展示会場での批評は良いと思っていますが、仲間内だけに聞こえる小さな声が望ましいですよね。
もちろん会場出て、帰りの車の中で仲間とワイワイ言いうのは一向にかまいませんけど。
先日の青樹展、小品盆栽の数は少なかったのですが、雅風展に出展される方などの飾りで良い樹でした。
今日の話はその帰りバスの中での事です。
今回の展示についてK君に感想を聞いたところ
盆栽をはじめた当初に訪れた青樹展や九州雅展はとにかくレベルが高すぎて、樹が凄い事しか分からなかった。
ただ、ここ最近の展示会では、自分の樹との比較しての評価が出来るようになり、樹をしっかりとした目で見れるようになってきた。
また、1か月ほど前の九州雅展と同じ樹を使っている方の飾りを見ても、今回はしっかりと手を入れてきてるといった評価もしていました。
私自身もはじめの頃は凄さに圧倒されていた展示会でしたが、最近は驚くことなく冷静にみれるようにはなっています。
それでも唸るような凄い樹を目にする事はありますよ。
自分の樹のレベルが上がれば自然と展示会の樹がどのくらいなのかが分かるようになる。
おそらくK君、雅風展に行って展示物見ても驚かないと思います。(良い樹だなと、感動はすると思いますよ)
今回、面白かった事が一つ。
賞を取っていなかった樹の1本を多くの仲間が褒めた事。
口々に、何故、賞を取れなかったのだろうと言っておりました。
でも実はその樹の評価を私、大作先生に聞いていたんです。
この樹は何故賞を取れなかったのかって。(笑)
一つは樹が若かった事を上げていましたが、手入れに関しても何か言いたげでした。
では今日の樹
樹の格としてはカエデ・モミジより劣る感じの楡欅です。
欅の下位互換と言ったところ。
特別手を入れなければならないと言った事もなく、一人で枝出来ていくイメージです。
取り木すればあっという間に出来るところなんかが下に見られる理由かな。
でも枝が出来た樹は凄いです。
雅風で使えるような樹は樹種関係なく高値で取引されますけどね。