本気のカフェだった… | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

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 私の勤め先がある谷町四丁目は、私にとっては喫茶店不毛地帯です。
 昭和な感じで馴染みのある人向けの小さな喫茶店はいくつもあるのですが、初めてでも入りやすく、ケーキが美味しそうで、小洒落たカップに美味しいお茶を淹れてくれそうな喫茶店が見当たりません。
 見つけても、すぐに退却していきます。

 隣りの天満橋か堺筋本町に行けば結構見つかるのですが、谷四には本当にないのはなぜなんでしょうか。
 昼間に喫茶をやっていても、仕事が終わる頃にバーになるお店はダメなんです。
 仕事帰りに、ちゃんとした陶器のティーカップでゆっくりお茶が飲めるお店がいいのです。

 駅前で前のベーカリーカフェが閉店した後に、別のベーカリーカフェが入ったところを探索してきました。
 お茶と小さなパンで500円くらいの予算で初めて入ったのですが、なんと注文してから一杯ずつお茶を淹れて、陶器のティーカップで出てきました。
 そもそも手前のベーカリーのコーナーで見たパンが全部本気だったので、これは…と思ったのですが、案の定お茶も本気で、メニューも珈琲だけでなくカフェオレでもカプチーノでも頼めるラインナップでした。

 お会計は予算を大きく上回って810円。
 ベーカリーカフェとしては、なんば梅田並みの本気度でした。
 自分にご褒美したい時のお店ですね。