盆栽趣味者にとっての競りは最もワクワクドキドキするイベントの一つだと思いますが、私は一度も競りに参加した事がありません。
競り札は以前購入した事が2度ほどありますが、声は出さずじまいでした。
では本題。
昨日、会のK君、F先生と私の3人で隣県のセリ会場に行ってまいりました。
参加費として100円を払って競り札を貰い、気合十分!(笑)
会場入りが少し遅れたこともあり、急いで下見やりました。
この時K君、『普通に買えば2万ほどのこの真柏、1000円で落とせませんかね(笑)』と。
完全に悪代官の顔になってます。挙句は、
『月香鉢か春嘉鉢出て来ませんかね(笑)』だって。
ま、こんな冗談を言いながら、お互いに声を出したいものを教え合います。
でも正直遊びですよ。
売れる物を格安で落札して、数年作って手放せば良いお小遣いにはなりますからね。
もちろん値踏み出来る目は必要ですけどね。
では、結果からお伝えします。
リンゴ?と言う事でしたが、3500円で落札してまいりました。
ただ、思わぬ落とし穴?がありました。
いや、ただ知らなかっただけですがね。
競り子の発句より高い金額を言わないといけないとは知りませんでした。(笑)
ヤフオクでははじめの金額で入札できるので、通常のセリでも同じだと思っておりました。
競り子の3000円発句に『3000円』『3000円』と連呼してしまい・・・・・。
あれ? おかしいのかな? と感じ始めた矢先、競り子のあの怪訝な目で何もかも悟りました。
『3500!』と、再度おおきな声上げてしまいました・・・・・。
そう言えば、
K君 『あのリンゴ、いくらまで声出します?』
私 『3000円までだね。 それ以上なら高いよ。』
と言っていたのに・・・・・。
800円のハンバーグステーキから1300円のサイコロステーキに格上げするのには10分要するのに、己の無知を誤魔化すための500円は意識することなく口から発せられる・・・。
競りとは恐ろしいもんですね。
おまけの画像は、F先生がお持ちの近代盆栽40年分です。
1982年から今月号まで全てありました。
近盆から感謝状届くと思います。