私は、ここで待っています。
夜明け前の薬局より。 今日は、少しだけ店主のお話を。 暖炉の火を見ながら、聞いていただけたら嬉しいです。 少し前まで、私はずっと探していました。 誰にこの処方を届けたいのだろう。 どんな人に、この言葉を手渡したいのだろう。 考えても、考えても、なかなか見つかりませんでした。 けれどある日、ふと、ひとりの女性の姿が見えたのです。 朝、目を覚ますことだけで精一杯の日がある人。 今日を生きる力が、見つからない朝がある人。 本当は少し休みたいのに、頑張り続けてしまう人。 私はその人を変えたいわけではありませんでした。 元気にしたいわけでもありませんでした。 ただ、「ここに来れてよかった」と思ってもらえたら嬉しい。 そんな気持ちだったのです。 暖炉の火の前で、少し肩の力を抜いて。 深呼吸をして。 また自分の場所へ戻っていけるような。 そんな小さな薬局でありたいと思いました。 今もその人は、どこかで今日を過ごしています。 そして私は、今日もここにいます。 暖炉の火を灯して。 黒猫と一緒に。 もし今、少しだけ疲れているのなら。 急がなくて大丈夫です。 暖炉の火は、今日も静かに灯っています。 黒猫は、ブランケットの上で眠っています。 私は、ここで待っています。 Shiori PharmacyAM5:37夜明け前の薬局より▼Shiori Pharmacy セッションの詳細はこちら https://red031309.studio.site▼夜明け前の薬局の日々 Instagramはこちら @shioripharmacy