今年の夏のことなので、もう大分前になってしまいましたが記録として。
近いせいかあまり真面目に奈良で遊ぼうと思うことがなかったのですが、今回は至極真面目にいろいろと考えました。
イートインのお席が少ないとホームページに書いてあったので、あらかじめ予約していきました。
行くと、入り口のドアに「予約でいっぱいです」と記載されていて、びっくりでした。
他にも3組の予約があり、確かにお席はいっぱい。
失礼ですが、駅からもそこそこ遠い田舎のお店なのに、皆さんおいしいお店をよくご存知!
まぁまぁ高いランチが2種類しかなくて、高い方と安い方を頼んで同行した友人とシェアしました。
好みのキッシュを頼んで、それぞれのメニューに仕上げて出て来ます。
お野菜がいっぱい。
これの他にスープもついてます。
ランチだったので食事系のキッシュにしましたが、ブルーベリーの載ったおやつ系のもすごく食べたかった!
また行きたいお店です。
その後、奈良公園をぶらぶら歩くのですが、雨が降ってきました。
そう、実はこの後関西は大雨になるのです。
何十年ぶりかの東大寺大仏殿。
雨、降ってます。
近くにある依水園で日本庭園を散策したのですが、とても素敵なお庭で…でも雨が凄くて…晴れた日にもう一度来たいねと言い合いました。
庭から覗くだけでしたが、中にある建物の設えもいろいろで楽しそうでした。
雨にも負けず予定をこなすべく、次は奈良県立美術館で「ウィリアム・モリス展」を鑑賞。
よく名前は聞くウィリアム・モリスがどんな人だったのかわかり、勉強になりました。
ウィリアム・モリスデザインのプリント地は目にすることが多くて、なんだか当たり前になっていて人間ウィリアム・モリスに関心がいってなかったことが修正された感じです。
次に行ったのは、奈良ホテル。
随分昔に着物屋さんのイベントでここが会場のランチ会があったのですが、そのお店のお客さんにはなっていない時だったので参加を控えてしまい、今回が初訪問でした。
泊るなんてとてもできず、お茶をしに入っただけなんですが、なかなかに感動的でした。
ただ、ここに向かっている時の雨が半端なく・・・なんでこの雨の中自分は歩いているんだろうと切なくなるほどでした。
カフェに入るとほっとして、温かいお茶と、奈良らしい古代米を使ったデザートを楽しみました。
ラテアートさえも奈良らしい。
館内をうろうろと見学し、アインシュタインが弾いたピアノや、外国の要人・有名人、皇族方が止まったという記録写真、売店のグッズなど見るところが沢山ありました。
歴史が凄い。深い。
この後、駅の近くでごはんなので、お土産を探しがてら商店街を目指して移動します。
晩ごはんを食べてホテルに帰りますが、とにかくずっと雨。
翌朝はごはんの後に中川政七商店のお店とか周り、京都の美術館に行くべく京都方面に移動予定だったのですが、なんと京都にいくJRが雨のために運休してしまっていました。
近鉄線は動いていたのですが、嫌な予感がして結局大阪に戻ることにしました。
後からニュースを見ると、もしあのまま京都に行っていれば夜に大阪に戻れなくなっていた可能性があっったことがわかり冷や汗でした。
更に後日談ですが、雨の奈良公園を歩き、多分鹿のフン混じりの泥を着物の後ろの裾に跳ねあげてしまいました。小地谷縮だったので自宅で洗濯したのですが、それだけでは汚れが落ちなくてアタック泥汚れ用でこすってなんとか落としたという…。
更に更に、締めていた麻の八寸名古屋帯は、お太鼓全体が濡れて変色してしまいました。
着物屋さんに頼んで洗ってもらったのですが、それだけではきれいになりませんでした。
お太鼓全体のことなので締めてしまえばわからないということで、これ以上染み抜きには出さないつもりです。
しかし、雨をいろいろ舐めてました。反省。
そんなこんなで、いろいろとネタに事欠かない奈良旅行でした。
行ってみて、思ったより奈良楽しい!とわかったので、また行きたいと思います。