風が吹く日も、雨の日も

風が吹く日も、雨の日も

着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

8月のコーデを書いていないことをすっかり忘却していました。
そうこうしているうちに9月も終わるところでした。危ない。(書きかけで9月末日を迎えました)
昨年、あまりの暑さに絹ものの夏着物をほぼ着ないで過ごしてしまったので、今年はなんとかがんばって着ようと思っていました。
でも、凄い暑さで凄く汗をかくので、少しのお出掛けならいざ知らず、一日中着ている日は洗える素材に気持ちが傾きがち。
そんな揺れる心が現れた8月のコーデでした。
 
最初は小千谷縮です。
洗えます。
ITイベントスタッフとして受付をする日だったので、ゴフクヤサン・ドットコムの基盤柄の半幅帯に、パンクな帯留めをしています。
この小千谷縮は、その昔大雨の中奈良で着て遊んでいて、鹿のフンを跳ね上げてシミを作ってしまった、ハード利用に晒されている着物です。
家に帰ってから洗濯用のブラシでごしごししてもきれいに取り切れず。
後ろの裾らへんなので、まぁ気にせず着ています。
帯留めはメルカリで見つけたハンドメイド品です。
 

 

翌日同じ着物と帯で、帯留めだけ変えて出掛けていました。

ワイン飲み放題のお店で晩御飯だったので、コルクを模した陶器の箸置きに金具を付けた自作の帯留めです。

 

 

藍地に絣模様が楽しい琉球壁上布は、メルカリで見つけた反物を仕立てたもの。

仕立てる時に、あんまり古い反物は生地がかすかすになって裂けることがあると聞かされて、未だにちょっとそうならないか不安なまま着ています。

不安があるので、一日中着るのではなく、昼間に数時間だけ、呉服屋さんに顔出しする時などに着ています。

帯はラオスで織られた雁皮布の八寸名古屋帯です。

先日この帯を持ってきた問屋さんにお会いして、この帯のことを話題にしたら、すっかり忘れておられました。

ラオスものは精緻な刺繍のものが多くて、この帯のような素朴なものは今ほとんどないようでした。

帯揚げはセリアのストールで、ピンクのグラデーションだったような。

帯留めは小さな貝の箸置きに金具を付けたものです。

 

 

ここ最近着ていなかった薄紫の絹紅梅です。

三勝の製品で、着物コーディネーターの秋月洋子さんが同じものを持っておられます。

ほぼ無地に見える、帯合わせのしやすい夏着物です。

帯は化繊のリバーシブル半幅帯。

全然わからないと思いますが、薔薇柄です。右端で切れているのは白い薔薇の柄。

帯留めは可愛らしいピンク珊瑚です。

 

 

着物生活最初期に楽天で購入した夏着物セットの中の夏着物。

黒地に波と花の丸。

生地が滑りやすくて、着付けにくいし着ても着崩れしやすいと思っていたのですが、久しぶりに出してみました。

止めるところをやや上手く止めれるようになったみたいで、以前ほどの着付けにくさは感じませんでした。少しは着付けが上達してるみたい。やったー。

帯は、シミありで安く、これも楽天で買った八寸名古屋帯です。(購入後にシミ抜きをしました)

青い花の色が好きで、また少し金が散らしてあるところもよき。

帯揚げはグレー系のストール。

帯留めはきなりがらすのとんぼ玉です。

 

 

こちらは、唯一自分で誂えた有松絞りの浴衣です。

帯は古道具屋さんで見つけた半幅帯で、水色から白のグラデーションになっています。

(裏はグレーから白のグラデーションになっている、リバーシブル)

帯留めは小物力丸さんの「しろくま氷」と、ミミズクヤさんの「季節感」。

(ミミズクヤさんの帯留めを制作しているのはファクトリーザジさんです)

 

 

 

カレンブロッソの浴衣「花喰い鳥と丸芭蕉」の緑バージョン。

プリントですが、元のデザインは沖縄のやふそ紅型工房が作ったものです。

帯は、今帰仁の芭蕉布に城間栄順さんの紅型をさしたもの。

今帰仁ではもう芭蕉布は作られなくなりました。(個人作家さんは別。組合は解散したと聞いています)

帯揚げはグリーン系のストール。

帯留めは東風杏さんのものです。(ホームページがないので、作家さんのInstagramをリンクしています)

 

 

こちらの浴衣は、大阪市住吉区粉浜のこころやさんがお店を改装工事するために一旦閉店をすることになり、その閉店セールの時に見つけた反物を仕立てたものです。

(今はもうリニューアルした店舗で営業されています)

最近テレビを見ていたら、ドラマの中で名取裕子が同じ柄の浴衣を着ていてびっくり。

画像検索したらドラマの中と別の帯で来ている時もあったので、名取さんの私物かもしれません。

帯は松竹喜生子さんの八重山上布の九寸名古屋帯です。

帯揚げは青系のストール。

帯留めは小物力丸さんの鉄線です。

 

 

 

ここからは、二泊三日の旅のコーディネートになります。

長い時間電車に乗るので、シワがつきやすい夏の八寸帯は諦め、全行程半幅帯コーデに振り切りました。

これが夏でなければ、羽織を着たりして帯を守れるのですが、夏はそうもいかなくて。

 

せんびる(船場センタービル)にある蔵というリサイクルショップで見つけた化繊の夏着物です。

それに合わせたのは、うちにある唯一の誉田屋の帯、芭蕉の半幅帯です。

今の値段に上がる前、多分三年かそれ以上前、誉田屋の半幅帯が流行りかけの時に思い切って購入したものです。

透明なスリガラスの帯留めを添えています。

洗える化繊だし、下は洗える噓つき半襦袢です。

 

 

翌日もやはり洗える化繊の夏着物。

これは滋賀に店舗があるtentoさんが四天王寺の骨董市に来ていた時に購入したリサイクルです。

帯は着物を解いて半幅帯に仕立て直したもので、何かの着物イベントの時に購入しました。

古今堂さんのものです。

帯留めは個人作家さんがメルカリに出していたもので、ピンクに白のマーブルのとんぼ玉。

 

 

ここからは旅館で来ていた浴衣のコーデです。

いわゆる旅館の浴衣がとっても苦手で…今回は大きめのキャリーケースだったので、荷物が多少増えてもいいやと自分の浴衣を持ってきました。

源氏物語のブランドで売られているシリーズの中で、シンプルな白地に藍で朝顔を染めた浴衣は、私の初めての浴衣の誂えでした。

帯は、うちで唯一の藤井絞の雪花絞りの半幅帯です。

帯留めはセラミック製の朝顔。仕事のイベントで毎年一緒になる、十日町のきものブレインさんが扱っているもので、イベント会場で格安で出されているものをいただくうちの一点です。

(今年から件のイベントには出展しないことになりました…サヨナラ)

 

 

もう一枚の浴衣は、いつもお世話になっている呉服屋さんが、仕立て付きで特売で出した浴衣反物を誂えたもので、崩し麻の葉柄。どんな帯でも受け止めます。

帯は、今年京都の街角で「ご自由に」という箱から見つけた布から初めて自分で半幅帯に仕立てたものです。

初下ろしで使ってみたら、短くて大変でした。寸法、充分足りてると思ったんだけどなぁ。

まぁ、作って、使ってみたのは、いい経験でした。

帯留めは緑のガラス。

 

 

最終日は長板中形染めの浴衣です。

帯は藤井絞りの半幅帯ふたたび。

実は、リバーシブルのこの帯の裏面、ライトグレーの無地を使うつもりだったのですが、青い絞り染めが見えないのはもったいないと言われて、急遽こちら側を使うことに変更しました。

柄on柄ですよねー。

帯留めは呉服屋さんの特売で買った宇宙ガラスです。

 

 

ということで、結局洗える夏着物と浴衣にまみれた8月でした。
もう9月の終わりで結果がわかってるから言えますが、9月はええ夏着物を着ました。
大阪の9月は、まだ全然真夏です。
日本は縦に長いので、北海道はほぼ暦通りに衣替えしていて、単衣がそろそろ終わるとSNSで見るのですが、私的にはまだ単衣にも移行してないです。
しばらくは木綿の着物や透けない夏着物でお茶を濁そうかと…多分、10月下旬くらいに単衣になります。
 
この秋、いつもお世話になっている呉服屋さんが、悉皆関係で破格の値段を出してきたので、それに乗るか乗らないかを悩んでいる今日この頃です。
悉皆の値段もすごく上がりましたよね…。
しかし、ちょっと小さいリサイクルをそのまま着れる時期はもう過ぎたので、仕立て直すかそのまま温存しそっとしておくかしかなく、少しでも着てあげたいと思うとなんとか仕立て直しをしてあげたい。
リサイクル着物のお悩みあるあるです。
仕立て直すにも、どれをするかでまた悩む。
着物って、悩むことがたくさんありますよねー。
それも楽しみなんですかねー。
 
とにかく早く最高気温が20度を下回りますように。