宇宙学とは「我々が住むこの宇宙とは一体何であるか」を御神示を通して学ぶことであると言える.「波動の法則」にも宇宙の真の仕組みが実に詳細に示されている.そして,宇宙の歴史についてはこれまで幾つか示して来た.
では,この広大な宇宙とは一体どのような要素によって構成されているのか?これに対する答えは,これまでこのブログで示して来た御神示では未だ説明されていなかった.今回はズバリそれに対する答えが示されている.では,早速共に学んでみよう.
大宇宙の構成 取次の神より
大宇宙は無限の発展と伴にあり.その展開に周期在り.此の周期,地球時間にて幾億年,幾千億年と其の祭主星の天命に拠りて異らん.斯の度は汝等が親星なる太陽の昇格に伴いて,太陽系全遊星の昇格にても有るが,取分け不良惑星なる地球の昇格は意義深きなり.
惟の斎に直り*1,自ら霊性を高めんと努力為す汝等に対し,過般に解きし事にても有らんが,更に一段と啓発を促さんが為,大宇宙の構成より説き明かし,宇宙間に於ける地球の位置を自覚為さしめ,加えて大宇宙一元の教えを説諭為さん.
大 神
宇宙一切大神の律動*2なり
波動の充満なり
爾,大神霊の創造たり
宇宙剖判*2は
久遠の往昔より
永劫の未来に向けし
「今」の連続のうちに在り
大神霊は
その「み」から四方八方に向けて
無限の波動を発し
無限の大愛を発し
無限の叡智を発し
萬象を仕組み
萬象を生み
萬象を育て給う
それは無限次元より
三次元に至る
大神霊はこの一切現象の根源にして
この一切現象の主宰統一者たり
爾,宇宙創造の大神様と仰げり
神 々
神々は,この広大無辺なる大宇宙の七次元と共に在り.七は完成を意味するも,次元の根源にては非ず,顕れ*4の完成なり.神々は大神様の子にして,久遠の往古に全き進化を遂げ,大宇宙の一元なる真理と尊厳のうちに有りて,陰陽の二性が一体化為し,大宇宙間の守護進化を司る永劫不変の尊体なり.
聖 霊
諸聖霊は,其の島宇宙の進展以前の,往昔幾千億年より凡ゆる*5進化を続け,宇宙の一元なる真理に到達し,陰陽の別と,僅かなる個性を残し,主に大々祭主星に住し,其の島宇宙*6の守護進化を司る六次元の尊体なり.
高級霊
島宇宙の系の大祭主星に位置する高級霊は,幾十億年から幾百億年の進化を続け,宇宙の一元なる真理に接合し,陰陽の別と僅かなる個性を有し,其の星や系の守護進化を司る五次元の尊体なり.
高級霊人
島宇宙の系の祭主星に位置する高級霊人は,幾億年から幾十億年の進化を続け,宇宙の真理に徹し,僅かなる個性を保ち,其の星や系の守護進化を司り,既に三次元体験の必要なきも,人類を導かんが為,稀に三次元へ転生為すこと有る五次元の霊人なり.
上級人霊
宇宙間の優良星界の霊界に位置する上級人霊は,幾千万年から幾億年の進化を続け,宇宙の真理に徹し,其の星や不良星の守護進化を司り,三次元優良星と転生して進化を続ける四次元上級霊界の人霊なり.
優良人類
宇宙間の優良星界に暮らす優良人類は,幾百万年から幾千万年の進化を続け,日常の真理に生くること忠実にして,三次元に在りながら天与の能力を発揮し,物質世界に大いに貢献し,四次元の上級霊界と輪廻転生為す人類なり.
霊界人
宇宙間の不良星の霊界に位置する霊界人は,幾十万年から幾百万年の進化の機会を与えられるも,真理を悟らんと為す者,為さざる者様々にして,夫々の悟りの程度に応ぜし環境を自ら選び,或いは自らが作りて住み,三次元地上での行状を深く反省すべく時間が与えられ,真理に生くる者は稀に三次元優良星へ転生する機会を与えられ,真理に生きざる者は三次元の不良星に転生する四次元霊界の人霊なり.
不良人類
宇宙間の不良星に住みたる不良人類は,幾十万年から幾百万年の進化の機会を与えらるるも,我欲と慢心強く,宇宙間の優良星界より肉身の儘,或いは霊魂として其の不良星に降ろされて改心の機会を与えられたる人類と,未開人類より進化為せし人類と有りて,何れも其の星の四次元霊界と輪廻転生為す三次元の人類なり.
未開人類
宇宙間の不良星に属する未開人類は,人類として幾百年から幾万年の進化の道程を歩みつつありて,未だ完全に理性の発達を見ず,不良人類と同じ星か,又は発生しても間もなき遊星に住み,三次元地上と四次元の単純なる霊界とを輪廻転生為す三次元の人類なり.(続く)
*1 このときにあたり
*2 りつどう 意味:一定の法則で動くこと.
*3 ほうはん 意味:天地などが分かれ開けること,開闢(かいびゃく).
*4 あらわれ
*5 あらゆる
*6 銀河のこと
<解説> (Shinmoedake2011による)
・「今の連続」とあるのは,宇宙が出来たのは最早一体どの時点で出来たのかというようなものではないということを意味している.
・「祭主星」というのは例えばこの太陽系であれば太陽のことである.太陽もこの天ノ川銀河の別の系にある祭主星の保護下にある.そして,数多の祭主星の大元締めは銀河の中心に位置し,聖霊が住んでいるとされる大々祭主星である.
・「一元」とあるのは,基本とするものが一つであることを意味する.即ち,地球上の哲学では万物が陰陽・男女・優劣・高低等と二つの性質で語られるが,聖霊の域に達すると宇宙が最早一元であることに気付くという意味である.
・地球人類は不良人類や未開人類に属している.その歴史については,以前,次の御神示で説明した.
今回の御神示にあるように,我々地球人類は大宇宙の構成要素の最も低い位置に存在している.現在,この地球文化で大学教授や政治家・社長経営者・個人投資家等という高い地位に居座っている人々は,実際のところは大宇宙の構成要素の最底辺に位置している集団の中で井の中の蛙の如く蠢いている状態であるというふうに認識を改めねばならない.
結局,この大宇宙の構成要素は土や水・鉱物・空気などだけではなく,我々のような人間と人間を遥か昔に卒業した霊魂や神々様によって構成されているということがこの御文で明らかとなった.「万物に神は宿る」とは将にこの御神示のことである.我々が宇宙を考えるときにイメージしている星々や銀河の画像は上記の神々様の意図されていることが三次元的に現れたものに過ぎないのである.ということは,地球の文化で主流科学者が唱えている宇宙科学とは,大宇宙の真の構成要素のほんのミクロな現象をその極狭い視野で論じられた実に幼稚な学問であると言える.宇宙物理学者や哲学者という如何にも偉そうにして大手を振って息巻いている学者先生方には,是非,この御神示を何度も読んで頂いて,そのお考えを直ちに改め,大神様の御教えの「洗心」に辿り着いて頂きたいものである.
引用=城戸 縁信:大宇宙の構成,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.96,(1981).