大阪都ってなに?


さきほどの1回目は、タイトルだけの限定公開でした。それで良かったのかどうか、ブログは初めてでよく分かりません。

まだいろいろ、うまく操作できないのですが、まずは関西の都市に関する最新の話題である大阪都問題から、ぼちぼちと・・・。


約1ヶ月後に、関西の今後にかなり影響を与えるだろう大阪市長選挙と大阪府知事選挙があります。

大阪都になるのは良いのか悪いのか、私にはまだよく分かりません。ただ、長所と短所がいくつかづつあるらしいことは、分かります。


まず、基礎自治体問題です。大阪市や堺市が分割されて特別区になるとしたら、自治の後退。大阪市や堺市の各区がいくつかまとまって特別区になるとしたら、少し前進。

大阪都には地方自治の前進か後退かといった論争もあったかもしれませんが、政令市でみるか市内各区からみるかで違うでしょう。

ちょっと大雑把な言い方かもしれませんが、次に考えたい問題に比べると、この問題はあまり大きな争点ではなさそうな感じがしますので、とりあえず先に行きます。


やはり、大阪府と大阪市・堺市等との権限を1人の首長とその行政組織が担うか、現状のように2人で担うかでしょう。


ここで比較されるのは、東京都。

東京都知事には、地域的にみれば2つの仕事があるかと思います。1つは、23の特別区の頂点に立つ役割り。もう1つは、区外の都内市町村の知事。

後者に比べ、前者の役割りには大きなものがあります。昭和戦前まで、東京市だった範囲と、ほぼ同じらしいです。


日本の首都は、いうまでもなくトウキョウです。

でもそれは、東京都全域を範囲とするわけではなく、東京23区を中心に、神奈川、埼玉、千葉などの一部も含む、人口3000万人以上に及ぶ、圧倒的な世界一の都市ということらしいです。

ロンドン、パリ、ベルリン、ソウルなどが、類似する都市でしょう。


首都とは別にある大都市に、ニューヨークや上海などがあります。政治的首都であるワシントンや北京に対して、経済的首都といえます。

もちろん、たとえばニューヨークには国連本部があったり、北京も中国北部の中心的経済都市だったり、細かくみていけば、いろいろあるでしょう。

800万都市のニューヨーク市が属するニューヨーク州の州都は、人口10万人ほどの都市らしいですね。びっくりです。州全体の人口は、ニューヨーク市の約2、5倍。


京都市は京都府の半分以上の人口だし、大阪市は大阪府の3分の1くらい。ただ、昼間人口とかでいえばは、もっと多いかと思います。神戸市は、兵庫県内に姫路市とかもあるので、やや少ないようです。

大阪府・市は、ニューヨーク州・市と、ちょっと似てますかね。


関西州という、道州制問題もありますね。

東京首都圏同様、大阪市の南隣の堺市だけでなく西隣の尼崎市や西宮市なども含んで大阪都市圏なんだろうし、そうなると大阪都ではどうかな、ということもでてくるのでしょうか。


道州制の是非論が、まずありますね。

その上で、もし道州制に向かうとすれば、大阪都とからそこに向かうのがいいのか。

それとも、関西の都府県のほかに大阪、京都、神戸、堺の政令市などの都市を含んだ協議会のようなところから道州制に向かうのがいいのか、といったことも考えないといけないのでしょうか。


それと、3番目は、橋下知事(元知事?)のスピード感あふれる手法を、良しとするか乱暴だとするか、という問題もありますね。これは難しいかな。

まずは、2番目の問題を中心に考えるのがいいのでしょうか。