れていくのです
そして、それは宇宙空間に消えていくのです
この気が全部なくなって、バラバラになるのに三年かかります。
誕生の時が、三つ子の魂百までと同じように、魂の分解に三年かかるわけです
この三年で分解すると言うのは、正常な場合です。
中には、この魂の融和が性格上、あるところで固くなっていることがあります。
本来、大らかな魂ならば三年で分離するのですが、嫌なこととか人を恨みたくなるようなことがあると凝縮がひどく、分離しなくなるのです
中にはとけるのに何百年もかかる場合があります。
と言っても、肉体がないわけですから、固まったまま宇宙空間をふわりふわりと浮いているのです。
魂というのは、楽しく人生を生きたものはすーっと消えていきますが、恨みを残した場合はなかなか消えません。
幽霊というのは、この魂の気が溶けにくい例です
幽霊にならないためには、生きているうちに大らかさを身に付けなければならないわけです
肉体の引力により、引き寄せられる気は、時間と共に膨らんでいくのですが、実は霊魂は二つの層に分かれていくのです。
生きている間は、色々な人や物と融和していくのですが、この融和が繰り返されるなかで、気が一部で圧縮していくのです。
魂というのは、外側は色々な気を受信するために大変やわらかいのですが、内側の芯の部分は大変固いのです。
実は、これが精神なのです。
又は、霊核ともいいます。
人生の中で魂が色々な世界との融和をし、芯が固くなればなるほど精神というものがしっかりしてくるということです
「精神がしっかりしている」という言葉がありますが、これは魂の芯がしっかりしているということなのです。
人間の精神のあり方は、職業や付き合う人で変わってきます。
それは、それぞれのところで魂がどのような気を吸収し、蓄積しているかの違いです。
いくつになっても、精神の脆い人は、魂が沢山の気を受けていない蓄積不足になっているのです
身内やほんの少数の人とだけ向き合っていて、外部の人は信用しない人達がよく精神不安定になりますが、これは人と会っていない証拠なのです
色々な人の気を受け、経験することで初めて精神が強くなるのです
大勢の人の上に立っている人は頑固だったりしますが、単に頑固なだけでなく、内側の精神が曲がらないのです。
これは、色々な人の気を受けるので自然に精神が強くなるのです。
ただ、この精神は年令と共に強くなるものではなく。
人との接触や経験の度合いによって、小さいときからしっかりとした精神もあれば、大人になるほど精神が細くなる場合があります
人生で、頑張って力んだときは、魂が凝縮しているので精神が強くなります。
受験勉強のときや事業家の起業のときなど、人生の修羅場を通過すると、魂がギュッと固まり、それが精神になります
この精神が太いほど、一つの家庭で言えば、しっかりした家風や伝統を作るわけです。
少しでも精神を強くしたい人は、何にでも接し、経験することが大切です
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました。
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