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稲氷命ーいなひのみことー
『日本書紀』では、稲飯命ーいないいのみことー
彦稲飯命ーひこいなひのみことー
と表記。
天津日高日子波限建鵜草葺不合命
ーあまつひたかひこなぎさたけうがやふきあえずのみことーと、
玉依毘売―たまよりびめーの間に生まれた御子神の次男です。
長男の五瀬命ーいつせのみことーや、
末子の若御毛沼命ーわかみけぬのみことーと比べ、
記述の少ない神様です。
『古事記』では、共に東征には行かず、母の国を訪ねて、
海原へと入っていった。と記されていますが、
『日本書紀』では、共に東征に参加し、
熊野に向かう途中、遭った暴風の最中、
「我が祖神は天神で、母は海の神であるのに、
このように陸と海に苦しめられねばならぬのか」
と嘆き、剣を抜いて海に入り、
鍬持神ーさいもちのかみーになったと記されています。
神名に、「稲」の字が使われていたり、
「さいもち」の「さい」に「鍬ーすきー」の字が使われていることから、
穀霊とされています。
ご神徳 国家安泰
五穀豊穣
心願成就
『新撰姓氏録』には、辰韓の地（慶州）に渡って、
新羅を建国し、王となった。と書かれているそうです。
ここからは亜紀がお送りします。
稲氷命、確かに印象・・・薄い・・・。
三貴神の月読のような・・・。
さて、コンタクトしてみましょう。
ううーむ。
段々、神様というよりは、
人っぽく感じるよね。
人と神様の間みたいな。
伝説上の人物って感じ。
記述が少ないのは、
数的に意味があるから頭数合わせで書かれたのか。
それとも、滅んだが有力だった氏族の祖神なのか・・・。
あまりこちら ( 人間 ) には関心がなさそう。
こちらを向いていないパターン。
遠くを見つめておられる先には何を見ているのかな。
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