大山崎山荘美術館で「谷崎潤一郎文学の着物を見る」 | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

大山崎山荘美術館は、その建物自体が大好きなのですが、そこでこんな素敵な展覧会が開かれています。
 

以前に別の展覧会で展示されたものですが、今回はそれを前期と後期に分け、更にすべての着物に履き物をコーディネートしての展示です。
前期しか観に行けてないのですが、素敵でした。
いつも展示に合わせたオリジナルスイーツが中のカフェでいただけます。
谷崎的には左のやつだったのですが、友人と相談の上私は右のになりました。
ひと口交換したけどね。
 

 

 

展示されている着物は勿論撮影不可ですが、ほぼほぼ図録代わりの書籍にその写真が掲載されています。

帰宅後にAmazonで購入して熟読しました。

 

 

この本を読んだ後に、更にブックオフで「春琴抄」と「台所太平記」を買いまして、まずは「春琴抄」を読みました。

実は、名作と言われるものを悉く避けて通ってきたので、名作文学をほとんど読んでいません。

「春琴抄」は話しの筋は知っていたのですが、原作をそのままの文章で読んでみたのは初体験。

感想はと言うと…これを世界は認めたのか。って感じでした。

ツッコミどころが多過ぎるお話ですね。

今は「台所太平記」を読みかけているのですが、こちらの方が軽い感じで読みやすそうです。

人生終盤近くなって、初めて谷崎潤一郎という作家を知った気分です。

夏目漱石とかも死ぬまでに読まないとな…。

 

 

後期も観にいきたいと思いつつ、日程的にとても厳しい。

ただ、次の展示も楽しみなので、大山崎にはこれからも何度も足を運ぶと思います。