15年目の亡霊・・・
ROBOT魂 ガンダムダブルエックス レビュー
「ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムダブルエックス 」
「機動新世紀ガンダムX」より、主人公ガロード・ランの駆る後半主役機、ガンダムダブルエックスになります。DXといえばつい最近もご紹介しましたが (苦)、今回はガンプラではなくロボット魂版でのご紹介になります。
劇中では新連邦(敵側)により建造された機体で、かつてジャミル・ニートが搭乗していたタイプのGX-9900ガンダムエックスをベースにしている。 ベースといっても機体そのものは別個で製作されており、フラッシュシステム関連を移植している。
そのため当初は敵側の機体としてサテライトキャノンの砲口をジャミルらに向けていたが、カットク・アルザミールらの手助けもありガロードによって奪取され、以降彼の機体となり、フリーデン所属となる。
ガンダムエックスと同じく起動させるためにはGコンが必要となる。 新連邦の指揮官・アイムザットがイカしたデザインのGコンを用意していたが結局使われず、ガロードが所持しているGコンによって起動した。
発売は7月なのでやはり遅くのレビューとなってしまいました;
とはいえロボ魂でもリリースされ、HGキットも発売され・・・波に乗ってますねぇ。
劇中のような骨太なプロポーションがとても造形にマッチしててカッコイイです。
DXといえば頭部のアンテナとヒゲのような頬の飾りで「X」の文字を描いていたり、背面リフレクターと下に伸びたサテライトキャノン、リフレクター展開時など、様々な箇所にXの記号が埋め込まれているデザイン的にも面白い機体です。
ガンダムWシリーズなどと同じく白いボディ部分には部分的にライトグレーが配置されています。HGキット塗装時もこれを参考にしてました。
胸部内のメカニカルモールドも実にかっこよく、やはりこれもキット製作時に参考にしましたw
顔の出来なんかはロボ魂シリーズ屈指のクォリティではないでしょうか。 リアアーマーなどには魂ウェブ限定で発売されるGファルコンとの接続用と思われるジョイント穴が確認できます。
武装類。
ディフェンスプレートがシールドらしい造形になってます。 ちなみにこのDX専用バスターライフル及びディフェンスプレートはDX本来の装備ではなく、フリーデンのチーフメカニック、キッド・サルサミルによって開発された非正規の武装なのであります。 よくホイホイ壊されますがそのたびにキッチリ作り直すキッドのメカニック腕が謎。
付属品。
可動。
このデザイン、プロポーションにしてかなりの可動域を有します。HGキット以上かと。加えて剛性もそれなりにあるのでガンプラよりもガンガン動かしやすいのは良いですね。
手首のジョイントは大き目のハンドパーツに合わせて従来のものとは異なる規格になっています。フィギュアーツの仕組みに近いかな? 胸部は引き出し可能。
ハイパービームソードへは専用のグリップを用意して再現されます。本体にマウントされている状態の小さ目に造形されたグリップにはビーム刃は取り付けできないようでした。
そしてロボ魂ならではのアレンジとして、そのビーム刃が「X」字状にのびていることが確認できます。ソードに見えるかちょっと怪しいですが(笑)
「ダブルエックス!出るぜぇっ!!」
「やっと慣れてきたぜ・・・!今度はさっきのようにはいかないぞ!」
短時間の戦闘で宇宙戦闘までこなすようになったオールドタイプさん。
「ティファに手を出すなぁぁぁーーー!!」
装甲の堅さでも定評のあるDX。
プラモとは異なり、ツインサテライトキャノン発射形態へはパーツの差し替えにより再現可能になっています。
リフレクターとサテライトキャノンの砲身は設定どおり展開可能。
こちらがツインサテライトキャノン発射形態。
リフレクターはロボ魂独特のアレンジされたモールド。エッチングパーツのよう。そして金の塗装はピッカピカではなくツヤを抑えたマットな仕上がりに。
腕・脚のラジエータープレートはクリアー製。大きく造形されており、差し替えならではの魅力があります。
サテライトキャノンの砲口も六角形にアレンジ。
ボールジョイント接続により大きくハの字に開けるようになっています。
「ガロード、サテライトキャノンを!?」
このドッシリとした感じがたまらない。
もちろんライフルとプレートを装備したままでも再現可能。
適当なビームサーベル刃を使えばガイドレーザー受信っぽく(笑)
「やらせるもんかぁぁぁぁっ!!!」
「えええい何をしているッ!敵はライフルすら持っていないのだぞ!?アシュタロンとヴァサーゴはなぜ出ない!?シャギアとオルバはどこへ行った!?」
バリエントなんていないのでエアリーズで代用。
「けど、ガロードだけを戦わせるわけにはいかねえだろ!!」
「そーでもないみたいよー? なぁんかもう、決着つきそうな感じだもん。」
「ガロード、サテライトキャノン1発で勝負決めちゃったんだ・・・」
「それも、戦いもせずにな・・・」
低出力(確か3割程度)でも島ひとつ消し去るほどの威力を持つ。
「月が見えた!」
実はガンダムエックス(GX-9900の方)では3発しか撃たなかったサテライトキャノンですがDXに乗ってからはわりと撃つことが多かったですね。(それでもガロードは躊躇っていたし、人的被害が出ないように調整などはしてましたが)
「過ちは繰り返させない・・・!」
「させるかぁぁぁぁぁ!!」
最終決戦での撃ちあいはやはり名シーン。こうなってくるとあの兄弟のガンダムも欲しいですよねー。
ちなみにHGキット版とのリフレクターの比較。
ロボ魂のアレンジも良いのですが、やはりプラモでお馴染みのボツボツの(って書くと嫌だなw)モールドの方がなじみ深いですねぇ。
前作主役機のウイングゼロ と。
ええいゴッドは、ゴッドガンダムはまだか!?
以上、ロボ魂ダブルエックスでした!
ガンプラとはまた異なったアプローチで、たくましいプロポーションや各所にみられる独特なアレンジがまたたまらなくカッコイイ。
差し替えならではの大きく造形されたラジエータープレートではHGキットでは叶わなかったクリアー素材が使用され、砲身を大きく広げることも含めてかなりハッタリのきいたポージングが可能なのが素晴らしい。
またアクションフィギュアとしても優秀な可動域で、わりかし接近戦が多かった本機体には見事マッチしています。
1月には本商品とドッキング可能なGファルコンが発送されるので期待は高まります。
今年11月にはHGガンダムX魔王、1月には前述したGファルコン及びMGガンダムXのリリースが決定となっており、さらに某所ではロボ魂エアマスターバーストの試作が登場しているようで、これもぜひ商品化に向けて動き出してほしいところ。
ガンダムXシリーズはガンプラでも、ロボ魂でもかつてない勢いがついてきてますね。