なぜダメな教育と声をあげるのか | 日本トレーナー協会代表理事のブログ『もっと身体の声を聞こう♪』

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教育の『K』
 
人間は教育と情報からできている。洗脳とは教育と情報のコントロールである。コミンテルンはこのことを熟知していたからこそ、戦後の日本において、メディアと教育機関を支配しようとした。その弊害は今でも残っている(上巻参照)。
具体的問題として挙げるなら、日本史の教科書とセンター試験の内容である。これは『日本国紀』の著者である百田尚樹氏、その編集に携わった有本香氏、またご自身で日本史の教科書を作っている竹田恒泰氏などが言及されていた。この3人と、教科書や試験を作った人間と、文科省の役人を集めて対談を行ってもらえればいい。そのオファーを受けられない人間が居れば、後ろめたいのだろう。
 
 
日本では中国や韓国に遠慮して、真実の歴史を伝えない。一方、中国や韓国はありもしなかった歴史を捏造し、それを教科書にし、反日の国民を育て上げている。子供の頃から日本を嫌いになるように洗脳教育されているのだ。それに対し、日本の政治家や歴史学者は何も声をあげないし、マスコミも報じない。むしろ中国や韓国が捏造した歴史を正そうと発言した人を、歴史修正主義者だと揶揄し、言論を封殺しようとする。ネットが発達していなかったら恐ろしいことになっていた。
 
 
中国、韓国、日本、の歴史認識の問題は、三国だけの問題ではない。世界から見える風景としての中国、韓国、日本の問題なのだ。正しいのは日本だから、黙っていても分かるだろう。いつか理解されるだろう、などという希望的観測をとってはいけない。黙っていたら捏造された歴史が、世界の歴史になるのだ。一般の日本人が、南米の歴史や中東の現状を詳しく解説できないように、世界中のほとんどの人たちは、中国と韓国と日本の歴史的背景や現在の関係など知る由もない。バラまかれた嘘を鵜呑みにする。ゆえに嘘をバラまかれた時は、それ以上の声で反論しなければ自分たちの歴史を守ることは出来ない。  
『自分たちの歴史を守る』。そう言われてもピンとこない人も多いだろう。繰り返しになるが、私が強くそう思えるのは、以下のような戦争体験者の話を聞いたことがあるからだ。
 
その人はインタビューの中で、飛行機の操縦訓練を終了してからの、ある夜の出来事を語った。自分だけ指導者として残るよう命令され、他の仲間は、次の日に特攻として出動する命令が下った、という話だ。誰も取り乱したりしなかった。静かに遺書を書き始める者がいた。そして『あとは頼む』と肩を叩かれた、と話された。
 
 
この『あとは頼む』という言葉は、後世に生きる人たち全員に、つまり私やあなたに対して残された言葉でもあるのだ。日本は経済的には豊かになった。ある程度の地位も確立した。でも守るべき大切なモノを忘れてしまった人間しか生きていないのなら、もはや日本国が存在する意味がないだろう。
 
 自分たちの先祖が創ってきた歴史を改ざんされようとしているのだ。日本人が良いことばかりしてきたとは言えない。しかしやってもいない汚名を着せられ、誇り高き歴史まで奪われ、塗り替えられようとしている歴史戦が今現在行われている。まさにワンピースで言うところの『空白の一〇〇年』を創られようとしている時代に生きているのだ。だからこそ、数百年後『日本という国があった』とならないよう、日本の真実の歴史をしっかりと主張し、継承していく必要がある、と強く思う訳である。 
 
絵はコミック23巻より
クロコダイルがアラバスタ王国を乗っ取ろうとした一件。解決したのはルフィ達だったが、世界政府は隠蔽した。情報を捏造してでも、海賊が英雄扱いされては困る、という上層部の判断だったが、それに「クソ食らえ!」と噛み付いたスモーカー。
 
同じように、日本が英雄扱いされては困る、という組織の力が働いているのが教育とメディアの世界にも存在する。