どうしようもなく、この上なく最悪な状況が発生して、
もう意味わからん、なんでやねん!!!!
ってなってたら実は夢だった、というオチありませんか?
たとえば、
友達との旅行の日なのに、気づいたら全然違う場所にいる・・・とか
車で出かけてるのに酒飲みまくっちゃって、飲酒不可避?!とか
冷静に考えてみたら起きうるはずもなく、夢だったってオチ
それに近いことが現実に起きた話w
さかのぼること、先週の土曜日。
私は日々のストレスや苦労から解放されたいと願い、ソロキャンプに出掛ける予定でした。
自然の中で、デジタルから解放されて、無になってリセットする、という目的です。
キャンプはここ4年間ほどで何回もやっていきていて、しかもファミキャンという難易度高め
(子供の面倒みながらなので大変)の経験がほとんどなので、ソロなんて余裕じゃん、と。
土曜の朝は長男が合宿に出掛ける日だったので、お見送りもしてからの出発、
なんだけど午前中は高速が大渋滞するので、午後に出発すればいいかなー、と。
雨が降りそうな予報だったけど、タープの下にテントはって、荷物も最小限にして、
まぁ一人だし設営も何とかなるだろう、と。
この辺からすでに暗雲立ち込めていました。
さて、子供も無事見送って、家の掃除したり洗濯したり、呑気に過ごしていた私。
気づけば14時を回っており、「そろそろやばいかな・・」と出発。
ちょっと忘れ物をしたり、昼飯用にパンを買ったりして、何だかんだ14時半。
だいたい2hくらいかかる想定だったので、まぁ16:30くらいにつけばいいか、と。
ゆるゆると簡易設営をして、暗くなるころに焚火でもしようかな、なんて。
車を走らすこと15分。
・・・・進まない。
河川敷がいつもより混んでる。
ランニングで30分くらいで行けるところまで、車で30分かかる。
そして地獄はその先にあった・・・
絶望ポイント①
環八大渋滞
そうだ、この環八があるから、日中は車で埼玉・練馬方面には行けないんだった。
高速渋滞を回避する算段はしていたのに、首都圏最凶のボトルネック、環八を忘れていた
環八を北上していった先の練馬ICから関越に乗るのだが、
環八が全く進まず、時刻はもう16:30を回っていた
そう、到着予定時刻である。
そして関越には一向にたどり着かない
このあたりから絶望のムードが漂う
ようやく練馬ICについたころには、もう17時を過ぎていた。
あたりは暗くなり始めていた
キャンプ場につくのは何時だろう・・買い出し何もしていない・・
よくよく調べたら、受付18時までになっている・・・
キャンプ場ついても入れないんじゃね?
という不安を胸に、到着したのは18:30。
当然クローズしている受付には「緊急連絡先」があり、そこに電話してみると、
なんと快く受付をしてくれた。無事チェックイン。
周りは焚火を囲んでご飯を食べながら談笑している中、
真っ暗闇での設営が始まるw
まずは簡易テントを立てる。これはものの5分で完了。
その上にタープを張る。
タープを・・・・・
あれ、ポールを固定するためのロープが・・・・ない・・・・
絶望ポイント②:
タープを立てられない
ポールを固定できないとタープは自立しない。
いつも一緒にしまっていたはずのタープセットの中になぜか固定用のロープがない
おそらく、前回のキャンプの撤収時にバタバタしていて、別のところにしまったのか・・・
タープが立てられないと、野ざらしで丸見え、椅子もテーブルも出せない
終わった・・・
これじゃキャンプにならない・・・
わかった、もうチルなキャンプはあきらめよう。
この小さいテントの中で、ミニテーブルでお酒でも飲んで、マットに布団にひいて
超簡易キャンプ(野宿?)でいいじゃない
今回はただ独りで自然に溶け込みたかった、そういう意味では目的は半分達成しているようなもの。
そう自分に言い聞かせて、ご飯とお酒を買いに近所のコンビニへ。
買い物を済ませてコンビニから出ると、雨がパラパラ・・・
タープもないし、もうこりゃテントから出られないな、とため息をつきながら
キャンプ場へ戻る。
雨が少し強くなってきている
そそくさと狭いテントに入っていき、コンビニ弁当を食べ始める。
なんかひもじいな・・・という気持ちを抑え、これはこれでありかな、なんて無理やり言い聞かせ。
あれ、何か冷たいな・・・
げ、雨漏りしてる・・・?!
絶望ポイント③
突然の豪雨
簡易テントは軽い雨ならしのげるものの、ちゃんとしたキャンプ用テントではないため
豪雨には耐えられない。
おまけに風も強くなってきて、テントごと飛ばされそうに・・
びしょびしょになりながらペグダウンして、何とかテントに戻り
冷静になる。
あれ、これもう帰ったほうがいいんじゃないか・・・・
テントでは寝られないし、キャンプもできない。外は豪雨。
俺ここにいる必要ある?
あ、酒飲んじゃった
絶望ポイント④
帰れない
コンビニ行ったときはまだよかった
テントに戻った時もまだよかった
その時にもうビールは飲み始めていた
そもそも今回、天気予報では降水確率50%、降水量は2mm程度だった
なんとかなるはずだった
しかし現実は豪雨。降水量は6mmを超えている
テントは雨漏り、車は出せない
どうする?!
どうするの俺!!!
仕方なくテントは放置して、布団と枕をもって車に避難。
なんと、家から4hもかけてきた山奥のキャンプ場で、なぜか車中泊をすることに
何してんだろう・・・
もう死にたい・・・・
夢であってくれ、と願った
こんな不幸が重なるのって、夢くらいでしょ
でもそれは現実だった
実際に起きた出来事だった
結局、車の中でビールを無理やり飲み、少し酒も回った状態で21時半に就寝。
予想以上に気温も下がり、夜中に寒くて何度も目が覚めたが、チェックアウトの08:30まで
ひたすら二度寝をして耐え凌いだのだった・・・・
教訓。
まず、日中に環八は通らない。
そして、ソロキャンであっても午後出発はNG。
さらに、大事なギアは出発前に必ずチェックする。ロープ1本でも見落としてはならない。
最後に・・・
無理に決行しない
引き返せるうちに、引き返そう
bye