「たら」による支配(2) | かんとれ!

かんとれ!

考えるトレーニング。
ビジネス脳を鍛
える!書評よ
りも、得た情
報についてさ
らに考えるこ
とにより、
自分のモノと
して消化する
プロセスこそ大切。
キーワード応用、朝礼、
多読・速読、
仮説と検証、
中小企業診断士、
経営分析ツール

前回の続きである。


「多羅」とは、「タラ」と呼ぶ。


任那の北西部に位置しており、その国境線は「新羅」に接していた。


つまり、任那の都市国家の中で、「新羅」の影響が大きい国であるということが言える。



さて、ここで少し考えてみよう。


息長氏の話を思い出してみよう。


息長氏は、天皇家とイコールかも知れないほど極めて皇族に近い存在であり、神功皇后ともゆかりのある氏族である。


また、新羅との関係性も見え隠れする。



なんとなく、「多羅」との関係が怪しいと思えるのである。



実は、神功皇后の本名は、「オキナガタラシヒメノミコト」である。


以前ブログで述べたように、「オキナガ」は息長氏のことを指す。


問題は、その次の「タラシ」である。


これは、「多羅」出身ということを言っているのではないか?


(つづく)