「たら」による支配(1) | かんとれ!

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古代の大和朝廷は、朝鮮半島に「任那(伽耶・加羅)」という植民地を持っており、日本府があった。



これは、教科書にも載っている日本の歴史の常識である。



しかし、私はそれは逆で、「任那」の植民地が日本であったと思っている。


私のこの仮説が正しければ、歴史解明のキーは朝鮮半島にあるはずだ。




「任那」という国について考えてみよう。


「任那」は、「タムロ」といわれる都市国家によって分割統治されていた。


主な都市国家には以下のような国々があった。


・大伽耶国

・小伽耶国

・金官伽耶国

・多羅国

・安羅国


これらのこれらの国々の領主は、親戚であり、合議制で国全体の政治を行っていた。


大伽耶国や金官伽耶国がリーダー的存在だったといわれているが、時々覇権は他の国にも移っていたようだ。


また、百済や新羅の影響も大きく、日本より両国に気を使うことのほうが多かったようだ。



この中の「多羅国」に注目してみたい。


(つづく)