益々3RそしてRenewable(持続可能な資源)へ
明日から出張が続きます。
京都での研修から、名古屋を通過して東京へ。
何のために、廃棄物を生かす・活かす取り組みの見学研修です。
私どもの業界の理解が残念ながらまだまだ発展途上です。
身近であるにもかかわらず、資源の有効活用が出すことで終わってしまっています。
行政のごみ回収と同じ感覚かもしれません。でも何かちょっと違います。
この様な環境の中、益々3R:リサイクル・リユース・リデュースさらに進みます。
廃棄物を減らすためには、3R+Renewableの考えが理解されていかねばなりません。
そのために世の中の変化対応や方向性と変化創造が大切だと思います。
短期的思考ではなく、長期的な思考が必要だと考えます。
そして、次世代のために。
古紙業界を考える
2月末から、丸住製紙の記事がIT上でいろいろと流れています。
業界で製紙メーカーが倒産するとは考えていませんでした。
どのように再生していくかまだ分かりません。
コロナ禍が大きなうねりになりました。印刷関係がガタガタと落ち始めましたから。
デジタル化・ペーパーレス化も拍車をかけました。
変化対応業であり、変化創造業でもあることが分かった出来事です。
2025年のこの出来事がどのように影響していくでしょうか。業界再編の波が起き、同時に古紙業界も同じ波を受けるでしょう。
古紙業界自体が変わらなければならないきっかけになるかもしれません。どのように変わるのか?
行政のごみ回収と私どもの資源回収とどれだけ認知度・理解度に差があるかわかりません。地域に密着しているのかどうかです。
これから、私ども業界は地味であっても社会に役にたっている仕事をしている誇りをもって、更に地域との繋がりを深めていくためにできることをもっと取り組まなけれならないと思います。改めて地域密着とはどのような取り組みが必要か考える時です。
ただ、量が減ったからだけにフォーカスせず、商品の価値を高めることや社員さんの幸せにもっともっとパワーアップしなければならないと思います。これからが変化対応であり、変化創造の時が来たと思います。
「松下幸之助の教訓」を読み終えて
このタイトルの本は、上甲 晃著(致知出版社)です。
100項目あり、毎日一項目から二項目を読み、印象に残った言葉や文章をノートに書きとめます。
第一章人生に向かう態度、第二章経営とは何か、第三章人を育てる、第四章成功と失敗の分岐点、第五章人間を成長させるもの、
第6章未来のために何ができるか、第七章日本人へのメッセージの構成です。
松下幸之助翁は経営者であり、哲学者ではないでしょうか。先哲中村天風に繋がる気がしています。
この本を読み進めていくにつれて、自分のことより人のこと、社会のこといわゆる「利他」の精神ではないかと思います。
ご縁で松下資料館(京都)にお邪魔したことから、松下幸之助翁の考えや思想を学びたいと思いました。
「松下幸之助の教訓」の最終章の100項目の言葉を噛みしめたいと思います。
『今度生まれてきたら、また日本に生まれたい。そして日本の国をよくするために働けたら結構やなということを感じてます。
ほかの国に生まれるという気は全然ありませんな。日本ほどいいところはないと思うんです。2千年の伝統というものを顧みた
ら、たくさんいいところがありますもんな。日本の欠点を言う人もありますけれど、確かに欠点もありますけれども、欠点以上
にいいところがたくさんありますよ。』(「松下幸之助発言集」第15章)
『豊かな自然、美しい景色、おいしい豊富な食べ物、海に囲まれた安全、豊富な水、温和な人々、そんなすべてが世界でもまれな
〝良い国〟証拠であり、私達の命の〝幸運〟を支えてくれているのだ。その証拠に、天皇を中心にして一度も国体が絶えなかっ
た国は、世界でも日本しかない。』(「松下幸之助の教訓」第七章日本人へのメッセージ)
松下幸之助翁が生きた時代と違うの一言で片づけるにはもったいない気がします。その意味の奥が深いと思います。
2千6百年の伝統があります。政治家の堕落は、選挙民である私どもの意識レベルの低下です。
しっかりと考えなくてはいけない時だと痛感しています。