HiRM ゴッドガンダム 簡易レビュー | @in's Hobby Room

@in's Hobby Room

(アインズ ホビー ルーム)
気ままにプラモ作ったり玩具をレビューしたりゲームも楽しむブログ。
デスクトップサイト表示を推奨。

もう技とかいらなそう。

ガンプラ ハイレゾリューションモデル 1/100 ゴッドガンダム 簡易レビュー

 

ハイレゾリューションモデル 1/100 ゴッドガンダム

 

「機動武闘伝Gガンダム」主人公機のゴッドガンダムが「ハイレゾリューションモデル」シリーズで登場。

シリーズ特有のダイキャスト使用の塗装完成済みフレームに外装を被せて組み上げます。

 

詳細なレビューは他所を見てもらうとして(笑)、気になった箇所をあげてきます。

 

ご尊顔。

色分けは完璧で、これまでの鬼門だったバルカンもこの通り。目も完成済みフレームの段階で塗装が施されています。

カトキ顔のような面長でなおかつふくれっ面というかなんというか・・・どう加工していけば良いやら。


ハイレゾシリーズではお馴染みのクセのあるマッシブなプロポーション。

腹筋あります腹筋。

 

MGあたりから続くフロントスカートを短くするアレンジ。大嫌いです。

 

リアスカートをそのまま持ってきた方が好きなバランスしてます。

 

このキットで特に目を覆いたくなるのがふくらはぎの形状。

いわゆる「ダム」部分ですね。この野太すぎるスタイル。かなりキツイです。

 

後述する日論パーツの取り付けのために、冗談みたいなデザイン破綻の丸状パーツが存在してしまっています。(赤い羽根)

このサイズと昨今の技術なら四角型のパーツでなんとかなったろと思わざるを得ません。せめて赤で成型してくれれば・・・

 

しかも説明書の指定だと通常時はフタすらしない、穴あき状態でいろと言ってます。

 

マシンキャノンのカバーは展開しますが設定のようにせり出すギミックは省略されています。

 

手は親指のみ可動し、あとは差し替える方式。

 

胸部はブロックごと前方へ引き出せます。

 

腕組みポーズ。

まぁまぁ自然にできてはいます。MGキットが出た当時から「中央をへこませるより左右の胸部ブロックを可動させればよかったんでは・・・」と思ってましたがついに実現しました。

・・・ところが今度はその野太すぎる腕のアレンジの所為で干渉してしまうという本末転倒なアホアレンジ。

 

股関節は大胆すぎる可動機構が盛り込まれ、ポージングの幅を広げています。

 

ハイパーモード。

 

胸部カバーは2段階構造が採用されており、展開した時のデザインの崩れや顔が見えにくくなる弱点を克服しています。

さらに胸部マルチプライヤーの緑色がついに再現されました。(ただし完成済みフレーム状態。)

ゴッドガンダムのプラモデルにおいて知っている中では初の再現ですね。

キットだと中央部はジュエルシールを使用し、キングオブハートの紋章も浮かんでいます。※写真では未使用。

 

羽根は相変わらず3点可動式なので劇中のように「3枚同時に跳ね上がって展開する」動きは再現できません。

そして1パーツ成型なので強度の不安は残ります。

 

ゴッドガンダムのプラモデルでは初めての付属となる日輪。ホログラム処理が追加されています。

 

ちょっとニクイ演出として肩パーツが展開しマルチプライヤー(?)が露出するようになっています。

旧BB戦士を知っている人なら嬉しいポイント。

 

ほかに何故かフロントスカートも展開します。

当時から言われていた、「シャイニングガンダムに比べて変形箇所が少ない」という意見に配慮してのことでしょうか?

 

Gナックル(腕のカバー)がまっすぐ展開して指をしっかり覆えないという致命的な欠陥構造。

ただし指を覆う部分と爪が独立可動できるようになっています。

ゴッドフィンガーのパーツにして際立ちますが、掌の大きさに対して指が細すぎるんですね;

 

以下、適当にポーズ。

第1印象は「ゴッドガンダム(ひいてはGガンダムという作品)を知らん人がアレンジしたのかな」という感じ。

言いたいことやりたいことはわかるが、「アニメ劇中のゴッドガンダム」を見た人ほどまったくイメージと異なるデザインになってしまっているような気がします。

 

まぁでも「超級!」版(漫画版)デザインの延長と言われれば理解できなくもないような・・・

もうゴッドフィンガーとかいらんやん・・・素手で倒せるやん・・・と思ってしまいます(笑)

 

 


今年9月に行われた「全日本模型ホビーショー」でのガンプラブースで、解説役のお兄さんが「シャイニングフィンガー用にクリアーオレンジの手も付いてます~」とか解説してたときはそのまま上がってしばき倒してやろうかと思いましたが、すぐ隣では「マジンカイザーZのプラモデルです!」とか言ってたりして、雇うならせめてもう少し勉強させて来いや、と思いましたね(苦)

 

フィールド発生装置の羽根は「反り」の動きもでき、腕に干渉しないよう設計されています。

 

 

以上、ハイレゾゴッドガンダムでした!

 

手に取れば思ったより悪くない。最初期に出たサンプル画像が悪すぎたのかもしれません。

ただし気になる点を探すとキリがないという印象でした。

 

確かに可動性は高いが装甲を全て付けると足首の接地性が悪いなとかポロリしやすい白化しやすいなどなど・・・

これまでのゴッドガンダムのプラモデルにおける弱点・不満点をある程度克服したものの、新たな弱点が現れたというか(笑)

 

「この時代にまだゴッドガンダムの新規キットが出る」という点は喜べますが。あと誉めるとすればゴッドガンダムのプラモデルにおいて初めて胸部マルチプライヤーの緑色が再現されたことでしょうか^^;

 

値段がウン倍も違うとはいえ、MGキット買うならこっちの方がまだ満足度は高いかと思います。

 

うーん、しかしこれならアニメのスタイリングにこだわったMGのVer.2.0あたりにしてほしかったところ。

無論あくまで私の個人的意見に過ぎませんが・・・

 

まずは「いつもの仕上げ」で完成させます。

・・・カンの良い方は気づいたと思いますが2体買ってます(爆)

 

■商品