痛みの根本原因に向き合う出張鍼灸・マッサージ師
お仕事で忙しく、体のケアをしづらい方
子育てや介護で外出時間の限られる方
様々な出張施術のニーズに対応してサポートします。
松本守
患者さんを施術している時に
よく聞く「骨密度の低下」
そこで前回は
骨粗しょう症の概要について
お話しました。
今回は３０代の女性でもなるケースと
対策についてお伝えします。
妊娠後骨粗しょう症
妊娠期に急に骨折して発覚する
骨粗しょう症
妊娠中、お腹にいる赤ちゃんの
骨を形成する為
大量のカルシウムが母親から
送られます。
更に出産後の授乳によっても
カルシウムが失われる為
骨粗しょう症を引き起こして
しまうのです。
そんな骨粗しょう症状態の時に
身重で動き回ったり
出産後赤ちゃんを抱っこしたり
する事で
もろくなった骨が
圧迫骨折をしてしまう事が
あるのです。
妊娠後骨粗しょう症の治療
妊娠後骨粗しょう症の場合
１か所折れている人は
栄養と運動指導で
骨密度は必ず上がる
しかし、いくつもの骨折があり
痛くて動けない状態の場合
骨を作る薬を使って
骨密度をまず上げる
場合があります。
Q.妊婦はみんな妊娠後骨粗しょう症になる？
骨粗しょう症で骨折をするというのは
件数としては多くはありません。
問題なのは妊娠前に骨密度を知っておく事
放射線を当てることになるので
妊娠中は骨密度を調べる事ができません。
過去の投稿のチェックリストに
当てはまった人や特に
《関連記事》
・過度にダイエットしていた女性
・痩せている女性
→妊娠の前に骨密度を測り対策を！
Q.背骨の圧迫骨折の治療は？
骨がこれ以上つぶれないように
コルセットで固定します。
Q.圧迫骨折の痛みがある時はどうする？
寝返りを打つ時や
起き上がる時には痛み止めだけでは
抑えられないので
骨がある程度しっかりしてくるまでは
無理せず安静に
骨が固まれば消えていく痛みではあります。
Q.骨粗しょう症対策の食事は
カルシウムをたくさん摂ればよい？
カルシウムだけでは不十分
ビタミンDなども必要
ビタミンD
1日の推奨摂取量
１５〜２０μg
きのこ
舞茸（１００ｇ） ４.９μg
乾燥キクラゲ（３ｇ） ３.９μg
干し椎茸（２個） ０.８μg
魚
鮭（１切れ） ２５.６μg
さんま（１尾） １５.７μg
サバ缶（１００ｇ） １１.０μg
食事でも骨粗しょう症対策！
魚ときのこを1日１回は食べる
しいたけ
茎のある方を上にして
日干しすると
ビタミンDが３０倍アップ！
ビタミンD
日光浴でも摂ることができる
紫外線を浴びると皮膚で合成される
冬の関東地方の場合
顔と手を出して20分間日光浴
→干し椎茸１２個分のビタミンD（５μg）
カルシウム
１日の推奨摂取量
７００〜８００mg
大豆製品
木綿とうふ（半丁） １４０mg
生揚げ（半丁） １４０mg
野菜
小松菜（１/４束） ８５mg
チンゲンサイ（１株） １００mg
乳製品
牛乳（コップ１杯） ２２０mg
アイスクリーム（１カップ） ２４５mg
ヨーグルト（１カップ） １２０mg
チーズ（１切れ） １６０mg
妊娠中はお薬に頼れない場合もあります
食事療法や紫外線を浴びることなど
ぜひ参考にしてください
～松本守 プロフィール～
鍼灸院や整骨院、整形外科で勤務し
西洋医学、東洋医学による治療を研鑽。
現在は企業や個人宅に赴き出張専門の
治療院を運営している。
プライベートではクロスバイク初心者の2児のパパ
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