その情報、必要だろうか？
ここ半年、家に居てニュースをよく見るようになったが
解説者の情報、これは好き。
わずか２行に、名前と経歴。加えて「愛猫家」とかあったりして
ちょっと笑える。
しかし、マジもんの犯罪についてはどうか？
加害者は勿論
被害者の情報を、マスコミは事細かに報道する。
でも、その情報、必要？
被害者がいかに立派な人材であったか
どんなに将来を期待されていたか
それを報道して、
視聴者の、加害者に対する憎しみを増長させることに
何の意味があるのか？
先日の新幹線の殺傷事件、
加害者がいかに不気味で
被害者がいかに優秀で素晴らしい人物であったか
鮮やかと言える程、対比して報道していたが
いや
確かにそうだろう。
人を救った人だもの。
人の命を奪うクズだもの。
だけど
視聴者が知るべきは
そのような場に遭遇した時、する危険がある場合
どうような人物の挙動に注意すべきか？
遭遇してしまったらどう対処すべか？
いかに身を守るか（椅子の取り外し方とか）のシミュレーションであって
被害者の経歴がどんなに素晴らしかろうと
それを知りたいと思って覗くのは、単なる野次馬でしかない。
その下世話な好奇心を満たすのが、報道の役目だろうか？
特に
女性が殺された時や、女児が誘拐された時など
その報道の仕方に胸が痛む。
この子は、家族は、
これから、事件を忘れて普通に暮らしていけるだろうか？
ニュースはもはや、バラエティになりつつある。
連日報道の、和歌山の資産家死亡の事件にしたって
スタッフ・視聴者皆で、犯人捜しをするコナン君になってないか？
妻も家政婦も、これが安いドラマなら怪しいけど、
もし、自殺だったらどうするんだ？
「感動ポルノ」という言葉がある。
「二次被害」 ・・・要らぬ被害者情報を報道するのも
これに似たものではないか。
テレビを見始めた頃は、
「最近のニュース、面白ぇ～！」と思って噛り付いていたが
これからは
天気予報と、
週末のNHKニュースの のあさひちゃんと
マツコ・デラックスだけで良いや。
あ
あと歴史バラエティとホラー映画とアニメも！
・・・すみません、それなりに堪能してます。（笑）