舌代
第2期戦は終わり,愈々最後の決戦に入ったようである.吾々は世界の主要都市に大光体を設定し,鞍馬を占拠*1してから,彼らの言う大神様の正妻である北政所が取次の器械を斃しに目を釣り上げて狂奔している.補助器も安田・竹前を潰せと指令が出ている.勿論筆者*2も攻撃の対象にされている.
この様な折り,大策を仕掛けた約12時間後にその大策の成果の一部を調べる為に日本上空に飛ばした十兆母艦の中の者を引き出して喋らせていた所,次の様な「別の者」からの「語り」が入った.
この語りの内容は遠大なる宇宙の法則の一端を語った洵に素晴らしいものである....尚,この十兆母艦は取次の器械の次の様な「呼び掛け」を放送しながら世界の上空に千台(隻)飛ばしてある.
取次の器械の呼び掛け
...天に引き上げて貰いたい者は上空を飛ぶ大型母船に乗りなさい.さあ,躊躇わず...汝等が知っている通り,取次の器械が誕生するのは何万年,何十万年に一度しかない.この時でなければ救われない.この機会を逃すではない....
日本を飛んでいた十兆艦より
...それはどれ一つも同じ光ではなし.様々な思いの様々な星の光が凡ゆるものを通して凡ゆる星々に行き渡り,反射し連射し連動して地球上に又他の天体に溢れる光というものは,本来は夫々の星のハンサ,ハンヨウの法則(?)にして様々に宇宙空間を飛び交う光が,恰も花が咲くように恰も花火が炸裂する様に宇宙空間を行き交うのであります.それらの光というものは心正しき者の光あれば光貧しき憂うる者の光もあり.それらは宇宙空間を飛び交いながら様々の星に影響を与えて行くのであります.そうして色々な光が宇宙空間をを飛び交うことによって宇宙の星々が均等に浄化され,宇宙の星々が均等に様々な凡ゆる光を受け乍ら進化向上して行く為に,これは宇宙の大神様のお仕組であります.正しき光は正しき光の所のみに留まる事あらず.悪しき光は悪しき光の所のみに留まる事あらず.それは留まって居たとすれば,それはもうそれで大変な世界が築き上げられてゆき,如何なる波動も受け入れず,悪は悪としてどんどん進化し,全は善としてどんどん進化して行くからであります....
...悪が栄えれば必ず正しき光が栄えるという事によって調和を保ち,それが一つに纏まって和合してそして段々と星の光が進化向上して行く,人間の魂が次第に進化向上して行くことを図られております....心正しき者は悪しき心も互いに折り合いながら一歩ずつ少しずつ進化向上して参りました.但し着物は己だけが正しいと優越感に浸っていてはならない....
...神の本来の目的は抹殺では御座いません.こうやって大いなる偉大なる光の中に悪しき光が吸収されていくことによって多くのものを改心させていく為であります.,,,
...多くの者が改心の為に地球上に集まって来る故に,それ故に宇宙空間の巨大なる悪はそれこそ器械を潰さねばと地球上の光を潰さねばと死に物狂いになって襲い掛かって来るでありましょう.地球上に善なる心が溢れるが故に地球上に悪なるものが集まって来るでしょう....
...洗心に努める者は如何なるものにも耐え忍ぶ力は与えられ,御光と御力はどんどんと流入されて行くでありましょう.これまでに流入されて参りました倍の速さで御光と御力が与えられて行くでありましょう.何故なら,今までのスピードではもう間に合わないからであります....
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*1:万年単位から見れば奪回である.
*2:城戸縁信氏のこと
成程,宇宙の法則とは実に旨く出来ている.やんわりとした言い方をすると,高級な霊は低級な霊をサポートし,低級な霊は高級な霊の足を引っ張る事で鍛えているのである.高低の霊魂が互いに及ぼし合って切磋琢磨して成長進化をして行くのだな.私は低級な霊に対して,「いつも妨害をしやがる」と軽蔑している.ところが,それは実は妨害ではなく,「鍛え」であると解釈すべきである.そうすれば私のいつもの癖の「イライラ」「セカセカ」が治るようである.
兎に角,以上の様に邪霊戦は荒々しい邪神・邪霊・地獄霊からの攻撃を受けつつかわしつつ,四次元の武器で攻めていくといったふうな荒々しいものが段々と止んでいくようである.しかし,「邪波」という悪しき波動が遠方の惑星から送って来るようになり,城戸縁信氏は強烈な睡魔に襲われて日常生活もままならない程に窶れてしまわれた訳である,それでも何とか持ち堪えて,ここから10年程の間縁信氏と宇宙学の方々は様々な策を練って地球の優良星界入りに向けて努力為された.
今回を以て邪霊戦を一旦終了とする.新たな戦いが始まった訳であるので,次回からはその様子を新シリーズとしてまた克明に記すこととする.
文献
1) 城戸縁信:宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.206,pp.13-18,(1990年3月号).