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平仮名(ひらがな)は日本語の表記に用いられる音節文字である

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平仮名

ひらがな
平仮名
類型: 音節文字
言語: 日本語、琉球語
時期: ~800年
親の文字体系: 漢字
→ 万葉仮名
→ ひらがな
平仮名
姉妹の文字体系: カタカナ, 変体仮名
Unicode範囲: U+3040-U+309F
ISO 15924 コード: Hira

平仮名(ひらがな)は日本語の表記に用いられる音節文字である。仮名の一種で、万葉仮名を起源として成立した。楷書ないし行書で表現される万葉仮名を、極度に草体化したものである。

目次 [非表示]
1 概要
2 平仮名の一覧
3 歴史
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク


概要 [編集]
現代の日本語で最も基本的な文字であり、主に次のような場面で用いられる。

文章の表記に用いる場合
仮名交文
音を示すことを目的とする場合
漢字の音(訓読み、振り仮名・ルビを参照)
和製漢字を含む漢字に、該当するものがない和語
日本語の初学者を対象とする、他の文字の代替
一般と異なる表記による効果を目的とする場合
書道の一分野である「かな」に用いる場合
太平洋戦争後、学習指導要領の制定により、日本の学校教育では平仮名が最初に教えられるようになっている。


平仮名の一覧 [編集]
それぞれ下の行に字源となる漢字を示す。

あ段 い段 う段 え段 お段
あ行 あ い う え お
安 以 宇 衣 於
か行 か き く け こ
加 幾 久 計 己
さ行 さ し す せ そ
左 之 寸 世 曽
た行 た ち つ て と
太 知 川 天 止
な行 な に ぬ ね の
奈 仁 奴 祢 乃
は行 は ひ ふ へ ほ
波 比 不 部 保
ま行 ま み む め も
末 美 武 女 毛
や行 や ゆ よ
也 由 与
ら行 ら り る れ ろ
良 利 留 礼 呂
わ行 わ ゐ ゑ を
和 為 恵 遠

「ゐ」「ゑ」は、現在歴史的仮名遣においてのみ用いられる。

歴史 [編集]

小学綴字篇
漢字からひらがなへの変化空海が平仮名を創作したという伝承があるが、これは俗説に過ぎない。平仮名の元となったのは、楷書ないし行書で表現される万葉仮名である。「あ」は「安」、「い」は「以」に由来するように、万葉仮名として使用されていた漢字の草体化が極まって、ついに元となる漢字の草書体から独立したものが平仮名と言える。

すでに8世紀末の正倉院文書には、字形や筆順の上で平安時代の平仮名と通じる、なかば草体化した万葉仮名が見られる。9世紀中頃の『藤原有年申文』(867年)や同時期の『智証大師病中言上艸書』などの文書類にも見られる、これら省略の進んだ草書の万葉仮名を、平仮名の前段階である草仮名(そうがな)と呼ぶ。宇多天皇宸翰『周易抄』(897年)では、訓注に草仮名を、傍訓に片仮名を、それぞれ使い分けており、この頃から平仮名が独立した文字体系として次第に意識されつつあったことが窺える。

9世紀後半から歌文の表記に用いられていた平仮名が、公的な文書に現れるのは、醍醐天皇の時代の勅撰和歌集である古今和歌集(905年)が最初である。その序文は漢文である真名序と平仮名で書かれた仮名序の二つが併記された。また935年頃に紀貫之が著した『土佐日記』について、後にその原本の最終帖を藤原定家が臨模したものが伝存しており、当時すでに後世の平仮名と同じ字体が用いられていたことを確認できる。951年の『醍醐寺五重塔天井板落書』になると、片仮名で記された和歌の一節を平仮名で書き換えており、この頃には平仮名は文字体系として完全に独立したものになっていたと考えられる。なお、平仮名という言葉が登場するのは16世紀以降のことであり、これは片仮名と区別するため、「普通の仮名」の意で呼ばれたものである。

貴族社会では女性或は私的な場で用いるものとされ、女流文学が平仮名で書かれた以外にも、和歌、消息などには性別を問わず平仮名を用いていた。そのため女手(おんなで)とも呼ばれた。

たとえば、平仮名による最初期の文学作品である紀貫之の作品『土佐日記』は、かつては作者が女性であるという前提に立って書かれているといわれていたが、2006年に筑波大学の小松英雄が行った検証によると、この日記は女性に仮託したものではなく、冒頭の一節は「漢字ではなく、仮名文字で書いてみよう」という表明を、仮名の特性を活かした技法で巧みに表現したものであるという。平仮名で書かれたものは、漢文のものより地位が低く見られていたが、中国との公的交流が絶えて長くなるにつれて、勅撰の和歌集に用いられるまでに進出した。

平仮名の異体字は、万葉仮名のそれと比べると遥かに少ない。平仮名による表現が頂点に達した平安時代末期の時点で、異体字の総数が約300種、そのうち個人が使用したのはおよそ100から200種ほどとされる。時代が下るにつれて字体は整理される傾向にあり、現代においては、一音一字の原則に従って、1900年の小学校令施行規則の第一号表に示された48種の字体だけが普及している。この時採用されなかった字体を指して変体仮名と呼ぶが、このような概念はそれまで存在しなかったものであり、1900年までは(現代の)平仮名も変体仮名も区別なく、「平仮名」として用いられていた。


参考文献 [編集]
江守賢治『字と書の歴史』日本習字普及協会、1967年(ISBN 481950004X)
小松茂美『かな その成立と変遷』岩波新書、1968年(ISBN 4004120977)

関連項目 [編集]
国語国字問題
万葉仮名
片仮名
ローマ字
五十音
いろは歌
中古日本語
変体仮名

外部リンク [編集]
ひらがなの漢字からの成り立ち動画 FLASH
ウィキメディア・コモンズには、平仮名に関連するマルチメディアがあります。"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E4%BB%AE%E5%90%8D " より作成
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【平家物語】


『■■■■』(へいけものがたり)は、■■■■に■■したと■われる、■■の■■と■■を■いた■■■■である。

■■の■・■■の■■■■の■■と■れた■■の■■、■■の■いから■■の■■を■ううちに、■■しはじめた■■■■たちと■たに■■した■■たちの■りなす■■■■を■■に■き■している。和漢混淆文で■かれた■■■■■であり、平易で流麗な■■として知られ、【「■■■■の■の■……」】の有名な書き出しをはじめとして、■く■■に膾炙している。



『平家物語』(へいけものがたり)は、鎌倉時代に成立したと思われる、平家の栄華と没落を描いた軍記物語である。

保元の乱・平治の乱勝利後の平家と敗れた源家の対照、源平の戦いから平家の滅亡を追ううちに、没落しはじめた平安貴族たちと新たに台頭した武士たちの織りなす人間模様を見事に描き出している。和漢混淆文で書かれた代表的作品であり、平易で流麗な名文として知られ、「祇園精舎の鐘の声……」の有名な書き出しをはじめとして、広く人口に膾炙している。


『平家物語』(へいけものがたり)は、鎌倉時代に成立したと思われる、平家の栄華と没落を描いた軍記物語である。

保元の乱・平治の乱勝利後の平家と敗れた源家の対照、源平の戦いから平家の滅亡を追ううちに、没落しはじめた平安貴族たちと新たに台頭した武士たちの織りなす人間模様を見事に描き出している。和漢混淆文で書かれた代表的作品であり、平易で流麗な名文として知られ、「祇園精舎の鐘の声……」の有名な書き出しをはじめとして、広く人口に膾炙している。


『平家物語』(へいけものがたり)は、鎌倉時代に成立したと思われる、平家の栄華と没落を描いた軍記物語である。

保元の乱・平治の乱勝利後の平家と敗れた源家の対照、源平の戦いから平家の滅亡を追ううちに、没落しはじめた平安貴族たちと新たに台頭した武士たちの織りなす人間模様を見事に描き出している。和漢混淆文で書かれた代表的作品であり、平易で流麗な名文として知られ、「祇園精舎の鐘の声……」の有名な書き出しをはじめとして、広く人口に膾炙している。


目次 [非表示]
1 概要
1.1 成り立ち
1.2 作者
2 諸本
2.1 語り本系
2.1.1 平曲
2.2 刊行本
2.3 読み本系
3 構成
4 関連項目
4.1 史料
4.2 古典
4.3 能
4.4 幸若舞
4.5 浄瑠璃・歌舞伎
4.6 近代の関連作品
4.7 その他
5 外部リンク


概要 [編集]

成り立ち [編集]
平家物語という題名は後年の呼称であり、当初は『保元物語』や『平治物語』と同様に、合戦が本格化した治承(元号)年間より『治承物語(じしょうものがたり)』と呼ばれていたと推測されているが、確証はない。

正確な成立時期は分かっていないものの、仁治元年(1240年)に藤原定家によって書写された『兵範記』(平信範の日記)の紙背文書に「治承物語六巻号平家候間、書写候也」とあるため、それ以前に成立したと考えられている。しかし、「治承物語」が現存の平家物語にあたるかという問題も残り、確実ということはできない。少なくとも延慶本の本奥書、延慶2年(1309年)以前には成立していたものと思われる。ただし、現存の延慶本が、そのまま奥書の時代の形をとどめているとは言えないというのが一般的見解である。


作者 [編集]
作者については古来多くの説がある。最古のものは吉田兼好の『徒然草』で、信濃前司行長(しなののぜんじ ゆきなが)なる人物が平家物語の作者であり、生仏(しょうぶつ)という盲目の音楽家に教えて語らせたと記されている。

「後鳥羽院の御時、信濃前司行長稽古の譽ありけるが(中略)この行長入道平家物語を作りて、生佛といひける盲目に教へて語らせけり。」(徒然草226段)

その他にも、生仏が東国出身であったので、武士のことや戦の話は生仏自身が直接武士に尋ねて記録したことや、更には生仏と後世の琵琶法師との関連まで述べているなど、その記述は実に詳細である。

この信濃前司行長なる人物は、九条兼実に仕えていた家司で中山(藤原氏)中納言顕時の孫である下野守藤原行長ではないかと推定されている。また、『尊卑分脈』や『醍醐雑抄』『平家物語補闕剣巻』では、やはり顕時の孫にあたる葉室時長(はむろときなが、藤原氏)が作者であるとされている。尚、藤原行長とする説では「信濃前司は下野前司の誤り」としているが、徒然草では同人を「信濃入道」とも記している(信濃前司行長=信濃入道=行長入道)。

そのため信濃に縁のある人物として、親鸞の高弟で法然門下の西仏という僧とする説がある。この西仏は、大谷本願寺や康楽寺(長野県篠ノ井塩崎)の縁起によると、信濃国の名族滋野氏の流れを汲む海野小太郎幸親の息子で幸長(または通広)とされており、大夫坊覚明の名で木曽義仲の軍師として、この平家物語にも登場する人物である。

しかしながらいずれも確証があることではなく、何より軍記物語の生成・成長過程を考えると、特定の作者を想定することが有益とは言えないであろう。


諸本 [編集]
現存している諸本としては、

盲目の僧として知られる琵琶法師(当道座に属する盲人音楽家。検校など)が日本各地を巡って口承で伝承してきた語り本(語り系、当道系とも)の系統に属するもの
読み物として増補された読み本(増補系、非当道系とも)系統のもの
がある。


語り本系 [編集]
語り本系は八坂系と一方系とに分けられる。

八坂系諸本は、平家四代の滅亡に終わる、いわゆる「断絶平家」十二巻本である。一方、一方系諸本は壇ノ浦で海に身を投げながら助けられ、出家した建礼門院による念仏三昧の後日談や侍女の悲恋の物語である「灌頂巻」を特立する。


平曲 [編集]
語り本は当道座に属する盲目の琵琶法師によって琵琶を弾きながら語られた。これを「平曲」と呼ぶ。ここでいう「語る」とは、節を付けて歌うことであるが、内容が叙事的なので「歌う」と言わずに「語る」というのである。これに使われる琵琶を平家琵琶と呼び、構造は楽琵琶と同じで、小型のものが多く用いられる。なお、近世以降に成立した薩摩琵琶や筑前琵琶でも平家物語に取材した曲が多数作曲されているが、音楽的にはまったく別のもので、これらを平曲とは呼ばない。

平曲の流派としては当初は八坂流(伝承者は「城」の字を継承)と一方流(伝承者は「一」の字を継承)の2流が存したが、八坂流は早くに衰え、現在ではわずかに「訪月(つきみ)」の一句が伝えられているのみである。一方流は江戸時代に前田流と波多野流に分かれたが、波多野流は当初からふるわず、前田流のみ栄えた。安永5年(1776年)には名人と謳われた荻野知一検校が前田流譜本を集大成して「平家正節(へいけまぶし)」を完成、以後同書が前田流の定本となった。

明治維新後は幕府の庇護を離れた当道座が解体したために伝承する者も激減し、昭和期には仙台に館山甲午(1894年生~1989年没)、名古屋に荻野検校の流れを汲む井野川幸次・三品正保・土居崎正富の3検校だけだったが平成20年現在では三品検校の弟子今井某が生存しているだけである。しかも全段を語れるのは晴眼者であった館山のみとなっていた。現在では国の重要無形文化財として指定されて保護の対象となっており、それぞれの弟子が師の芸を伝承している。

平曲の発生として、東大寺大仏殿の開眼供養の盲目僧まで遡ることが「日本芸能史」等で説かれているが、平曲の音階・譜割から、天台宗大原流の声明の影響下に発生したものと考える説が妥当と判断される。また、平曲は娯楽目的ではなく、鎮魂の目的で語られたということが本願寺の日記などで考証されている。 また後世の音楽、芸能に取り入れられていることも多く、ことに能(修羅物)には平家物語に取材した演目が多い。


刊行本 [編集]
現在入手しやすい版本としては、各全2巻で『日本古典文学大系』岩波書店 (覚一本系・龍谷大学図書館蔵本)、『日本古典文学全集』小学館、『新日本古典文学大系』岩波書店があり、のち全4巻で岩波文庫と同ワイド版が刊行している。

また『完訳日本の古典』小学館全4巻(覚一本系・高野本)、『日本古典集成』 新潮社全3巻(仮名百二十句本・国立国会図書館本)などがある。


読み本系 [編集]
読み本系には、延慶本、長門本、源平盛衰記などの諸本がある。従来は、琵琶法師によって広められた語り本系を読み物として見せるために加筆されていったと解釈されてきたが、近年は読み本系(ことに延慶本)の方が語り本系よりも古態を存するという見解の方が有力となってきている。とはいえ,読み本系の方が語り本系に比べて事実を正確に伝えているかどうかは別の問題である。

広本系と略本系の関係についても、先後関係は諸説あって不明のままであるが、読み本系の中では略本系が語り本と最も近い関係にあることは、源平闘諍録の本文中に平曲の曲節に相当する「中音」「初重」が記されていることからも確実視されている。


構成 [編集]
※12巻本、灌頂巻が独立している語り本系の構成を掲載する。

巻第一
祇園精舎、殿上闇討、鱸、禿髪、我身栄花、祗王、二代后、額打論、清水寺炎上、東宮立、殿下乗合、鹿谷、俊寛沙汰、願立、御輿振、内裏炎上
巻第二
座主流、一行阿闍梨之沙汰、西光被斬、小教訓、少将乞請、教訓状、烽火之沙汰、大納言流罪、阿古屋之松、大納言死去、徳大寺之沙汰、堂衆合戦、山門滅亡、善光寺炎上、康頼祝言、卒都婆流、蘇武
巻第三
赦文、足摺、御産、公卿揃、大塔建立、頼豪、少将都帰、有王、僧都死去、辻風、医師問答、無文、燈炉之沙汰、金渡、法印問答、大臣流罪、行隆之沙汰、法皇被流、城南之離宮
巻第四
厳島御幸、還御、源氏揃、鼬之沙汰、信連、競、山門牒状、南都牒状、永僉議、大衆揃、橋合戦、宮御最期、若宮出家、通乗之沙汰、ぬえ、三井寺炎上
巻第五
都遷、月見、物怪之沙汰、早馬、朝敵揃、咸陽宮、文覚荒行、勧進帳、文覚被流、福原院宣、富士川、五節之沙汰、都帰、奈良炎上
巻第六
新院崩御、紅葉、葵前、小督、廻文、飛脚到来、入道死去、築島、慈心房、祗園女御、嗄声、横田河原合戦
巻第七
清水冠者、北国下向、竹生島詣、火打合戦、願書、倶梨迦羅落、篠原合戦、実盛、玄肪、木曾山門牒状、返牒、平家山門連署、主上都落、惟盛都落、聖主臨幸、忠度都落、経正都落、青山之沙汰、一門都落、福原落
巻第八
山門御幸、名虎、緒環、太宰府落、征夷将軍院宣、猫間、水島合戦、瀬尾最後、室山、鼓判官、法住寺合戦
巻第九
生ずきの沙汰、宇治川先陣、河原合戦、木曾最期、樋口被討罰、六ヶ度軍、三草勢揃、三草合戦、老馬、一二之懸、二度之懸、坂落、越中、前司最期、忠度最期、重衡生捕、敦盛最期、知章最期、落足、小宰相身投
巻第十
首渡、内裏女房、八島院宣、請文、戒文、海道下、千手前、横笛、高野巻、惟盛出家、熊野参詣、惟盛入水、三日平氏、藤戸、大嘗会之沙汰
巻第十一
逆櫓、勝浦、嗣信最期、那須与一、弓流、志度合戦、鶏合 壇浦合戦、遠矢、先帝身投、能登殿最期、内侍所都入、剣、一門大路渡、鏡、文之沙汰、副将被斬、腰越、大臣殿被斬、重衡被斬
巻第十二
大地震、紺掻之沙汰、平大納言被流、土佐房被斬、判官都落、吉田大納言沙汰、六代、泊瀬六代、六代被斬
灌頂巻
女院出家、大原入、大原御幸、六道之沙汰、女院死去

関連項目 [編集]

史料 [編集]
『吾妻鏡』 - 鎌倉幕府編纂の歴史書。平家物語と同時期の出来事を描く。
『玉葉』 - 同時代の大臣である九条兼実の日記。
『愚管抄』 - 兼実の弟で天台宗の僧である慈円による史書。

古典 [編集]
『源平盛衰記』 - 平家物語の一異本。
『源平闘諍録』 - 平家物語の一異本。
『保元物語』 - 平家物語以前の出来事を描いている。
『平治物語』 - 同上。
『義経記』 - 義経の伝説を描く。落ちのびる描写が中心。

能 [編集]
『敦盛』
『小督』
『忠度』
『巴』
『船弁慶』
『橋弁慶』
『景清』
『俊寛』

幸若舞 [編集]
『敦盛』

浄瑠璃・歌舞伎 [編集]
『義経千本桜』
『一谷嫩軍記』
『平家女護島』(俊寛)

近代の関連作品 [編集]
小説
『耳なし芳一』 小泉八雲(「怪談」所蔵)
『新・平家物語』 吉川英治
『宮尾本 平家物語』 宮尾登美子
『双調平家物語 』 橋本治
『吉村昭の平家物語』 吉村昭
戯曲
『子午線の祀り』 木下順二
『平家物語』  キノトール
TVドラマ
『新・平家物語』(1972年NHK大河ドラマ 原作 :吉川英治『新・平家物語』)
『人形歴史スペクタクル 平家物語』(1993年 - 1995年NHK人形劇 原作:吉川英治『新・平家物語』)
『義経』(2005年NHK大河ドラマ 原作:宮尾登美子『宮尾本平家物語』ほか)
映画
『新・平家物語』(1955年大映)原作:吉川英治 監督:溝口健二 主演:市川雷蔵 久我美子 木暮実千代
『新・平家物語 義仲をめぐる三人の女』(1956年大映)原作:吉川英治 監督:衣笠貞之助 主演:長谷川一夫 京マチ子 山本富士子 高峰秀子 大河内傳次郎
『新・平家物語 静と義経』(1956年大映)原作:吉川英治 監督:島耕二 主演:淡島千景 菅原謙二 香川京子
漫画
『平家物語』(マンガ日本の古典、横山光輝)
絵本
『かえるの平家ものがたり』(文:日野十成、絵:斉藤隆夫) - 平家はカエル、源氏はネコとして表現されている)
ビデオゲーム
源平討魔伝(1986年、ナムコ)
源平合戦 (1994年、光栄)
遙かなる時空の中で3(2004~2006年、光栄)
DVD
原典『平家物語』(2007年~、ハゴロモ)

その他 [編集]
全国平家会

外部リンク [編集]
ウィキクォートに平家物語に関する引用句集があります。平家物語協会
日本文学電子図書館
平家物語
平家物語全文現代語訳
朗読平家物語
原典「平家物語」を聴く会
明星大学所蔵『平家物語』絵本
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%AE%B6%E7%89%A9%E8%AA%9E " より作成
カテゴリ: 軍記物語 | 13世紀の書籍 | 日本の伝統音楽 | 仏教文学 | 平家

最終更新 2009年7月12日 (日)






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文学

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お知らせ
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『平家物語』(へいけものがたり)は、鎌倉時代に成立したと思われる、平家の栄華と没落を描いた軍記物語である。

保元の乱・平治の乱勝利後の平家と敗れた源家の対照、源平の戦いから平家の滅亡を追ううちに、没落しはじめた平安貴族たちと新たに台頭した武士たちの織りなす人間模様を見事に描き出している。和漢混淆文で書かれた代表的作品であり、平易で流麗な名文として知られ、「祇園精舎の鐘の声……」の有名な書き出しをはじめとして、広く人口に膾炙している。

目次 [非表示]
1 概要
1.1 成り立ち
1.2 作者
2 諸本
2.1 語り本系
2.1.1 平曲
2.2 刊行本
2.3 読み本系
3 構成
4 関連項目
4.1 史料
4.2 古典
4.3 能
4.4 幸若舞
4.5 浄瑠璃・歌舞伎
4.6 近代の関連作品
4.7 その他
5 外部リンク


概要 [編集]

成り立ち [編集]
平家物語という題名は後年の呼称であり、当初は『保元物語』や『平治物語』と同様に、合戦が本格化した治承(元号)年間より『治承物語(じしょうものがたり)』と呼ばれていたと推測されているが、確証はない。

正確な成立時期は分かっていないものの、仁治元年(1240年)に藤原定家によって書写された『兵範記』(平信範の日記)の紙背文書に「治承物語六巻号平家候間、書写候也」とあるため、それ以前に成立したと考えられている。しかし、「治承物語」が現存の平家物語にあたるかという問題も残り、確実ということはできない。少なくとも延慶本の本奥書、延慶2年(1309年)以前には成立していたものと思われる。ただし、現存の延慶本が、そのまま奥書の時代の形をとどめているとは言えないというのが一般的見解である。


作者 [編集]
作者については古来多くの説がある。最古のものは吉田兼好の『徒然草』で、信濃前司行長(しなののぜんじ ゆきなが)なる人物が平家物語の作者であり、生仏(しょうぶつ)という盲目の音楽家に教えて語らせたと記されている。

「後鳥羽院の御時、信濃前司行長稽古の譽ありけるが(中略)この行長入道平家物語を作りて、生佛といひける盲目に教へて語らせけり。」(徒然草226段)

その他にも、生仏が東国出身であったので、武士のことや戦の話は生仏自身が直接武士に尋ねて記録したことや、更には生仏と後世の琵琶法師との関連まで述べているなど、その記述は実に詳細である。

この信濃前司行長なる人物は、九条兼実に仕えていた家司で中山(藤原氏)中納言顕時の孫である下野守藤原行長ではないかと推定されている。また、『尊卑分脈』や『醍醐雑抄』『平家物語補闕剣巻』では、やはり顕時の孫にあたる葉室時長(はむろときなが、藤原氏)が作者であるとされている。尚、藤原行長とする説では「信濃前司は下野前司の誤り」としているが、徒然草では同人を「信濃入道」とも記している(信濃前司行長=信濃入道=行長入道)。

そのため信濃に縁のある人物として、親鸞の高弟で法然門下の西仏という僧とする説がある。この西仏は、大谷本願寺や康楽寺(長野県篠ノ井塩崎)の縁起によると、信濃国の名族滋野氏の流れを汲む海野小太郎幸親の息子で幸長(または通広)とされており、大夫坊覚明の名で木曽義仲の軍師として、この平家物語にも登場する人物である。

しかしながらいずれも確証があることではなく、何より軍記物語の生成・成長過程を考えると、特定の作者を想定することが有益とは言えないであろう。


諸本 [編集]
現存している諸本としては、

盲目の僧として知られる琵琶法師(当道座に属する盲人音楽家。検校など)が日本各地を巡って口承で伝承してきた語り本(語り系、当道系とも)の系統に属するもの
読み物として増補された読み本(増補系、非当道系とも)系統のもの
がある。


語り本系 [編集]
語り本系は八坂系と一方系とに分けられる。

八坂系諸本は、平家四代の滅亡に終わる、いわゆる「断絶平家」十二巻本である。一方、一方系諸本は壇ノ浦で海に身を投げながら助けられ、出家した建礼門院による念仏三昧の後日談や侍女の悲恋の物語である「灌頂巻」を特立する。


平曲 [編集]
語り本は当道座に属する盲目の琵琶法師によって琵琶を弾きながら語られた。これを「平曲」と呼ぶ。ここでいう「語る」とは、節を付けて歌うことであるが、内容が叙事的なので「歌う」と言わずに「語る」というのである。これに使われる琵琶を平家琵琶と呼び、構造は楽琵琶と同じで、小型のものが多く用いられる。なお、近世以降に成立した薩摩琵琶や筑前琵琶でも平家物語に取材した曲が多数作曲されているが、音楽的にはまったく別のもので、これらを平曲とは呼ばない。

平曲の流派としては当初は八坂流(伝承者は「城」の字を継承)と一方流(伝承者は「一」の字を継承)の2流が存したが、八坂流は早くに衰え、現在ではわずかに「訪月(つきみ)」の一句が伝えられているのみである。一方流は江戸時代に前田流と波多野流に分かれたが、波多野流は当初からふるわず、前田流のみ栄えた。安永5年(1776年)には名人と謳われた荻野知一検校が前田流譜本を集大成して「平家正節(へいけまぶし)」を完成、以後同書が前田流の定本となった。

明治維新後は幕府の庇護を離れた当道座が解体したために伝承する者も激減し、昭和期には仙台に館山甲午(1894年生~1989年没)、名古屋に荻野検校の流れを汲む井野川幸次・三品正保・土居崎正富の3検校だけだったが平成20年現在では三品検校の弟子今井某が生存しているだけである。しかも全段を語れるのは晴眼者であった館山のみとなっていた。現在では国の重要無形文化財として指定されて保護の対象となっており、それぞれの弟子が師の芸を伝承している。

平曲の発生として、東大寺大仏殿の開眼供養の盲目僧まで遡ることが「日本芸能史」等で説かれているが、平曲の音階・譜割から、天台宗大原流の声明の影響下に発生したものと考える説が妥当と判断される。また、平曲は娯楽目的ではなく、鎮魂の目的で語られたということが本願寺の日記などで考証されている。 また後世の音楽、芸能に取り入れられていることも多く、ことに能(修羅物)には平家物語に取材した演目が多い。


刊行本 [編集]
現在入手しやすい版本としては、各全2巻で『日本古典文学大系』岩波書店 (覚一本系・龍谷大学図書館蔵本)、『日本古典文学全集』小学館、『新日本古典文学大系』岩波書店があり、のち全4巻で岩波文庫と同ワイド版が刊行している。

また『完訳日本の古典』小学館全4巻(覚一本系・高野本)、『日本古典集成』 新潮社全3巻(仮名百二十句本・国立国会図書館本)などがある。


読み本系 [編集]
読み本系には、延慶本、長門本、源平盛衰記などの諸本がある。従来は、琵琶法師によって広められた語り本系を読み物として見せるために加筆されていったと解釈されてきたが、近年は読み本系(ことに延慶本)の方が語り本系よりも古態を存するという見解の方が有力となってきている。とはいえ,読み本系の方が語り本系に比べて事実を正確に伝えているかどうかは別の問題である。

広本系と略本系の関係についても、先後関係は諸説あって不明のままであるが、読み本系の中では略本系が語り本と最も近い関係にあることは、源平闘諍録の本文中に平曲の曲節に相当する「中音」「初重」が記されていることからも確実視されている。


構成 [編集]
※12巻本、灌頂巻が独立している語り本系の構成を掲載する。

巻第一
祇園精舎、殿上闇討、鱸、禿髪、我身栄花、祗王、二代后、額打論、清水寺炎上、東宮立、殿下乗合、鹿谷、俊寛沙汰、願立、御輿振、内裏炎上
巻第二
座主流、一行阿闍梨之沙汰、西光被斬、小教訓、少将乞請、教訓状、烽火之沙汰、大納言流罪、阿古屋之松、大納言死去、徳大寺之沙汰、堂衆合戦、山門滅亡、善光寺炎上、康頼祝言、卒都婆流、蘇武
巻第三
赦文、足摺、御産、公卿揃、大塔建立、頼豪、少将都帰、有王、僧都死去、辻風、医師問答、無文、燈炉之沙汰、金渡、法印問答、大臣流罪、行隆之沙汰、法皇被流、城南之離宮
巻第四
厳島御幸、還御、源氏揃、鼬之沙汰、信連、競、山門牒状、南都牒状、永僉議、大衆揃、橋合戦、宮御最期、若宮出家、通乗之沙汰、ぬえ、三井寺炎上
巻第五
都遷、月見、物怪之沙汰、早馬、朝敵揃、咸陽宮、文覚荒行、勧進帳、文覚被流、福原院宣、富士川、五節之沙汰、都帰、奈良炎上
巻第六
新院崩御、紅葉、葵前、小督、廻文、飛脚到来、入道死去、築島、慈心房、祗園女御、嗄声、横田河原合戦
巻第七
清水冠者、北国下向、竹生島詣、火打合戦、願書、倶梨迦羅落、篠原合戦、実盛、玄肪、木曾山門牒状、返牒、平家山門連署、主上都落、惟盛都落、聖主臨幸、忠度都落、経正都落、青山之沙汰、一門都落、福原落
巻第八
山門御幸、名虎、緒環、太宰府落、征夷将軍院宣、猫間、水島合戦、瀬尾最後、室山、鼓判官、法住寺合戦
巻第九
生ずきの沙汰、宇治川先陣、河原合戦、木曾最期、樋口被討罰、六ヶ度軍、三草勢揃、三草合戦、老馬、一二之懸、二度之懸、坂落、越中、前司最期、忠度最期、重衡生捕、敦盛最期、知章最期、落足、小宰相身投
巻第十
首渡、内裏女房、八島院宣、請文、戒文、海道下、千手前、横笛、高野巻、惟盛出家、熊野参詣、惟盛入水、三日平氏、藤戸、大嘗会之沙汰
巻第十一
逆櫓、勝浦、嗣信最期、那須与一、弓流、志度合戦、鶏合 壇浦合戦、遠矢、先帝身投、能登殿最期、内侍所都入、剣、一門大路渡、鏡、文之沙汰、副将被斬、腰越、大臣殿被斬、重衡被斬
巻第十二
大地震、紺掻之沙汰、平大納言被流、土佐房被斬、判官都落、吉田大納言沙汰、六代、泊瀬六代、六代被斬
灌頂巻
女院出家、大原入、大原御幸、六道之沙汰、女院死去

関連項目 [編集]

史料 [編集]
『吾妻鏡』 - 鎌倉幕府編纂の歴史書。平家物語と同時期の出来事を描く。
『玉葉』 - 同時代の大臣である九条兼実の日記。
『愚管抄』 - 兼実の弟で天台宗の僧である慈円による史書。

古典 [編集]
『源平盛衰記』 - 平家物語の一異本。
『源平闘諍録』 - 平家物語の一異本。
『保元物語』 - 平家物語以前の出来事を描いている。
『平治物語』 - 同上。
『義経記』 - 義経の伝説を描く。落ちのびる描写が中心。

能 [編集]
『敦盛』
『小督』
『忠度』
『巴』
『船弁慶』
『橋弁慶』
『景清』
『俊寛』

幸若舞 [編集]
『敦盛』

浄瑠璃・歌舞伎 [編集]
『義経千本桜』
『一谷嫩軍記』
『平家女護島』(俊寛)

近代の関連作品 [編集]
小説
『耳なし芳一』 小泉八雲(「怪談」所蔵)
『新・平家物語』 吉川英治
『宮尾本 平家物語』 宮尾登美子
『双調平家物語 』 橋本治
『吉村昭の平家物語』 吉村昭
戯曲
『子午線の祀り』 木下順二
『平家物語』  キノトール
TVドラマ
『新・平家物語』(1972年NHK大河ドラマ 原作 :吉川英治『新・平家物語』)
『人形歴史スペクタクル 平家物語』(1993年 - 1995年NHK人形劇 原作:吉川英治『新・平家物語』)
『義経』(2005年NHK大河ドラマ 原作:宮尾登美子『宮尾本平家物語』ほか)
映画
『新・平家物語』(1955年大映)原作:吉川英治 監督:溝口健二 主演:市川雷蔵 久我美子 木暮実千代
『新・平家物語 義仲をめぐる三人の女』(1956年大映)原作:吉川英治 監督:衣笠貞之助 主演:長谷川一夫 京マチ子 山本富士子 高峰秀子 大河内傳次郎
『新・平家物語 静と義経』(1956年大映)原作:吉川英治 監督:島耕二 主演:淡島千景 菅原謙二 香川京子
漫画
『平家物語』(マンガ日本の古典、横山光輝)
絵本
『かえるの平家ものがたり』(文:日野十成、絵:斉藤隆夫) - 平家はカエル、源氏はネコとして表現されている)
ビデオゲーム
源平討魔伝(1986年、ナムコ)
源平合戦 (1994年、光栄)
遙かなる時空の中で3(2004~2006年、光栄)
DVD
原典『平家物語』(2007年~、ハゴロモ)

その他 [編集]
全国平家会

外部リンク [編集]
ウィキクォートに平家物語に関する引用句集があります。平家物語協会
日本文学電子図書館
平家物語
平家物語全文現代語訳
朗読平家物語
原典「平家物語」を聴く会
明星大学所蔵『平家物語』絵本
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%AE%B6%E7%89%A9%E8%AA%9E " より作成
カテゴリ: 軍記物語 | 13世紀の書籍 | 日本の伝統音楽 | 仏教文学 | 平家

最終更新 2009年7月12日 (日)