12/29
どっさり降った雪は、昨日の厳しい日差しで大半が溶けてしまったらしい。満を持して今日はバターミルク。
朝飯食ってサンドイッチ買って出発、ビショップの街から西に向かう道へ進む。正面には、雪を冠したMt. Tom(トム山)が見える。でかい。
10分ほど車を走らせ、枯れ川を越える小さな橋を渡ると、バターミルクロードの看板が道の脇にポツンと立っている。
道の脇に車を停め、バターミルクの看板前でオバショット。
からの、ジャンプして記念撮影
のだっちの跳躍力が凄い!
ソロでも。看板が交換されたのかな? ポールの色が以前と異なる。
車に戻ってダートをガンガン進むと、景色が次第にゴロゴロしてくる。車内のテンションが否応なしに上がっていく。
まず最初に目に飛び込んでくるのはグランパ、ビショップの数あるハイボールのなかでもトップクラスの高さを誇る。
車を更に奥へ進めると、バターミルクのエリア全体が見えてくる。駐車位置を決めて車を降り、はやる気持ちを抑えながらトレイルを登っていくと…
到着!!! 白い雪、茶色い大地、そして青い空のコントラストが美しい。
グランパに寄って、ルシッドのアンダーカチを拝む。前来たときも見たけどね。ちっさい!!
これでっせ
アンブロシアにはロープでリハーサルしてるお兄さんがいた。このあとすっごく少ないマットで下から繋げトライしてた。こののち完登したらしいと風の噂で聞いた。
皆さんは High plain drifter をやるらしいので、既に登ってる僕はマット1枚もらって、ちょっと丘を登ったところにある Bubba gump の岩へ移動。
V0とV1登って(雪が残っててトップアウトは諦めた)はるなから易しいと聞いた Cocktail sauce V9 をトライ。
遠い1手を取るのが核心らしい。ここはすぐできたけど、次のサイドを右手で取って左を寄せるムーブが難しかった。後で知ったのだが、どうやらホールド選択を誤っていたらしい。無駄にしんどい動きをしてしまっていた。それでもV6くらいに感じた。
本当はこれをサクッと終わらせてBubba gump を頑張りたかったのだけど、結構トライを重ねてなんとか完登(?)。ただ、やはり雪のせいでトップアウトは諦めたので完登とは言えないかな。
High plain drifter に戻ると、流石ののだっちは登ってた。
恐怖のクライムダウン。さほど危なくはないけど、体を反転させるポイントでホールドが乏しく、傾斜も変わるので恐ろしさがある。
はるなと近ちゃんは登れず。
ザ・マンダラも観光した。
のだっちの記念受験。
車戻って小移動、The checkerboard の場所へ。バターミルクメインからは、ちょうど谷を挟んで反対側にあるので遠目に見える。北向の斜面なので陽があたらず、雪が沢山残っている様子。
とりあえず空身で偵察。近付いて確認すると、下地は雪、ボルダーの上にも雪。でも、ギリギリトライ可能そう。急いで車に戻って、装備を整えてもう一度アプローチの急登を歩いた。
標高が2,000mほどあるので、急登で息が切れ体は暖まったが、冷えて乾燥した空気が一瞬で体の芯から熱を奪っていく。
寒くて仕方ないが、頑張ってトライ開始。が、スタート体勢になると左下の下地が切れ落ちた空間に体を投げ出すので恐ろしい。冷えて固まった体でムーブを起こすと、足がスリップして空中へ放り出されそう。
のだっちはさっぱり気持ちが入らない様子であっという間にさっきまでいた暖かいエリアへ戻っていった。残された3人でトライを繰り返していると、まずははるなが上部までたどり着いた。が、手が悴んでフォール。
僕はマットで傾斜地をスキーして下ったり(怖い)、スポット中に足を滑らせて例の切れ落ちた下地の向こうに落下したり(死ぬかと思った)。要するに敗退。寒すぎ。
途中から来たアメリカ人達がとんでもない落ちかたをするのでヒヤヒヤしっぱなしだった。暗くなってきたので撤収。
最後、Soul Slinger をナイトでトライするこんちゃんとはるなと共にバターミルクメインへ。のだっちは先程登って、僕も前回のツアーで登っているので応援。
上の写真は、iPhoneのライトでRucid Dreaming をトライするジミー・ウェブ、キーナン・タカハシ、ダン・ビール。後日、ジミーは完登することとなる。
その有名人たちの前を駆け抜けるはるな。
Soul Slinger は2人とも宿題に。
これはカメラの設定をミスって爆発したSoul Slinger。
とは言いつつも、次第にカメラの技術が向上している。
街へ戻り、安いハンバーガー屋へ。怪しい人に絡まれてビビった。