その日は突然やってきます。
「学校に行きたくない」
とか
「今日、学校休んでいい?」
とか。
そんな直接的な言葉じゃないかもしれない。
「お腹が痛い」「頭が痛い」
とか・・・かもしれない。
うちも、ありました。
それも、何度も(笑)。
体調が悪いから休みたい
って、子どもが言っても
親のカン・・・で
「あ、ずる休みだな」ってわかるじゃないですか(笑)。
(ずる休みっていう言葉…あまり好きではないのですが)
だから
「何言ってるの!学校に行きなさい!!」
って、言ってました、私。
「とりあえず学校に行って
しんどかったら保健室に行ったらいいから」
とか。
今思うと、ひどいこと言ってたなーと思うのですが。
保健室に行ったって
治るはず、ないのにね(笑)。
その頃、すでにシングルマザーだった私は
仕事に遅れる事=仕事を失うこと=食べていけなくなる
と、思っていました。
なので、朝の気ぜわしい時間に
面倒なことを言ってくるなぁーくらいにしか
思っていなかったんだと思います。
この時、もう少し
子どもの心を優先していたら
違ったかもなーとも思います。
だいたいが
子どもが「行きたくない」と言ったり
行きたくなさそうな態度をとる時というのは
間違いなく
元気がないとき
です。
ココロの元気がない。
気力が わかない。
もっと言えば
生きていく・・・という
パワーがなくなってきている状態。
学校に行くというのは
大人が思う以上に
パワーがいるんですよね。
守らなきゃいけない決まりがたくさんあるし
先生や友達、といった人付き合いのわずらわしさもある
そのうえ、毎日新しいことを勉強して
考えたり、覚えたりしなきゃいけない
好きじゃないことも、やらないと怒られるし
なにより、出来ないことを出来るようにならないと
マルをもらえない世界。
子どもたちは
毎日、めっちゃ 頑張っています。
誰だって 頑張りすぎると、疲れるでしょ?
「行きたくない」は
「パワーが不足してるよ」ってこと。
パワー不足の状態で
さらに頑張らせると・・・どうなるでしょう。
お母さんはわかってくれない
と、ますます心を閉ざしてしまうでしょう。
まさに、我が家がそうでしたから。
学校に行きたくない
親もわかってくれない
家にも居づらい
・・・って、なったら
本当に、苦しいと思うんです。
私の経験上・・・
学校に行きたくない
と言っても
「学校に行きなさい」
って、言わないことをお勧めします。
言えば言うほど
子どもの心は傷ついて
回復が遅くなってしまうから。
お読みいただき感謝♡
10年先も 子供たちと笑って過ごそう
年子三兄弟の母 子育てセラピスト 塩入 和代