一般的に松柏は銅線、雑木はアルミ線と言われていますが、何故だか知っていますか?
私は、曲げた枝が固まるまで雑木は半年、松柏は2年以上と言われているからだと聞きました。
雑木は早ければ3か月ほどで固まるのでアルミ線の矯正力で十分。
松柏にアルミ線を掛けた場合、枝の反発に負けて枝が持ち上がるので、一度掛けると固くなる銅線が理想と言う事です。
たまに、銅線より太いアルミ線を使えばいいという人がいますが、アルミと銅は性質が違うので間違いだと思うのですがね。
私が南風会に入ったばかりの頃、元会長のAさんとクニオの爺さんが言い争ったことがあります。
多分、K君覚えてるはず(笑)
私に枝矯正用針金を買えとの事だったのですが。
Aさんは銅線は難しいのではじめはアルミ線だけで十分だと。
それに対してクニオの爺さんは、いずれ松柏には銅線を使う事になる。その時に一から針金掛けを学び直す事になるから松柏にははじめから銅線を使え。
それはそれは、このままいくと殴り合いになるのではないかというくらい、お互い一歩も譲らない激戦でしたよ。
その時の私は盆栽始めたばかりの初心者でしたからよく分からなかったのですが、私も建築関係の職人ですからね、職人気質とままでは言えないまでも、松柏には銅線を使うのが通常ならそれに倣えです。
「あ、銅線忘れた・・・。」という時はアルミ線使いますがね。
ちなみに私は、
銅線の19番・18番・17番・16番・15番・14番・12番を。
アルミ線は0.8㎜・1.0㎜・1.2㎜・1.5㎜・1.8㎜・2.0㎜・2.5㎜・3.0㎜を持っています。
それ以外、銅線は細い番手や太い番手を使う時はその都度買うようにしています。
そう言えば今度の教室で、先日の真柏のもう一本の親指くらいの天ジン予定の枝を手前に曲げるので6番線が必要なんですけどね。
誰が曲げるかって? そりゃ、先生にお願いしますよ。(笑)
ちゃちゃっと曲げてくれると思います。
画像は長寿梅。
葉を落としたほうが良いですよね。
今週中に落とすようにします。