愈々,今回がこの御神示No.1シリーズ最終回である.このシリーズは今回で6回目となる.これまでの5回を次に示す.

 

 

 

 

 

 

 故城戸縁信氏が受信した御神示はこの他にも多くあるが,この御神示が最も重要なことを多く述べてあるので,私が独断でNo.1とした次第である.では,早速読んでみよう.

 御神示No.1「物質文明先行の誤まり」(取次の神より) -最終回-

 度々申せし如く,汝等地球人類の先祖は過去三千年乃至五千年前に,宇宙間の優良星より洗心を命ぜられて地球地上に降ろされしなり.此の時汝等の先祖は,是を克く心に誓い,其の経緯を石に彫刻為して後世の為に残せしに有らずや.
 是くの如く宇宙間の牢獄に居て洗心を命ぜられし地球人類が,自ら洗心も為さずして快楽に浸り,感覚耳を満足する物質文明を謳歌し,是に浴するは最も天則に外れし不埒なる行為なり.是,恰も囚人が牢獄にて贅沢を為す如くなり.是,唯牢獄の規模の相違耳にて,其の道理微塵も違わざることを知るべきなり.
 故に今日の地球社会の昏迷は,自ら昏迷の原因すら掴めず,自ら破局の深淵に追い堕ちんと為すなり.地球人類は自らの反省を為さざりて,発達為したる文明の中に安住せんと為す限りに於て,地球文明社会の崩壊は免れざることを知るべきなり.
 此処に明かすなり.地球物質文明の発達に貢献度の高かりし者達の死後の有様は,波長の違和に依りて,其の貢献度に正比例して苦痛の激しきなるを.其の最たる者の名は地球歴史にて有名なるスウェーデンが生みし科学者,アルフェルド・ノーヴェルなり.亦,後に此の賞を受賞せし者達なり.
 扨て,先に申せし如く,低級なる物質文明が必然的に崩壊為す原因は,その物質文明の高度化が,其の星の物質波動自体の昇華に繋がらざる事と,其の人類の精神的向上を却って阻害為す事に有り.故に天譴と申しても,神が人類に対して処罰を科するには非ずして,其の人類自らが進化の法則を発見為さんとする努力の欠如に拠るものなる事を知るべきなり.
 畢竟,其の星に棲む全人類意識の昂揚が,其の星に齎らせし科学文明の高まりと常に同水準に措かれざれば,必然的に其の星全体の波動が調和の欠く処となり,自ら大破壊の招来せん則を理解為すべし.
   昭和55年2月6日未明   神 示


<解説>
・何度も言うように,我々地球人類の先祖は今から3000年から5000年前に優良星から洗心を命ぜられてUFOで地球に移動し,この地上に降ろされたのである.宇宙人というのは実は我々の遠い先祖の事である.
・その先祖の集団は洗心をしっかりと誓い,その経緯を石に彫刻して後世の為に残した.
・宇宙間の牢獄で洗心を命ぜられた地球人類が自身で洗心をせずして快楽に浸り,感覚だけを満足させる物質文明を謳歌した.
・しかし,これに安堵して生活することは最も天の定めに外れた不埒な行いである.
・それはまるで,囚人が牢獄で贅沢を貪るようなものである.ただ牢獄の規模が違うだけで,その道理は少しも違わないことを知らねばならない.
・したがって,今日の地球社会の昏迷の原因は自分の昏迷の原因すら分からず,自分を破局の淵に追い込み,そして地の底に堕ちようとしている我々自身の行いに起因する.何と愚かで哀れな姿か.
・地球人類は自分の反省をせずして発達して来た文明の中で安住しようとする限り,文明崩壊から逃れることは出来ないことを知らねばならない.

・ここで明言する.
・地球物質文明の発達に大いに貢献した科学技術者達の死後の世界での有様は,波長の違いによってその貢献度に正比例して激しい苦痛を味わっている.
・その際たる人物が歴史上有名なスウェーデン出身の科学者アルフェルド・ノーヴェルである.
・さらに,その後のノーベル賞獲得者達の多くも同様である.
・何度も述べる様に,低級な物質文明が必然的に崩壊する原因はその物質文明の高度化がその星の物質波動自体の昇華に繋がらないことと,その人類の精神的向上を却って阻害することにある.
・故に,天罰と言っても,神が人類に対して処罰を与えるのではなく,そこに棲む人類自らが進化の法則を発見しようと努力しないからであることを知らねばならない.ここで言う進化とは以前も述べたように超能力を発現させることである.
・結局,その星に住む全人類意識の昂揚がその星に齎らされる科学文明の高まりと常に同水準でなければ,必然的にその星全体の波動が調和を欠くことになり,自ら大破壊を招いてしまうという法則を理解すべきである.
・最後に「未明」とあるが,故城戸縁信氏がこの日の夜明け前にほんの1時間弱でこれほど膨大な量の御神示を受信されたそうである.自由帳にペンで殴り書きがしてあり,後程解読をして清書をするという段取りで毎回受信文を作成されていたようである.

 以上で御神示No.1が漸く終了した.この最終回で遂にこの世の科学者にとって最も重大なことが述べられた.なんと,ノーヴェル氏本人はおろか,これまでノーヴェル賞を受賞して来た科学者の多くが死後霊界で激しい苦痛を強いられているということである.地球の科学文明の発展に大きく貢献したにもかかわらず,霊界では逆に貢献の程度に正比例してより厳しい地獄に堕ちている.現世とは異なり,死後の霊界は洵に峻厳である.現在,ノーヴェル賞や他の賞を獲得しようと努力している世界中の科学者にこの事実を一刻も早く伝えねばなるまい.私がこのブログで訴えたいことの最上位はこの「ノーヴェル賞受賞者が地獄行き」という事実である.
 現在,唯物主義偏重科学を信奉している世の科学研究者諸君に告ぐ.一刻も早く今取り組んでいるその研究を止めよ.そして,唯ひたすら「洗心」に励めよ.

引用=城戸 縁信:物質文明先行の誤まり,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.90,(1980).