御神示は現在No.26まで来ている.取次の神様が多くの真理を説いて下さっている.取次の神については何れ詳細を示すが,我々地球に住む人類と古き時代から関係を持っていた方であることは確かである.地球人類を正しい道に導くべく日本人の代表者を選んで大神様の御言葉を取り次いで伝えて下さっているのである.
 では,今回の御神示を学んでみよう.

 御神示No.27 「四句御箴言」(しくごしんげん) 取次の神より

 過般に伝えし如く,宇宙一切大神の律動なり.波動の充満なり.爾*1,大神霊の創造たり.大神霊は無限の波動を発し,無限の大愛を発し,無限の叡智を発し,萬象を仕組み,萬象を育て給う.是の大神霊こそ宇宙創造の大神様と申せしなり.是くの如く宇宙一切大神様より発せられし波動が夫々の次元にて律動為し有る姿なり.是,無限次元より三次元に至るなり.
 一なる大神様より人間に心の自由性を広く与えられ有り.其の人間が一層進化為すに従いて,一層広き自由性が与えらるるなり.例えば,未開人類よりも汝ら不良人類の方が一層広き心の自由性を有し,更に優良人類は更に更に一層広き心の自由性を有するが如し.其の与えられたる心の自由性の範囲にてこれらの人間集団が自らの社会を大調和の理想郷とも為し,或いは戦争と破壊の社会を実現為すも可能なり.是全て其の星に棲む住民の想念に拠るなり.
 汝等の棲む物質世界は,大神様より発せられし波動が三次元に鈍化されたる波動の世界にして,此の物質波動を如何に活用為すかは,その人類に相応しき程度にて其の人類の心の自由性に有り.運命的にては非ざるなり.更に其の星に棲む住民の想念の総和が大調和の波動優り*2たれば其の星全体が大調和にて充たされて理想郷を実現せん.逆に其の星の住民の想念波動粗野にして低級なれば其の星に不調和が絶えざるなり.
 汝等地球人類に必要なる想念は,度々申せし如く大神様より命ぜられし「常の心」にて暮すことなり.亦「無の心」にて暮すことなり.
 更に加えて伝えるなり.爾,大神様より仰せ仕わりし*3四つの箴め*4の御言葉なり.惟の御言葉を厳守為すも「洗心」なり.これを理解為し難き者有らば躊躇わず縁信に質問せよ.

     四句御箴言


  与えられたことを感謝して受けよ
  与えられぬことを感謝して受けよ
  与えられたことを拒むこれ欲なり
  与えられぬことを欲するこれ欲なり

  昭和58年12月7日未明 神 示


*1 これ
*2 まさり
*3 つかわりし
*4 いましめ

<解説> (Shinmoedake2011による)
 今回の御言葉には宇宙創造の大神様の別称を「大神霊」と述べてある.大神様は我々とは異なる次元にいらっしゃるので物質的な存在ではなく「大きな霊魂」であるという意味合いであろう.
 抑々,宇宙創造神とはどういったお姿であるかについては以前述べた.

 

 

 また,この大宇宙の構成要素は如何なるものであるかについても述べた.

 

 

 そして,今回の御神示の御文で再び示された「洗心」についても以前述べた.

 

 

 今回の御文では4つの短い御言葉で我々人類に向けて教えを説いてある.「与えられたこと」というのが誰からのものか,或いは褒美か試練かにも依るが,兎に角,不平不満や疑い迷いを起こすことなく有難く受けよとのことである.土産や褒美が与えられたなら感謝は簡単に出来るが,試練や逆境が与えられたときに感謝して生活できるかが大問題である.この点についてはこの「宇宙の理」誌の中で縁信氏が詳しく述べてある.「与えられぬこと」に対しても同様である.
 我々は常に感情が先んじて平静心を忘れて暮らしてしまいがちである.この御文をしっかり読んで神に与えられたこの生を有意義に穏やかに享受満喫せねばなるまい.

引用=城戸 縁信:四句御箴言,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.135,(1984).