通天閣から北へすぐの場所に、三好額縁店があります。
その名の通り、額縁を販売してるお店です。
オーダーメイドで額縁を注文することもでき、2階が工房になっています。
入口には色紙や短冊が並んでいます。
プレートや絵画なども販売しています。
その昔、天王寺公園にある大阪市立美術館からのお客さんの流れがあったそうです。
賞状や絵画などを飾るのに、額縁を購入するお客さんが多かったそうですが、今では家も狭くなり、賞状を額縁に入れて飾るとか、そのようなお客さんは減ってきたそうです。
大阪の中でも額縁専門店は希少な存在になっています。
私は三好額縁店に新世界町会連合会の用事で、たまに立ち寄ります。
店主の三好さんと町内会のことでいろいろ話をしたりします。
三好さんと話している最中に、何人もの外国人観光客がお店に来られてました。
入口にある色紙や短冊など、外国人観光客に人気だそうです。
時代とともにお客さんの層も変わっていくようですね。
また、三好さんは新世界稲荷神社の役員も務めていて、新世界と歴史を共に歩んできた新世界稲荷神社を守っておられます。
三好さんの奥さんは、若かりし頃、通天閣て勤務されていて、エレベーターガールもされてました。
三好さんは通天閣の近くの喫茶店、今はありませんが、『喫茶サン』というお店がデート場所だったとか、そんな話を聞いたことがありました。
以前、NHKの番組で三好さんご夫妻の話が紹介されたことがありました。
新世界も他の繁華街、商店街と同様、地元の人が減っていく傾向にありますが、先代から引き継いだ額縁店を守り、地域の様々な役員もされている三好さんは、新世界の歴史を語る上で貴重な存在と言っても過言ではないでしょう。
これからも三好額縁店、地域、そして新世界稲荷神社を守り、後世に新世界の歴史を引き継いでいってほしいと思います。
★Twitter@shinsekaizyoho
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