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「ことほぎ」
主宰新地亜紀と同居人みっちゃんです。
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伊邪那岐命が行った禊の最中に生まれた、
身に着けていたものを脱ぎ捨てた時に
生まれ出た神々の中から、
陸路を表す神様を、前回書きましたので、
今回は、海路を表す神様を。
左手の手纒ーたまきー(現代の腕輪)から、
奥踈神ーおきざかるのかみー・
沖へと遠ざかる波を表す神様とされています。
辺踈神と対となっています。
奥津那芸佐毗古神ーおきつなぎさびこのかみー・
渚の沖側を表す神様とされています。
辺津那芸佐毗古神と対となっています。
奥津甲斐弁羅神ーおきつかひべらのかみー
沖合と、渚の波が出会う中間地点の、
沖側を表す神様とされています。
辺津甲斐弁羅神と対になっています。
右手の手纒ーたまきーから、
辺踈神ーへざかるのかみー・
岸へと返る波を表す神様とされています。
奥踈神と対になっています。
辺津那芸佐毗古神ーへつなぎさびこのかみー・
渚の海辺側を表す神様とされています。
奥津那芸佐毗古神と対となっています。
辺津甲斐弁羅神ーへつかひべらのかみー
沖合と、渚の波が出会う中間地点の、
海辺側を表す神様とされています。
奥津甲斐弁羅神と対になっています。
この六柱は、『日本書紀』には登場しません。
三柱がセットで生まれていることから、
海の神様と考えられています。
※日本の神様で、三柱セットと言えば、
海の神様なのだそうです。
ここからは亜紀がお送りします。
三柱の神がセットなのは海の神。
三って数字は東洋でも西洋でも、
重要な数字としてよく表れますね。
そして、三柱とも
「波」
に関係している。
腕輪を水に投げて出来た波紋はまさに波。
寄せては返すその波の中にも神を見つけられるのは、
なんか豊かな気がしますが。
さて、では神々にアクセスしてみましょう。
奥踈神
先ずはセットというだけあって、
それぞれの神々は双子感がありますね。
姿がそっくりというか。
体ががっしりしていて、
浅黒い肌で、
髪を右から左に流している。
左目が見えていて右目は髪で隠れています。
表情は・・・う～ん微妙。
無表情に近いかな。
辺踈神
もう、全く奥踈神を鏡に映したようです。
左右が反対なだけ。
髪の分け目とそれによって見える目とかね。
奥津那芸佐毗古神
なんかごつめの衣服。
漫画で破戒僧とかが着てる感じ。
袈裟みたいな。
わかめなのかな・・・(笑)
黒くてでもちょっとボロッて感じ。
髭や体毛が濃いです。
辺津那芸佐毗古神
ほぼ、見た目は奥津那芸佐毗古神と同じ。
なんだけど、少し髭が長いかな。
体毛の濃さは奥津那芸佐毗古神の方が濃そうです。
奥津甲斐弁羅神
急に薄くなります。
顔の感じが。
亀みたいです。
首とあごの境目が分かりにくいというか。
あごがとても小さくて、その割に首が太くて長い。
なので亀のようです。
体も超なで肩でなんかオスカー像みたいでもある。
沖の方なのに色は白いな～。
辺津甲斐弁羅神
奥津甲斐弁羅神とほぼ同じ。
なんかね。
ちょっと怖いよね。
訳のわからなさが。
信仰の対象でない神々は、
自然のシステムの一部感が大きくて、
あんまり感心を示さない。
(私というか人間というか)
なんだけど、じーーーーーーと。
見ている。
神様と海の魔的な感じの中間みたいかな～。
海に対する人間の根源的恐怖感が反映されているのか?
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