神丹気功かとりだい、
第一回は「桃の気功」です。
動きは至ってシンプル。
足を腰幅に開いて立った姿勢から
両腕を横に広げ上げ
おでこの前で両手の指先をくっつけ
桃の形を作ります。
その桃を胸前に下ろしたら
一旦前に差し出して戻す。
中指を下向きにして
桃を腹前に下ろす。
肘を伸ばしたまま
桃を胸前まで戻す。
そこから桃を左真横まで
動かしながら体幹ねじり。
同様に右に移動した後、
最後は真ん中に戻し
桃が大きくなるイメージで
お腹に収めて準備姿勢に戻ります。
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桃の気功が一番最初に配置されているには
理由があります。
それはエネルギー点火の気功だから。
桃の形が心臓に似ていることから
中医学五行論では「心」は「火」、
動きの初めに陽の気が全身に
巡るようにという意味が込められています。
桃は長寿のシンボル。気功体操は
「健康長寿の身体づくり」なので
まさにピッタリだなぁと思っています。
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肩の具合を確認は
桃を前に差し出す時に
中指が天を向いたまま
動かすことができるかどうか。
中指が前に倒れるようなら
肩周りが緊張しています。
そんな時のお手当は
NCAコンディショニングの肩ブラ、
肩をぎゅーっと挙げてストンと落とす、
スワイショウ(中国語で「甩手」)など。
スワイショウはでんでん太鼓のように
体幹を捻りながら腕を放る動きです。