衆院選後の日本政治(3):11月9日〜11月13日 | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

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11月9日:自民党憲法改正推進本部は、来週にも党内議論を開始する。国民投票で圧倒的多数が賛成するように、しっかりとした改正案を作るべきだ。9条を含む改正項目すべてを一括して問うよりも、「犯罪被害者の人権擁護」など合意の得やすい項目から一つ一つ国民投票にかけるほうがよいのではないか。

 

11月10日:希望の党の共同代表に玉木雄一郎衆院議員選出。しかし、この党は小池党だ。私は、現職知事が国政政党の党首となることに一貫して反対。両立は無理だし、第一党となったとき国会議員でない党首は首相になれないからである。玉木共同代表は「改革保守」というが、野党色と親自民色のどちらの色なのか。

 

11月11日:「解散総選挙に関する舛添発言」:26回に分けて、9月17日〜11月2日のツイートを整理し、ブログアップを完了しました。今、読み返してみても、ポピュリズム・劇場型政治を批判する観点から 一貫した意見を述べ続けたことが分かります。今後とも、同じ視点からコメントを続けます。

 

11月12日:選挙に大勝し安倍政権がさらに長期化することは、日本外交にとってはプラス。習近平政権も、安倍首相を相手にせざるをえなくなり、対日関係改善に動き始める。ロシアも同様だ。問題は韓国の左翼ポピュリスト、文在寅政権だ。日米韓が協力して金正恩に対峙せねばならないときに、今の姿勢では困る。

 

11月13日:JNN調査で、安倍内閣支持が53.1%で、不支持45.8%と、5ヶ月ぶりに支持が不支持を上回る。安定政権や外交への評価であろう。しかし、衆院選で自民党に勝たせすぎた、安倍総裁3期目に反対という意見が多い。安倍首相には慢心せずに着実に政策を実現することを望みたい。

11月13日:国会の質問時間の配分で与野党対立。10月30日、私は「政権党が野党に多くの時間を配分するのは、少数意見をよく聞くという民主主義の原則にかなう」とツイートした。自民党が5・5に拘れば、安倍政権の自信の無さとみなされる。3・7で野党も妥協してはどうか。1減った分は、質の高い質問で補え。

1113日:国会質問時間の与野党配分:妥協するときの政治的知恵は、単純な算数。野党主張の2対8と自民主張の5対5を単純に2で割ると、3.5 対6.5 である。これでもよいのではないか。ここは、国対委員長ではなく安倍自民党総裁に決断してもらいたいものだ。

11月13日:質問時間の与野党配分:野党により多くの時間を与えることについて、私は、10月30日のツイートで「また国会対策上も賢明である」とも述べている。この問題の対立で衆院文教委員会は今日は開かれず。激しい論戦があってこその国権の最高機関たる国会。与党が時間を持て余して般若心経を読む場ではない。