盆栽という字の如く、器と樹。
ではみなさん、どちらが主役と思いますか?
『盆栽だからどっちも主役だろ!』という意見はごく当たり前なので今回は無しで。
私の意見ですが、樹が主役だと思っております。
なので、鉢は樹より出しゃばってはいけない。
その昔,絵鉢は派手で使いづらいと言われていた、と聞いたことがあります。
かなり昔の話みたいですがその当時の小品盆栽展示会の写真を見る限り、今のレベルと比べるのがかわいそうと思ってしまうような樹なので鉢が強すぎるというのもうなずけます。
では、今のゴン太の樹なら派手な鉢に負けないかというと・・・・・・。
負けはしませんが、最近の小品展示会は全体のバランスを重要視するのでやはりド派手な鉢は使いづらいのかなと。
個人的には龍絵のド派手な鉢が大好きですが・・・・・、展示での出番はないかな。(ま、持ってないけど(笑))
骨董的価値はあると思いますので意地でも欲しい龍絵鉢を、今後手に入れたいと思います。
次に形ですが、私が重要視するのは縁と足。
全体とのバランスが悪いと樹が不安定に見えてしまいますね。
特に足の大きさがキモですね。
大きすぎても小さすぎてもダメ。
有名作家さんはそこが凄いですよね。
色々書いてきましたけど、私にとって一番重要なのは結局のとこ【雅風展で使えるか】なんですよね。(K君も同じ事言っていますが)
黒松です。
とにかく凄い樹です。
枝も良い位置にあり、いずれ雅風で使います。
今の所枝が足りないので後4年ほどだと思います。
鉢は壱興鉢です。
ちなみにこの鉢は新しいですが、時代の乗った鉢もあります。
ただ、奥が狭くて入らない・・・・・・・。
そこが鉢選びの難しい所ですね。
おまけで。
先日の五葉松。
こっちの方が良い樹がします。
ちなみに樹高は17㎝ほど。