宝尽くしの小紋 | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

なんとなくネットで検索して見つけてしまった、宝尽くしの小紋。
ネットで探す時は裄で検索をかけるので、そのまま着られる、マイサイズに近いものが選べます。
買わなくてもいいのに、魔が差したようにセールで安くなっているリサイクル着物を躍起になって探してしまう時があります。
今回もそんな感じで検索していたら、大好きな宝尽くし柄の小紋が見つかってしまったという訳です。
小紋なので着物の格が高い訳でもなく、色使いも地味なものですが、文様の持つ力というか魅力は捨てがたく、購入。
 

 

届いて広げて羽織ってみたりした後に、畳んでいてふと気づきました。

場所によって、柄の大きさが違うのです。

下の写真でわかりますでしょうか。

右が上の肩に近い方、左が裾に近い方です。

下に行くほど柄が大きくなっているのです。

こんな柄つけは初めて見ました。

 

 
福田屋のご主人とお会いした際にこのことをお話してみると、そういうことをやると聞いたことがあるとのことでした。
同じ柄で大きさ違いの型紙を複数用意して染めるのだそうです。
地味に手が込んでいる。
思った以上にいい買い物をした気分になれました。
お正月に、きれいめの帯をして着ようかと思います。