四天王寺の万灯供養は、とても美しい法要です。
やはり、日が落ちてからの眺めが格別です。
昨年見た光景をまた見たくなって、随分遅い時間でしたが出掛けてきました。
お経を聴きながらお堂の周りをゆっくり歩く儀式にも参加して、昔から続く四天王寺の祈りにひたりました。
沢山の人のために祈ってきたのだろうと思うと、亡くなった自分の家族のことや昔のことがこみあげてきました。
思いは複雑だけれど、繋がっていて今はいない家族のために、ほんの少しの間祈る時間を持ちました。
未だに生きていくことは楽ではないけれど、神様も仏様も、こんな人間のために祈り続けてくれているように思えた夏の夜でした。