次男は、小学校高学年くらいから
「行きしぶり」が始まり
6年生の2学期以降から
本格的に学校に行けなくなりました。
中学校に入学してからは
1学期は登校しましたが
2学期以降、ほとんど学校に行っていません。
校外学習や体育大会などの行事に
参加したり、顔を出したりする程度。
現在は、中学3年生ですが
お昼前くらいに、保健室に登校したり
神戸市の適応指導教室に通ったりしています。
現在高校生の長男が
学校に行かなくなったのも
中学生になってからでした。
まだまだ 世間では
不登校に対する風当たりが強いように感じます。
いえ。
世間からの目・・・というより
親世代の固定概念によって
「うちの子、学校に行っていないんです」
って、声にしにくい現状が続いているな、と感じます。
私は
子どもが学校に行かなくなって良かった
と、思っています。
もちろん、大変なことも多いですが
「行きたくない」と声に出せたこと
「行かない」と親子で決めたこと
自分で自分の人生を決めるんだ
という気持ちになれたこと。
私自身が
うちの子は 何があっても大丈夫だ
と、思えるようになったこと。
どれも、苦しい思いを我慢しながら
学校に通っていたら
得られなかった事だと思うのです。
私が中学・高校生の頃
「人と同じ」ということは
なんとなく、カッコ悪いことだと感じていました。
決められた制服・厳しい校則・・・
右にならえの世の中に
反発していました。
少しでも 周りと違うことをしてやろう
みたいな気持ち。
表面的には「普通」を装っているけれど
中身は違うんだぜ!
みたいな気持ちだったなぁ・・・
(なんか…若いなぁ( ´艸`))
なので、
子どもたちが学校に行かないことも
世の中への反発…のような気もして。
価値観が多様化して
機械化が進む激動の時代を生きていくには
枠にはまらない事の方が
重要なことだと思っているので
よしよし!良い感じじゃん?
おもしろい人生を歩めよーー
と、思えるのですが。
そうじゃない方もおられると思います。
学校に行かないことで
「普通」からはみ出してしまうのではないか?
ダメな大人になるんじゃないか?
って、不安に思われる方の方が多いと思います。
今の、不登校の現状をご存知ですか?
文科省の発表では
中学生の不登校(年間30日以上欠席)は約10万人。
これは、30年前の4倍の数字なので、
私たちが子供の頃の感覚で
「不登校」を語ってはいけないと思うのです。
また、学校には行っているけど
違和感を感じている中学生は
推定10万人いると言われています。
NHKが 中学生に対しLINEで行った調査では
約5人に一人が「隠れ不登校」だという結果もあります。
もはや、
「学校に行きたくない」「学校に行かない」
ということが
普通
な世の中になりつつあるということ。
それが「良い」とか「悪い」という判断ではなく
わが子が「学校に行きたくない」ということは
異常なことでも
変なことでも
ないということ。
まずは、大人がその認識を変える事が
大事なのではないか
と、思うのです。
10年先も 子供たちと笑って過ごそう
年子三兄弟の母 子育てセラピスト 塩入 和代