まだ書いていない記事がたくさんあるが
記憶が鮮明なものをひとまず書く。
( 2024.5.4 )
DXと嫁コスメさんと僕
DXと僕が狙っている岩へ満を持して訪れたが
川の増水が凄すぎて近づこうものなら水洗トイレで流れ去るウンコの如く、瞬く間に消えてなくなってしまいそうだったので撤退。
水コワイを久しぶりに感じた。
なかなかのアプローチをこなしただけに嫁コスメさんには申し訳なかった…。
加えてマット無し、サンダル短パン麦わら帽子にアロハシャツの軽装ブラザーズな我々のせいで嫁コスメさんが登ろうにも、岩場を間違えれば危険な目に遭わせるだけだったので、下地が良い片玉村ボルダーを転戦先に選び移動した。
ヒサビサノ片玉村ボルダー
アップで三角岩の2-3級くらいのラインを再登。
明瞭なホールドを辿っていく、まさに「岩が呼んでるライン」
相変わらず素晴らしい。
初夏らしい苔むしたリップがまた良い味を出している。
クライミングジムも、大きなホールドでピョンピョンさせたりツルツル面をわざと踏ませて難しくさせたり、スラブで変なランジをさせたりするのは程々に、苔のついたホールドでも導入したらさらなる盛り上がりを見せるのではなかろうか。
下地に岩やら石ころなんかを置いて、セルフでクラッシュパッド敷かせたりなんかしたら盛り上がっちゃうよ。
店が発信するSNSも
「ホールド替えしました」
ではなく
「下地替えました」
なんてのもありだね。
お客さん達も口々に『今週の下地まじヤベー』なんて言ったりしちゃってね。
うんうん
そんなのは最初の3日間だけだろうね
楽しいのは。
そんなこんなで
久々に来ると以前とは違った新たな眼で岩場を見渡せるわけで、僕たちは当然この岩の前で止まった。
下が水じゃなけりゃ迫力のある良いスラブなんだけどな〜…
なんて昔は思ったけれど
今は当然のように「これ、どうやって登ろうか?」とDXと作戦を立てていた。
実力が近しい者同士でのセッションはもちろん楽しいけれど、
こうやって趣向や情熱のベクトルが合う仲間との冒険的なクライミングは何者にも変え難い充実感を得られる。
いつからかグレードを追わずにインスピレーションで岩登りを楽しむようになったのは、こういった仲間たちに恵まれていたからだと思う。
本当に皆さんには感謝。
ということで大スラブをよくよく観察
上までホールドが続いていそうには見えるものの上部は不明瞭な部分が多く、濡れた靴で攻めるには不安が大きかった。
↑野猿谷での経験を活かして、後日ピザポテトスタイルで登ることも頭をよぎったが、、、
序盤のちょっとした棚の上でシューズを履けるのでは?
と気づき、その案を採用することにした。
上部で にっちもさっちもいかなくなった場合は
右側の少し水深が深いところへ飛び込むことにしよう…
そしてDXのトライ
予定通りシューズ装着
苔の乗った凹凸にうまく荷重をかける。
……。