キャッシュレス | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

昨年の消費税値上げの頃から、世間ではキャッシュレスとかスマホでの決済とかの話題が凄く増えましたが、身近な友人の幾人かはそれより前からキャッシュレス生活を始めていました。

そんな姿を見聞きしていた私ですが、自分がキャッシュレスに踏み出す気は起こりませんでした。


数年前から家計改善に取り組んでいます。

家計診断をしてもらったこともあり、その際に払いが後になるカード払いはなるべくしない方がよいとのアドバイスを受けていました。

家計簿もつけていますが、現金支払いとカード払いと口座引き落とし、たまに払い込みなどがあり、実のところ家計で何をどう把握して行動していけばいいのか、掴み切れていませんでした。

なので、とりあえず予算を組んで、必要な現金を一回引き出したら、その現金で一か月やり繰りすることに終始していました。

定期通院している医療機関、毎月行く美容院、古道具屋さんはみんな現金しか使えません。

後は主に食料品の買い物か薬局くらいが買い物先です。

よく知らず調べてもいなかったのですが、家計簿をかなり細かくつけていたので、買い物をした時のレシートは必須でした。スーパーで買い物をしてカード払いにした時に、明細のレシートがもらえるのかわからず不安だったことが、キャッシュレスに踏み出せなかった一因です。

更に、長らく使っていた家計簿ですが、カードでの支払いを入力すると、支払い情報を更新するのにかなり時間がかかります。1件のカード払いの明細を入力する度にその「待ち」が発生すると思うと、それだけでカード払いをしたくない気持ちにかられるのです。

レシートや入力のことのどちらも、使っている家計簿ソフトに問題のもとがあったのですが、本当に何年も使っている家計簿ソフトだったので、それを他のものに変える決断がなかなかできませんでした。

 

その一方で、昨年夏に家の近所で開催される肉フェスに友人が来るというので行ってみたら、会場では現金払いかiD払いとなっており、iD払いの速さと手軽さにびっくりしました。

その後、私は持っていたカードの一枚を破棄してiD払いに対応したものを使うことにしました。

思えばこれは、私がキャッシュレスに踏み出す予兆のようなものでした。

 

年末に向かって5%還元などの施策が発表されたり、PayPayで実際に還元のことを周りで見聞きし、更に使っているスマホの会社がPayPayと提携をするにいたって、

「もしかして、これはもう、世間的にキャッシュレスに行く流れじゃない?」

と思い始め、少し試しに車の給油とドラッグストアの支払いでカードを使ってみました。

すると、びっくりするくらい早く支払いが済み、レシートはちゃんともらえ、手元の現金は減らないのです。

感動しました。

それからも何度かは恐々としながらスーパーでのカード支払いを経験していくうちに、

「これは絶対現金払いよりよい」

と確信します。

そしてキャッシュレス生活に移行する決意をするに至るのですが、その為には何より家計簿ソフトでカード払いの入力に時間がかかる問題を解決する必要がありました。

 

で、家計簿を変えることにしました。

今時ですから、アプリかクラウドの家計簿にして、スマホでいつでもどこでも入力できるものがよいと考えて、探して選んだのがMoneyForwardでした。

昨年の12月下旬からMoneyForwardを利用し始め、私の家計管理方法は劇的に変わりました。

 

長くなるので、続きは次回に。