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しのばず編集部

編集、校正、校閲などをやっている、ひとり編集部です。
言葉について、本について、仕事についてなど、つぶやきます。
ざんねんながら ほぼ、お役には立ちません・・・。

 

 

 

 

 

 

校正、校閲をさせていただいた

こちらの書籍が、無事に刊行されたとのことで

ご送本をいただきました。

本

 

 

『AI時代を生き抜く!圧倒的に伝わる英文を書く技術』

 

 

 

 

 

仕事で英文資料をまとめたり、英文メールをよく書いたりする人に

便利な内容だと思いました。

 

外国語で書くことは、労力を要する作業ですが

より省力して 効率よく仕事をする秘訣が

つかめるかもしれません。

 

翻訳ツールの便利な使い方、

ネット検索のこつ、

脚注の作り方

など

 

実用向きの情報も 得られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おもしろいと思った語句は

あまり「暗記しよう!」と力を入れなくても

覚えてしまいます。

 

 

 

 

 

鳥についての記事を読んでいて――

 

 

    

inconspicuous

 

 

「目立たない」という意味。

 

羽の色が保護色になっている、という文脈で覚えました。

 

 

 

 

 

 

単語でも、何語かまとまった決まり文句のようなものでも

 

文章を読んで、そのときの文脈と一緒に覚えるのが

最も楽しいのではないかな、と

思います。

 

厳密に文そのものを覚えていなくても

大体、「ああ、ああいう内容だった」という記憶があると

覚えやすいですね。

 

 

 

 

 

 

こちらは、オオカミについて読んでいて――

 

 

 

 

    

crepuscular

 

 

 

「薄明薄暮性の」。

 

 

主に日の出前や日没前に、活発に行動するという特徴を表すようです。

 

発音がなかなか気に入っています。

 

 

 

nocturnal(夜行性の)、diurnal(昼行性の)は知っていたけど

これは初めて知りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プリンターやスキャナーは

その必要がある際には

外部のものに頼っています。

 

身近なものなら

コンビニエンスストアのマルチコピー機です。

 

 

仕事に必要なら、自分の手近で使えるよう

購入してしまえばいいのでは、と

考えてもみましたが

 

書籍の校正紙(=ゲラ、galley)を見るには

A4までしかプリントできない、またはスキャンできない製品は

役立ちません。

 

 

(ちなみに、A4まで対応したプリンターなら

すでに持っています)

 

 

 

校正紙を読むときには

見開きの形状で読むことが多いです。

本を開いたときの形態で読むことになります。

 

 

そのため

 

少なくともB4、理想的にはA3まで 楽々と

扱える機械でないと、確実に困ってしまう・・・。

 

 

しかも、大量の枚数が

「自動送り」というやつ、

つまり、一度のセットで

一気にプリントできたり、スキャンできたりするものでないと

 

不便です。

(この点は、コンビニコピーやコンビニスキャンは、不便・・・)

 

 

 

そういうわけで、いろいろと調べたけど

結局は

(今のところ)

 

 

あまりお客さんが多くない、

つまり、迷惑にならない コンビニエンスストアで

マルチコピー機を 地道に手動で送って使うか。

 

または、キンコーズみたいなところを使うか。

 

 

そういうことになります。

 

 

 

iPadで校正する、という人もいらっしゃるでしょうが

 

 

私の場合は、一冊の中でも あちこちを照合する必要があるため

――設問のページと、解答のページとか――

――英文のページと、訳文のページとか――

 

iPadでは とても不便です。

 

 

用紙がいちばん、結局は 効率的です。

 

 

 

そういうわけで

 

版元さんで、プリントしてお送りくださることがほとんどです。

 

でも、時に、データ主体でお送りくださるところもあります。

そういう方法が、もしも今後、増えてくるならば

 

そのとき、あらためて作業道具について

考えようかな、という感じです。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書籍にもさまざまなジャンルがありますが

 

私の携わっているのは語学学習、言語は英語の書籍です。

 

 

 

 

書籍としてページが印刷され、製本されるに先立って

中身がないと、なにもできあがりません。

 

 

 

出版社の編集部に属する社員は

あれこれ、雑多な業務をします。

 

 

 

誌面のレイアウトに合致するよう、テキストを配置する作業を

まあ、おおまかには

原稿整理と呼んでいますが

 

それは、大概は、(外部に依頼しない限り)編集担当者が

行うものでしょう。

 

 

原稿整理が終わって、校正刷りになったものを

 

ゲラ

galley

 

と呼びます。

 

 

 

 

 

現在、私は自営業になって

版元さんから

 

 

原稿整理が済んだはず(?)の

ゲラ(校正刷り)を送ってもらって

 

 

「校正してください」と依頼されたりします。

 

 

 

が、

目を通し、考え、調べ、修正やら提案やらを書き込む仕事をしているときに

 

ものすごく、修正を書き込まねばならないことが多く

 

 

そして

実感するのは――

 

 

これは、校正・校閲以上のことをやっている――

 

 

ということです。

 

 

つまり、校正刷りの上で

少なからず、原稿整理をしなければいけない

という事態が

 

 

毎度のように、起こっているわけです。

 

 

 

担当の編集部員さんが

 

単にざーっとテキストデータを流し込んでいる場合が

目立つのです。

 

 

もっと、時間をとって

内容について、正しく、きめ細やかに

 

「読む」時間を

 

とってから、校正刷りという形にしてほしいです。

 

 

 

少なくとも、日本語の文章になるように。

あるいは、英文であれば、英文であるように。

 

きれいにしてから、レイアウトに入れていただきたいものです。

 

 

 

でないと、版元のほうで

スケジュールが厳しくなればなるほど

朱字が増える

という、

 

本末転倒の状況が、生じるんじゃないでしょうか。

 

 

それは、一冊の本にとって

不幸な状況ではないでしょうか。

 

 

 

毎回のように繰り返されると

 

ああ、本が「売れない」という以前の話かも、

 

読めないような本が、多いのかも。

 

 

そんな気持ちにもなります。

 

 

 

 

私は、自営業ですし

スケジュールが「押して押して、どうしようもない」ときに

 

 

「どうにか1週間でやってください」のような条件で

買いたたかれる存在ではありますが

 

 

 

・ああ、著者が、もっと日本語力があればね。

 

・日本語力がないなら、編集担当者と一緒にもっとしっかり、内容を詰めればいいのに。

 

・担当の編集部社員さんが、もっと計画的に仕事をしていればね。

 

 

 

と、苦く感じることは

 

多々、あります。

 

 

 

それが叶わないのであれば

 

 

本は、ほんとうに書きたい人であれば

いくらでも、自費で製本できるわけですから

 

 

編集担当者の立ち位置は、なくなってもいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文字起こしの練習を、ぼちぼち始めてみました。

 

 

 

インタビューや会議、演説などの録音音声を聞き

文字(テキスト)に書き起こしていく作業です。

 

 

なぜ 文字起こしを練習してみようか、と思ったかというと

 

音だけのデータは、省みられることが少なく

 

そのため

 

内容の有無が、軽視されがちではないかと

自分なりに、感じてきたからです。

 

 

 

「今日はたくさんディスカッションしたー!」

「いい打ち合わせだったー!」

と、自己満足するのが、世の人の常。

 

 

小さい社内会議でも、ありがちなことかもしれません。

 

 

 

「それで、何を話しましたか」

「何を決めましたか」

「どういう課題が見えてきましたか」

「この次は、誰が、何を、いつまでにするんですか」

 

・・・などの重要点が、忘れられていたりします。

 

 

インタビューでも

評議会や パネルディスカッションでも

 

話して、時間切れになって、とりあえずおしまい。

 

ということは、とても多い気がします。

 

司会の手腕にも よるかもしれませんが・・・。

 

 

 

議事録をまとめといて、と言われて

まとめてみると

 

――あの人々の議論は、やっぱり、雑談だったのか。

 

と悪い意味で感心することは、まあ往々にしてある。

 

 

記録をとって

厳しく見ることは

 

社会的に 重要な仕事ではないでしょうか。

 

 

 

音声データだけでは

耳で、その場で聞いただけでは

情報が共有しづらいでしょう。

 

ある発言の根拠(または根拠のなさ)が

確認しづらいことも、あるでしょう。

 

 

こんな負の側面を補うべく

 

音声を文字に起こすという業務が

世の中にはありますので

 

 

じゃあ、やってみようかな、と思い立ったわけです。

 

 

書き起こすと ひとくちに言っても

 

「あのー」とか「えーっと」とかをトルかどうか、

その後はさらに、もっときれいな記事のように整えるかどうか、

など

 

最終的にどんなテキストにまとめるか、で

納品の形式は違います。

 

 

 

同音異義語に留意しながら、あるいは

固有名詞、擬音語、擬態語などに留意しながら

テキストに向き合うことは

 

これまでの出版社勤めでも、必須の作業ではありました。

 

音声を耳にすると

滑舌の悪さ、複数人による同時多発発言なんかも あるけど

文脈からある程度、推測できます。


 

練習してみて

 

音声を文字化する作業自体は、特に違和感ない、ということが

わかった。

 

 ↑今ココ

 

 

 

 

まだ、練習している段階ですが・・・。