お正月の着物コーデ(2021) | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

関西の府県にも緊急事態宣言が出てますが、着物を着る頻度自体はそんなに変わらずです。
遠出はしませんが、用事やあらかじめ決めてあった予定は淡々とこなしています。
 
緊急事態宣言が出る直前の寒い週末に京都に遊びに行った日のコーディネートから。
染め紬に、もふもふの帯後ろになんかいるバージョンです。
この帯はミミズクヤさんが作ってられる作り帯で、前の冬に写真を見せられてからずっと欲しかったもの。
昨年暮れについに発注して、使う時期を伺っていました。
ここ数年かなりふくよかになっている私…この帯を使うにはギリギリに近い状態でした。
しかし、巻いて見ればめちゃあたたかで、かわいくて、とってもいいです!
カジュアル着物が好きな方はぜひチェックしていただきたいお店です。
オンラインショップもあります。
 
 
 
お次は、昨年から着たくて仕方なかった小紋です。
いつもの古道具屋さんで見つけたもので、生地も染めも凄く素敵だと思いました。
普段着の小紋でこんなにしっかりとした染めのものは最近あまりないかと思います。
どの帯を合わせようか考えて、こちらもリサイクルの半幅帯にしました。
多分正絹だと思うのですよね…薄くて軽くて、金糸が入っているので華やかさもあります。合わせる着物を結構選ぶ帯で、今まで使ったことがありませんでした。
この着物と帯の組み合わせはなかなかよいと思っています。
ついでに、裄の短い着物の下に着る長襦袢ですが、柄がきれいでもらってきていた一枚がぴったりの裄だったので、そもそも着物と長襦袢は同じ持ち主のものだったのかもしれません。
再会したわ~。
 
 
この後の2点は文楽を観に行ったときのものです。
最初のこちらは、紬の付け下げに縞大島の名古屋帯を合わせたもの。
直前に「女優きもの」という本を読んで、ちょっとピンクを入れるといいらしいので真似てみました。
久しぶりの友人に会う約束があったので、帯留めはその友人のお手製のものを選びました。
緊急事態宣言のために会うのは延期になりましたが、気持ちは大事にそのままその帯留めをつけて出掛けました。
 
 


文楽はとても一日で全演目を観ることができないので、二日に分けて観にいきます。

こちらのコーデは二日目。
昨年通販で安くなっているのを見つけた黄八丈が、来てみたら胴裏がダメになっていたので、洗い張りして胴裏は変えてもらいました。
お正月に着ようと年末ギリギリに仕上げてもらっていて、やっと袖を通しました。
平織の格子縞の着物、くらいにしか見えてなかったのですが、大島のようにしゃきっと着ることができていい感じです。
帯は黄櫨染の菊の洒落袋帯です。
久しぶりの袋帯。でも、帯の長さが充分あったので、あまり無理せずとも結ぶことができました。
たまに袋帯も結んでおかないとダメだなということで。
帯〆は藤岡組紐店さんのものです。安定感があり、締めやすい帯〆です。
 
 
 
非常事態宣言が出てはいますが、とりあえず文楽まではチケットもあったし行きたかったので、予定を変えずに行ってきました。
今後の着物生活をどうするか。
現状、家ではほとんど着ておらず、着物は外出着になっています。
なので、外出しないなら着る機会はなくなる訳ですが、さて、どうしましょう。
悩ましいところです。