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個人的に、カクヨムのプレゼント企画は当選しやすい気がするので、
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\今回、名前が出てくるザンクト・ガレン修道院のカテドラル/
1月7日から始まったラボッさんのエッセイ、第二部を始めました。
〈第一部〉
- PREFACE 序文
- #1 幸せになる義務
- #2 義務を果たす幸せ
- #3 本の賛歌
- #4 本の選び方
- 付録:19世紀の科学者が推薦する本100選
- #5 友人の祝福
- #6 時間の価値
- #7 旅の楽しみ
- #8 家庭の喜び
- #9 科学
- #10 教育・学習
〈第二部〉
- PREFACE 序文、再び
- #1 野心(1)(2)(3)
- #2 富・財産(1)(2)
- #3 健康(1)(2)(3)
- #4 恋愛(1)(2)(3)
- #5 芸術(1)(2)(3)
- #6 詩人(1)(2)(3)
- #7 音楽(1)
音楽というと、
西洋クラシックを基盤にした話に
なりやすいですが、
中国の音階(宮調式)まで知ってる
ラボっさん…
この、自称「異端」イギリス人科学者が
履修しているジャンル、まじで半端ないな!
と、翻訳するたびに感じ入ってます。
最近、とみに思うのですが、
ラボっさんが、本当に私の前世だとしたら、
現世は劣化しすぎなのでは?
声は、人間の存在が始まったばかりの頃から旋律の源だった。
楽器に関していえば、おそらく最初に打楽器があり、次に管楽器、最後に弦楽器が生まれた——すなわち、ドラム、フルート、リラ(竪琴)の順である。
しかし、音楽の初期の歴史は、残念ながら多くの謎に包まれている。
中国人は言葉やイニシャルを用いて音階を記した。
最も低い音は、すべてを支える土台として「宮(Koung、Emperor)」と呼ばれ、二番目は「商(Tschang)」、三番目は「角(Subject)」、四番目は「徵(Public Business)」、五番目は「羽(Mirror of Heaven)」と呼ばれた。
教会旋法(Gregorian mode)と呼ばれる音階は、ローマ教皇グレゴリウス一世の死から六百年後に成立した。
ザンクト・ガレン修道院は(中略)グレゴリオ聖歌集(Gregory’s Antiphonary)の写しを所蔵しているが、この中で音階は「気鳴(Pneumss)」で示されている。そこから私たちが知っている音階が少しずつ発達し…
ピタゴラスがハンマーの打音から音階に気づいて
実験する話もおもしろかった。
長くなるのでアメブロでは割愛。
どちらかというと音楽は苦手ですが、
歴史が好きなせいでしょうか。
音楽史、おもしろい!
切り口次第ではものすごく興味を惹かれますね。
例えば、アン・ブーリンが処刑直前に
作詞作曲した歌とか😢
ロッシーニが「泥棒かささぎ」初演当日、
スカラ座の屋根裏部屋に監禁されて、
作曲が終わった楽譜を少しずつ窓から放り投げて
写譜屋に渡してたとか…〆切ギリギリすぎて草😂
たぶん、私が惹かれるのは、
音楽の背景にある「物語」なんだろうな。
今回、曲名や作者の人名がたくさん出てきます。
邦訳タイトルがある作品は
できるだけ日本語を表示していますが、
検索しても英語タイトルしか
見つからなかったものがいくつか。
今回は専門用語が多く、
いつも以上に自信がない出来栄えかも…
これとかね。
専門用語、おかしくないですか?
ロッシーニは、『Dal tuo stellato soglio』について次のように語っている。
「ト短調のコーラスを書いているとき、私は突然、インクの代わりに薬瓶にペンを浸した。これを砂で乾かすとナチュラルの形になり、その結果、ト短調(G minor)からト長調(G major)への変化がもたらす効果を瞬間的に思いついた」
いつもの好きな一節。
音楽は道徳的な法則である。
宇宙に魂を、精神に翼を、想像力に飛翔を、悲しみに魅力を、すべてのものに華やかさと生命を与える。
音楽は秩序の本質であり、善、正義、美のすべてへと導く。
目に見えないにもかかわらず、まぶしいほど情熱的で、永遠の型である。
アメブロで紹介している内容はほんの一部です。
詳細は、本編をご参照ください