アナスタシアの驚異的な能力と知性については原著を読んでもらえれば分かる.前回はUFOの飛行原理について,その基本的な考え方が述べられた.

 

 

 今回はその続きである.

 自然界の中で気体を固体に変えるのは生きている微生物(である).一般的に全ての植物がそれを行っている.固体が出来上がるまでのスピードや固体の堅さは様々だけど.周りを見てもらえば分かると思う.植物は地中から水分をとり,大気から空気を吸って,これだけのものからあのがっしりと堅い体,即ち,木とかもっと堅いナッツの殻とか,或いは,桃の種のようなものを生み出す.目には見えない微生物が,見たところ空気だけを食べながら,この作業を途方もないスピードで行っている.
 こういう微生物がUFOのエンジンになっている.この微生物は機能の極限られた脳細胞のような働きをする.その唯一の機能とは推進運動(である).彼らは唯一つの機能を完璧に果たしながら,地球上に現在住んでいる人間の平均的思考スピードの約19分の1の速さで円盤を押して進ませる.彼らは円盤の上の部分の内側,二重になった壁の約3センチの隙間にいる.上と下の外壁の表面にはミクロの穴が無数にあいていて,この小さな穴から彼らは空気を吸い,それによって円盤の前方に真空状態を生み出す.すると,空気の流れが円盤に接触もしない裡に,凝固し始め,それが微生物達のいる所を通過すると球体になる.それからこの小さい球体は段々大きくなり,直径5ミリメートルぐらいになると,堅さを失って柔らかくなり,円盤の壁の隙間から滑り落ちて円盤の下の部分に降り,再び気体へと分解する.分解する前のこの物質は人間が食べることも出来る.(続き)


 このアナスタシアの説明にあるUFOの構造について私の想像だが,次の図のように描いてみた.


 

      アナスタシアが示したUFOの構造図

このような感じでいいだろうか.「真空状態」がちょっとよく分からないが,推進に大きく関与していることは確かである.

 やはり,自然の仕組みの中で重要な役割をもつ「植物」こそが注目ポイントなのだ.巷の偏屈科学者はUFOと聞けばその構造は重金属やカーボンファイバーによるものであるに違いないと高をくくっているが,全くそうではない.我々が常識としている科学の延長線上にはUFOなどの超高度技術は芽生えない.このことについては以前記した御神示で明確に示された.

 

 
 それにしても,その微生物とやらは一体何なのか?UFOを形作っている鉱物について以前話題にした.

 

 

どうやら,アナスタシアの言説は波動の法則の足立育朗氏と殆ど共通している.我々にはその存在が認識できないほどのナノ粒子よりももっと小さい極微の微生物の存在がUFOの飛行原理の鍵を握っているということである.UFOの飛行原理を知るには,現在上空を飛行してい旅客機に搭載されたジェットエンジンの仕組みを調べるのではなく,先ずは自分の周りにある大自然の様子をじっくりと観察することから始めなければならないのである.

文献
1) ウラジーミル・メグレ著:アナスタシア (響きわたるシベリア杉 シリーズ1),ナチュラルスピリット,(2012).