これまで幾つかの御神示でこの地球地上は宇宙の中の「牢獄」であるということが述べられて来た.

 

 

 

 

 

抑々,宇宙に存在する各惑星の中で我々と同じような知的生命体の人間が住む星は地球以外には殆ど無いと私は学校で教えられて来た.いきなり「牢獄」と言われても戸惑う読者もいるだろうが,如何なる理由でいつから惑星地球が刑務所になったのだろうか?御神示No.1の4には「汝等地球人類は,其の精神的向上の為に地球と申す宇宙間の牢獄に降ろされし者達なれば,文明の未発達なる星の社会に於いて修行為すが天則なり.」とある.御神示に書いてあることは真実であるというスタンスで考えるなら,学校教育では全くの嘘ばかりが教えられていることになる.即ち,宇宙に存在する各星々には多くの人間が住んでいるということである.という事は,この地球文明の権力集団が大衆を洗脳して地球人の措かれた真の立場に気付かせないようにしているということである.全く以て腹立たしい.しかも,足立育朗氏の「波動の法則」によると,どうやら我々が所属している太陽系の各惑星だけでなく,その衛星の幾つかにも我々と同じ人間が住んでいるらしいし,その文明はこの地球よりも遥かに高いレベルのものとされている.何故,NASAは真実を大衆に知らせないのだろうか?NASAの上層部の一部は地球が孤立した惑星文明ではないという事実を知っているに違いないが....
 このブログでは真実を躊躇なく伝えることとする.では,今回の御神示を次に記す.

   御神示No.39 牢獄に棲む地球人類 取次の神より

 汝等地球人類の歴史を繙きて*1見よ.何れの時代にても強者が弱者を踏み躙り*2しなり.また,戦争・闘争の歴史なりしなり.物質文明発達為したるなどと自負為す今日に於ても蹂躙,闘争の様相に変化は無きなり.斯く醜悪なる社会を作りし人類が,自らの誤りを知る事無く,自らが宇宙間に於て如何なる位置にあるやも知らず,眼前の欲望に駆られ自尊心・自負心,選民意識等の心を持ちて暮すなり.是大いなる心得違いなり.
 地球社会にて人を導くものの殆どが誤りなり.特に「人間神の子」等と称し,信徒に自尊心・自負心を植え付けし邪神の宗教発達し,日本に於ける邪神・邪霊の画策に力を与えし宗教有り.亦,仏教各宗に於ても然りなり.我が宗旨を信ぜざる者地獄に落ち,我が宗旨を信ずる者楽へ往く等,埒*3も無き事を宣布為して欲深き信者を惑わすなり.是,基督教もまた然りなり.洗礼を受けざりし者地獄に落ち,洗礼を受けし者天国に参ると申すなり.是等何れも霊波・念波の作用を押し隠し,人間の欲望を煽り,自尊心・自負心,選民思想等を与える誤れる教導なり.
 亦,地球社会にて地位,名誉,金銭を獲得為し世の成功者とされし者達も自尊心・自負心,自惚心等低級なる心を持ちて暮すなり.不良星界地球にては唯物思想に洗脳されし低級なる魂の者と,幾らか見えぬ存在の解る者達と有り.此の唯物思想は誤れる学校教育に拠りて作られ,見えぬ存在の解る者は宗教にて心を誑かされ*4,何れも醜悪なる社会を造る邪神・邪霊の画策に迷わされし哀れなる者達なり.
 地球人類は地球社会が何故是くなる戦争・闘争,蹂躙,虚業等の矛盾多き社会なるかを回想,思慮為して見よ.同時に自らの陋態*5を省みて見よ.此の時如何に我欲強く,自尊心・自負心,選民意識等が誤りの心なることを覚る*6ならん.
 度々申せし如く,地球人類の遠き先祖乃至今日生くる者も,太陽系内外の優良星界より我慾強き厄介者として地球地上に「洗心」を命ぜられて降ろされし者達なり.即ち地球は宇宙間の牢獄なり.優良星にては我慾強き厄介者達,社会の秩序を乱すが故に不良星界へ転生させるなり.不良星界の牢屋に閉じ込められし地球人類が自尊心・自負心,選民意識等持つは以ての外なり.
 此の自尊心・自負心,選民意識等は,己耳*7を偉いとし,他を顧みざる,他を尊重せざる,他を蔑み卑しむ等の低級極まりなき心なり.斯くの如き低級なる心を有する者多きが故に蹂躙,闘争,虚業等絶えざるなり.此の道理を地球人類は克く克く知らねばならぬなり.
   優良星界人は
   皆美しき心にて暮すなり
   皆夫々が他を尊重して暮らすなり
   夫々の仕事を感謝の心にて行うなり
   同朋への奉仕が生きる喜びなり
   己が幸福を神の恩寵として受け取り
   生きる喜びを語り
   神を称え
   神への賛歌を歌いて暮すなり

 昭和60年12月11日 未明   神 示


*1 ひもときて
*2 ふみにじり
*3 らち
*4 たぶらかされ
*5 ろうたい ⇒見苦しい態度やようす,醜態
*6 さとる
*7 おのれのみ

<解説> (Shinmoedake2011による)
・お前等(我々)は地球人類の歴史をちゃんと調べてみよ.
・何れの時代においても強者が弱者を踏みにじって来た.
・また,戦争・闘争の歴史であった.
・物質文明が発達して来ていると自負している今日現在においても,蹂躙や闘争の様相に変化は無い.
・このような醜悪な社会を作って来た人類が,自らの誤りを知る事も無く,自らが宇宙間において如何なる位置にあるのかも知らない.
・そして,眼前の欲望に駆られて自尊心・自負心,選民意識などの心を持って暮している.
・これは大きな心得違いである.
・地球社会で人を導くものの殆どが誤りである.
・特に,「人間神の子」等と称して,信徒に自尊心・自負心を植え付けている邪神の宗教が発達している.
・日本における邪神・邪霊の画策に力を与えている宗教が存在しているのである.
・また,仏教各宗においても同様である.
・「我が宗旨を信じない者は地獄に落ちて,我が宗旨を信じる者は極楽へ往く」等,ふざけた事を宣布して欲深い信者を惑わしている.
・これはキリスト教でもまた同様である.
・「洗礼を受けなかった者は地獄に落ちて,洗礼を受けた者は天国に参る」と言っている.
・これらは何れも霊波・念波の作用を押し隠して,人間の欲望を煽り,自尊心・自負心,選民思想等を与える誤った教導である.
・また,地球社会において地位,名誉,金銭を獲得し世の成功者とされている者達も自尊心・自負心,自惚心等の低級な心を持って暮している.
・不良星界の地球では唯物思想に洗脳された低級な魂の者と,幾らか見えない存在が解る者達とある.
・この唯物思想は誤った学校教育によって作られ,見えぬ存在の解る者は宗教で心をたぶらかされ,何れも醜悪な社会を造る邪神・邪霊の画策に迷わされている哀れな者達である.
・地球人類は地球社会が何故このような戦争・闘争,蹂躙,虚業等の矛盾が多い社会であるかを回想,思慮してみよ.
・同時に自らの見苦しい態度を反省してみよ.
・この時,如何に我欲が強く,自尊心・自負心,選民意識等が誤りの心であるかを自覚するだろう.
・度々述べてきたように,地球人類の遠い先祖や今日生きている者も,太陽系内外の優良星界から我慾が強い厄介者として地球地上に「洗心」を命ぜられて降ろされた者達である.
・即ち,地球は宇宙間の牢獄である.
・優良星では我慾が強い厄介者達は社会の秩序を乱す所為で不良星界へ転生させることになっている.
・不良星界の牢屋に閉じ込められた地球人類が自尊心・自負心,選民意識等を持つのは以ての外である.
・この自尊心・自負心,選民意識等は自分だけを偉いとして,他を顧みない,他を尊重しない,他を蔑み卑しむ等の極めて低級な心である.
・このような低級な心を有する者が多い所為で蹂躙,闘争,虚業等が絶えないのである.
・この道理を地球人類は確りと知らねばならないのである.
 
 「今日生くる者も」とあるが,現在地球地上に棲む人類のうち他星から移って来た者が極一部存在している.その人間は自分がどの星から弾かれて来たかを隠しているに違いない.ザ・コスモロジーの資料には昭和の時代に木星からUFOで移されて来た人が普通に地球人の中に溶け込んで生活しているということが述べられている.
 ところで,「牢獄」という表現は如何にも暗い狭い苦しい環境を想起する為,あまり好まれない筈だ.私も初めは上記御神示を読んだとき,この地球地上が牢獄であるなんて信じられないという心境であった.だが,よく考えてみると牢獄の割には太陽の光が燦燦と降り注ぎ,慈雨やら粉雪などの天候現象は何とも風情があり,日本人を麗しい四季が楽しませてくれている.時として,「ここは本当に牢獄か?」と思うこともある.神は我々のような不良人間にも大自然の美しさを静かに見せてくれているし,楽しませてくれる.

 

 

決して暗い狭い苦しい環境であるとは限らないではないか?兎に角,このような不良文明を曲がりなりにも維持させてくれている大神様に感謝である.そして,何時迄も愚かで幼稚な地球人の一人として私は心より神々様にお詫び申し上げたい.
 今回の御神示では,優良星界の先進文明に比べたら牢獄の如き地球の不良文明を,如何にして正しい道に導き進化させるかの重要なことが随所に述べられている.御文の最後の詩は優良星の雰囲気が漂って来て凄く良い.次回は愈々御神示「優良星界人の暮し」を記すこととする.

引用=城戸 縁信:牢獄に住む地球人,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.159,(1986).