本日の性(しょう)は松について。
まず、黒松に大切な性は皮性と葉性。
皮性は縦に割れる性が良いとされ、さらに剥がれ落ちない事。
古い樹を持たれていない方は知らないと思いますが、皮性の悪い黒松の皮は剥がれ落ちます。
一枚、また一枚と、一年に一枚ずつ皮が出来るごとに一枚剥がれ落ちていきます。
何年たってもミルフィーユみたいにはなりません。
古さは出ます。ただ、皮性の良いミルフィーユ黒松には敵いません。
葉性は太くて真っ直ぐで捻じれていない事。
同じように見える黒松でもよく見ると葉性が違う事に気づくと思います。
皮性が分るにはある程度年数が必要ですが、葉性は素材の段階で分かります。
素材から育てられる方は注意したほうが良いですよ。
ちなみに私の周りで黒松の『接ぎ木』や『取り木』をされる方は『瑞宝』を使われています。
私のYouTubeチャンネルで行っている黒松の接ぎ木には瑞宝の接ぎ穂が使われています。
取り木や接ぎ穂にするために巨大に走らせた瑞宝を持っている方が居られますので。
なんでもかんでもはダメですよ。性が大切です。
五葉松ですが、皮性はあまり言いません。
大切なのは葉性。
太くて真っ直ぐで捻じれていない事は黒松と同じですが色も大切です。
ここからは個人的見解になりますが、一番綺麗な色は青みがかった緑です。
実際にクニオの爺さんが持っていたのですが・・・・・。枯れてしまいました。
『しんし君に売っときゃよかった・・・・・・。』と言っておりましたが後の祭りです。
産地不明で今まででその樹しか見たことない葉性でした。
あと五葉松は、水の管理次第で色と捻じれはいくらか解消できると言われています。
我が家は水、甘・甘・管理なので色が薄~くなってます。
メルカリ五葉松です。
那須五葉と言う事でしたので葉性は悪くないです。
最近は八房系が人気あるみたいですが、選ぶなら色の濃いやつで葉が太くまっすぐな品種が良いと思います。