RG ゴッドガンダム 素組みレビュー | @in's Hobby Room

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ガンプラ RG ゴッドガンダム 素組みレビュー

 

「RG ゴッドガンダム」

 

・・・ってぇことでついに登場しました「RG(リアルグレード) ゴッドガンダム」!!

正直ラインナップされることが意外ではありましたが、堂々の登場となりました。

当初6月発売予定だったのが延期して8月になりましたが些細な問題です。

いつもなら「~~工作中(簡易レビュー)」みたいにするところですが、今回は堂々と特別扱いします(笑)

 

まず見てくださいこのパッケージ。これまでのゴッドのプラモといえば大体ハイパーモードでゴッドフィンガーなり石破天驚拳を放つイラストが大半でしたが、ついにノーマルモードで、しかも腕組みで佇む姿となっているんです。これだけでも快挙のひとつだと思いますよ。

箱がハイパーモードじゃないのは覚えてる限りだとメカコレクションと旧BB戦士版以来ですかね?非プラモだとROBOT魂のパケがノーマルモードでしたが。

 

こちらはシール等も使用せずただ組み上げたままの状態です。

プロポーションは一部を除いて細すぎず太すぎず、設定画とアニメ作画のテイストを上手く昇華したようなスマートな形状。

ウイングガンダム系やダブルオー系のように大人しすぎるほどでもなく、かといって主張しすぎないほどに、しっかりRGならではの造形アレンジに落とし込んでいるように見えます。

 

今回はなんというか、ズバリあのハイレゾモデルの良いところは継ぎつつ、ダメなとこは徹底的に排除したような印象を受けました(笑)

直近で出たゴッドガンダムのキットということで、ハイレゾとの比較点が多くなります。

 

頭部はとても精悍な出来栄えで、このサイズにしてカメラセンサーやバルカンの色分けも完璧にできています。正面、横顔どれも良し。

顔つきはどことなく旧1/100を髣髴とします。あれはイケメンでしたからね。

ボディの腹筋モールドはさすがに継がれませんでしたが(笑)

 

メリハリの効いた造形や大きい肩アーマーが実に"らしさ"が出ていて良いです。

腕部カバーがかなり大振りなアレンジとなっています。ここはちょっと人を選びそう。

 

なお、「アドヴァンスドMSジョイント」は肩と手首フレームに使用されています。肩のジョイントが強度的にやや不安。

 

腰部、特にフロントアーマーはようやくイメージを崩さない長さのものとなってくれました。ちょっと厚みが強い気がしますが・・・。

脚はハイレゾモデルの冗談のような脚線もなくなり、自然な流れでかつ脚の長さも感じるようになっています。

ちゃんと膝頭の▽モールドを残してるのも偉い(笑)

 

羽根は設定画のバランスを保ちつつも長めの形状になっており、上下の白いパーツは2層構造で強度も上がっています。赤い方の付け根付近は注意が必要か。

惜しむらくは羽根の先端のグレー配色でツギハギ感が出てしまっている点。白く塗ってしまっても良いかも。

それとコアランダー下部に肉抜きが存在するのでここは埋めておきたいところ。

 

で、コアランダー分離状態も再現可能。

発売前の第1報を見た時点では特に情報がなく、可動ギミックなどを考慮すればオミットされても仕方がないか・・・と思ってましたがきちんと分離できました。

 

付属するリアリスティックデカール。

 

可動。

νやHi-νの可動域はこのための実験だったのかと思うくらい、抜群のアクション性となっています。

MGやハイレゾのような、「フレームがよく動く!」→装甲つけるとそうでもない・・・というオチもなく、きっちり"ゴッドガンダムの状態で"動いてくれます。

 

サイドスカートはリアスカートに接続するという方式になっています。

 

太腿裏がへこみ、膝も沈み込むことで人体のような自然な流れを持ちつつ、立ち膝ポーズなども決まるようになっています。

なお、太腿の付け根にはハイレゾでもあった引き出しジョイントが派生して採用されており、脚を揃えて畳むポージングも難なく可能に。

 

バーニアは独立して可動。

さらにロボ魂やハイレゾでも採用されたように、RGでも羽根の基部に可動できるようになっており、後方へスイングしなびくような動きを可能にしています。

 

お尻のカバーをスライドさせると台座用のダボ穴が露出します。

 

交換用ハンド。手刀は付け根で動かすことができます。

 

ふくらはぎのカバー展開、スラスター露出もきちんと再現されています。

展開と連動して内部のスラスターが引き出されます。

 

マシンキャノンのカバーも展開、さすがに砲身がせり出すギミックはオミット。

もちろんゴッドスラッシュも付属。

 

さてハイパーモード。

 

胸部カバーはハイレゾ同様の構造で顔が隠れず、かつ収まりよく展開。

ただし開き方にクセがあるというか、ちょっとスムーズにやりづらいと思います。

内部のマルチプライヤーの色分けもアニメ通りに再現(中央のクリアーパーツはまだはめ込んでいません)。

ハイレゾモデルの時は完成品フレームで塗装済みの箇所でしたが、"色分けランナーで再現"となるとゴッドガンダムのプラモデル史上初の快挙だと思います。

 

肩の白い部分が展開。

シャイニングガンダムのギミックの発展のようで面白いです。中のモールドもそれっぽいので、金に塗ってみても良いかもしれないですね。

 

日輪パーツは3層構造で再現、重なることでグラデーションを表現されています。

3層揃った際もかなり大きく広がり、迫力は充分。

日輪取り付けの状態でもある程度羽根を後方へ動かすことができます。

取り付けのためにはクリアー成形のアームを使用しますが、これはしょうがないかと思います。羽根に穴開けられるよりは遥かにマシですからね。

 

爆熱ゴッドフィンガーはクリアー成形ではなくメタリック色の成型となっています。

設定通りに指を二股に開いた形状(右手のみ)のものと、バッと開いた造形(両手分)の2タイプあり。

ただし二股に開いているのは前述の通り右手のみの付属となっています。これはちょっと賛否ありそう。

 

腕部カバーはハイレゾと異なりしっかりまっすぐ展開。逆にハイレゾから継いで良い点としてクローや指のカバー部に基部が可動、ある程度指の形に覆うことができます。

これらのギミックを仕込んだゆえに大型化してしまったんでしょうかね。

なおクロー内側は残念ながら肉抜きありです。

 

サイズの近しいROBOT魂と比較・・・ですがRGの方が一回り小さいのがわかります。

 

さらに先日製作したHGルブリスやセカンドVと。

ゴッドのサイズが完全な縮尺ではないにせよ、極力大きさを抑えてあることが伺えます。

 

以下、ポーズ集。

 

その可動域とギミックにより、オープニング映像のような腕組みポーズもバッチリ決まるようにかなり頑張っています。

差し替えパーツも無しにここまでできるようになったのは立派ですね。MGでの経験が活きてる感じがします。

 

羽根基部の可動により羽根を内側へ畳むことができ、劇中作画のようにシュッとした佇まいにすることができます。

 

腰もかなり深くまで落とすことが可能。

 

とりあえずやってみたくなるコレ。

 

ロボ魂やハイレゾをも凌駕する羽根基部の可動機構のおかげで、疑似的にとはいえ作中っぽい展開シーケンスができるのが最高です。

 

『ゴッドガンダムの立体物が欲しい、何を買ったら良い?』という相談を受けたら「探してでも旧キットかROBOT魂を買え!」と人に教え続けてきた私ですが、今回ついに情報が更新されました(笑)

 

 

以上、RGゴッドガンダムでした!

 

嬉しい商品化だけでなく期待以上の出来栄えで、個人的にはゴッドガンダムのプラモデルにようやく、当時品(旧キット)以来の決定版が来たと言っても過言ではありません。

 

私も昔と違ってゴッドガンダムにアレンジを施す自体を否定するわけではなく、イメージを崩さずキャラクター性をしっかり出せていれば全然アリと思えます。

しかしゴッドガンダムをアレンジするというのは相当なセンスが必要になると思います。私に限らず理想のイメージ像を描く人も多い機体なので・・・

以前出たMGやHGFC、さらにハイレゾには正直それらが無かった(まぁ個人的にですが)。

 

で、今回はそこがバッチリ良い方向に決まっていました。ある意味ハイレゾが無ければこう仕上がってなかったのかもしれませんね(笑)

惜しいのは胸部の開きにくさと、ゴッドフィンガーの設定通りの形の方が右手しか付かないことですね。

 

ここまで良い物を出されたのであとは本当に気になる部分だけ手を加えてやるだけで良さそうです。

さらにオプションパーツセットも販売されます。遊びつくしたいですよね。

 

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