歴史の勉強をするときに大事なのは
「なぜ」を考えることです。
縄文時代は、唯一、争いがなかった時代です。
それは、遺跡を発掘してみると
人間同士の戦いでなくなったと
思われる人骨が非常に少ないからです。
弥生時代になると、集落の周りには
塀が張り巡らされ見張りの物見やぐらが作られます。
では、「なぜ」弥生時代には
塀や物見やぐらが必要だったのでしょうか。
その当時、生きていた人々が
塀や物見やぐらを作ることで
直面していた問題を
どう考え、どう行動し解決していったのか。
そのことを考え、見つけるのが歴史の勉強です。
そこには、その時代に生きて悩んで解決していった
私たち先祖の知恵があります。
先祖の知恵を知ることが
今度は、私たちに託された現代の問題に
私たちがどう向き合い、どう対処していくかを
考えていく時の糸口になるのです。
歴史とは、『人間の知恵のリレー』です。
それは、過去から現在、そして未来へと続いていきます。
さあ、中1は歴史の勉強が始まります。
わくわくとした気持ちで
歴史の扉を開きましょう。