Youtuberエンドゥ氏はtwitterで#マッドフラッドとして日本全国に存在しているマッドフラッド物件を調査している.多くのマッドフラッド研究愛好家が挙ってこういった調査に参加している.

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 タルタリア帝国については以前このブログでも話題にした.

 

 

 鹿児島にもタルタリア帝国の遺産が多く存在していると考えられる.特に,鹿児島市内にある建物を見ると確かに古い時代のものが現存している.



  写真1 戦争直後の山形屋デパート


  写真2 2023年5月9日の山形屋デパート


  写真3 鹿児島県立博物館


  写真4 旧鹿児島県庁


  写真5 旧鹿児島銀行本店


  写真6 鹿児島市中央公民館

 

  写真7 鹿児島市役所

 

  写真8 鹿児島監獄門

 

特に,山形屋デパートは天文館の街並みにひと際目立つ雄々しい姿を見せている.嘗てはデパートではなく鹿児島の中心的な政治権力の拠点であったように感じる.
 抑々,タルタリア帝国というネーミングは何処から来ているか?窪田志一氏の著書「岩屋天狗と千年王国」によると,弥次郎こと岩屋梓梁が活躍していた室町時代に伊集院周辺で大規模な鉄砲生産の拠点が存在していたとある.そして,製鉄の工程では「たたら」が関連している.
 「たたら」の語源は先ず「たたら」という文字が『古事記』(712年)に「富登多々良伊須々岐比売命ほとたたらいすすきひめのみこと」,『日本書紀』(720年)では「姫蹈鞴五十鈴姫命ひめたたらいすずひめのみこと」と出てくるのが初見であるようである.「たたら」には「蹈鞴」と「鑪」2つの用法が認められる.「蹈鞴」は製鉄炉に風を送る鞴自体を指すもので平安時代の『倭名類聚抄わみょうるいじゅしょう』などに見られる.もう一つの「鑪」は近世の文書などに見られ鞴だけではなく製鉄場全体を指して用いられるようになった.また,たたらを「高殿」と記している例もあり,これは製鉄炉を覆った建物を指すものである.そして,現在では「たたら製鉄」のように製鉄技術全体を含むより広い意味で用いられるようになっている.

 


 「岩屋天狗と千年王国」には古事記や日本書紀の作者は弥次郎こと岩屋梓梁であると記されている.ということは,「たたら」には岩屋梓梁が大きく関わっているのである.
 一方,鹿児島の地名として伊集院の近くに鑪口(たたらぐち)(鹿児島県日置市東市来町伊作田)があるが,ここでたたら製鉄が行われていたのだろうか?岩屋梓梁は1520年ごろに新皇やその部下を数十人引き連れてロシア沿海州を探訪している.その際,「たたら」製鉄を伝えて新たな文化を興したのではないか?それが後のロシア北東部を中心としたタルタリア帝国の建国に大きく影響したと私は考えている.日露戦争で大活躍していた戦艦「薩摩」はタルタリア帝国の時代に伊集院で製造されたのではないか?
 以上,取り留めもなく様々なことを思い出す儘に述べた.調べれば調べるほど益々謎は深まる.

文献
窪田 志一:岩屋天狗と千年王国 下,岩屋梓梁顕彰会,(1987).